茨城空港 (百里飛行場) 更なる活用に向けた主な課題 |
茨城空港 (百里飛行場) とは茨城空港(百里飛行場)は、茨城県のほぼ中央に位置し、2,700m級の滑走路を2本有する飛行場で、従前は、自衛隊のみが使用する飛行場だったが、2010年3月11日に民航機の就航が開始され、平成25年には、国内線4路線(新千歳、神戸、那覇(神戸経由)、米子(神戸経由)、国際線1路線(浦東)が就航し、年間旅客者数は約39 万人(国際・国内合計)となり、また、2014年4月18日より、新たに2 路線(中部、福岡)が就航しました 茨城空港(百里飛行場)の更なる活用に向けては、地上アクセスや空港機能の強化等の課題について引き続き検討が必要ですが、仮に茨城空港(百里飛行場)の更なる活用が実現すると、北関東地域の一定の航空需要を分担することが可能であると考えられます
「 報道発表資料:首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間取りまとめについて 国土交通省 平成26年7月8日 」 より 茨城空港 (百里飛行場) 更なる活用に向けた主な課題空港機能の強化茨城空港(百里飛行場)を民航機が使用するに当たっては、自衛隊の運用に支障が生じないよう防衛省側との調整が行われてきており、国際線の乗り入れ等更なる活用に向けては、関係者との運用に関する協議・調整、および、駐機場の拡張等、空港機能強化の検討が必要である 地上アクセスの整備茨城空港(百里飛行場)は東京都心から約80km の位置にあり、東京駅からの直行バスによるアクセス時間は、約100 分である。主要な鉄道駅からの高速バスによるアクセス時間は、JR 水戸駅からは40 分、JR 石岡駅からは35 分、JR勝田駅からは65 分、TX つくば駅からは60 分である。 このように、首都圏に位置する空港としては、公共交通機関による空港アクセスが脆弱であることから、百里飛行場が、羽田空港や成田空港を補完し北関東地域の一定の航空需要を分担するためには、地上アクセスの改善が課題である 茨城空港 (百里飛行場) 茨城空港-台北 新規LCC就航 2016年3月15日茨城空港(茨城県小美玉市)で、2016年3月15日、台湾の格安航空会社(LCC) Vエアが新規就航、空港内で行われたセレモニーなどでは群馬県の観光PRも行われました 茨城-台北間を結ぶ初めての国際定期便で、第一便に乗って到着したエレニー・ロン最高経営責任者(CEO)は、「低価格の運賃で、より多くの台湾人を連れて来たい」とあいさつ、到着ロビーでは、群馬県の観光おもてなし隊が歓迎グッズを配布、水戸の梅大使、栃木県の観光PRキャラバンとともに、北関東三県が連携して観光スポットなどをアピールしました 茨城空港 (百里飛行場) 物流機能強化 倉庫新設 収容力 2倍 2016年5月22日茨城空港(茨城県小美玉市)の旅客ターミナルビルを運営する茨城県開発公社は、茨城空港に就航する国際定期便の増便に伴い輸入貨物が大幅に増えた為、空港内に従来の約 2倍の貨物を収容できる新たな輸入貨物用の保管施設、倉庫を整備、2016年5月中にも利用が始まります 航空貨物について、茨城県では、旅客便の胴体底部のスペースに貨物を積んで輸送する「ベリー輸送」を導入、国際定期便の春秋航空で 2012年5月から始まり、衣料品や雑貨を中心に、貨物量は、2012年度 24トン、2013年度 9トンと少量輸送にとどまっていましたが、当初週 3往復だった春秋航空の上海便が、週 8往復まで増えてから以降、輸入貨物も大幅に増加、2014年度は約 74トンと、前年度比で 8倍以上に急増、2015年度は 300トン超にまで跳ね上がりました これまではターミナルビル 1階にある遺失物保管所を輸入貨物の一時保管場所として使用してきましたが、貨物量増加で収容能力を超えたため、専用施設の設置が必要と判断、新保管施設は、ビル南側の隣接地に、鉄骨造りでテント式の倉庫約 80平方メートルを新設 収容能力は従来の倍近い約 4トン、外国貨物の積み下ろし、運搬、蔵置を行うことができる保税蔵置所として、物流業者が成田空港などに搬送するまでの一時保管場所として利用されます |
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