JR 嵯峨野線 (山陰本線) 京都鉄道博物館 隣接 新駅設置 2019年春 |
JR 嵯峨野線 (山陰本線) 京都鉄道博物館 隣接 新駅設置 2019年春JR西日本(西日本旅客鉄道)と京都市は、2015年2月、JR 嵯峨野線 (山陰本線)京都-丹波口間に新駅を設置する事業について基本合意、2016年春にオープンした京都鉄道博物館の北側に、2019年春、JR 嵯峨野線 (山陰本線)の新駅が開業する予定となりました JR 嵯峨野線 新駅は、JR 嵯峨野線の高架線路と七条通が交差する 「七条通架道橋」 付近 (京都駅から1.7km、丹波口駅から0.8km)、JR 嵯峨野線と東海道本線との間にあった両線の短絡線とJR 嵯峨野線が合流する部分(かつての3つの線路で結ばれた三角地帯の頂点部分)に設置され、ホームは相対式 2面2線、業費は 49億円、うち JR西日本が 19億円、京都市が 15億円、国が 15億円を負担します この三角地帯の中心部には、2016年春オープンした京都鉄道博物館が、その西には京都貨物駅があり、新駅は、京都鉄道博物館や梅小路公園、京都水族館、京都市中央卸売市場第一市場などの最寄り駅となります 京都-丹波口間にできる新駅の位置図 (資料:京都市・JR西日本)
新駅予定地を含む JR 嵯峨野線 京都-丹波口間は、1976年に高架化、2009年に複線化されており、今回の新駅は、七条通との交差ポイントの高架部分に、相対式ホーム 2面と旅客上屋、高架下に駅舎を置き、地上と高架ホームの間を、2基のエレベーター、4基のエスカレーターなどで結ぶ予定で、2016年に着工、2019年春の開業を目指しています 京都市などによれば、新駅は、京都鉄道博物館側に向いた改札口ができるイメージで、ホームの西側に七条通りを跨ぐ歩道橋を設置、2016年に廃止した貨物線(東海道線支線「梅小路高架橋」)の高架を流用する可能性もあるということです 新駅予定地に立ち、七条通から高架線路を見上げると、単線の東海道線支線「梅小路高架橋」と、複線の山陰線「七条高架橋」の軌道が見え、両者は、七条通のすぐ北側で合流しています 西側からJR 嵯峨野線に接するJR 東海道線支線は、JR西日本が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者として、貨物輸送などを担ってきましたが、貨物列車の行き来もなくなり、「将来的に営業線として活用する予定がない」「新駅設置に支障をきたす」などの理由で、梅小路-丹波口間 2.3kmの廃止を国に届け出ています
七条通と山陰線が交差するポイントに新駅設置を要望したのは、梅小路公園周辺の6商店街(嶋原商店街、七条センター商店街、七条千本繁栄会、七条中央サービス会、西七繁栄会、七西甲子会)で構成された梅小路活性化委員会や、京都商工会議所、大内学区自治連合会、七条学区自治連合会などで、京都市とJR西日本が共同で新駅設置を検討し、合意に至りましたが、「自治体などからの請願駅ではない」(京都市)ということです 京都市は、2015年3月、JR 嵯峨野線の丹波口駅と新駅予定地の間の線路脇にある京都市中央卸売市場第一市場について、再整備に関する基本計画を策定、市場施設の高機能化、効率化、高層化などに加え、「京都 ・ 日本の食文化の魅力を発信する機能の創出」などの方向性が示されています 京都市では、新駅予定地のすぐ西にある、京都市中央卸売市場第一市場水産事務所棟を取り壊し、七条通沿いの捻出した土地を「賑わいゾーン」とし、総事業費は 600億円、現状よりもコンパクトな施設を目指して改修工事を行うする計画で、この水産棟の改修完了予定時期を、新駅開業と同じく 2019年度としています 京都市は、この「賑わいゾーン」と、JR新駅、鉄道博物館、京都水族館、朱雀ゆめひろば、商店街等、他の地域資源と連携し、民間事業者のノウハウを活用しながら新たなにぎわいを創出します
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