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北海道上砂川町 男性(28) 男性(28) 一家 4人ひき殺し 1人重体


北海道上砂川町 男性(28) 男性(28) 一家 4人ひき殺し 1人重体 2015年6月6日



北海道砂川市で、2015年6月6日、RV車(レジャー用多目的車)と軽ワゴン車が衝突、永桶(ながおけ)弘一さん(事故当時 44)(朝日新聞販売所従業員)ら親子4人が死亡、1人が重体となった事故で、道警砂川署は、2015年6月12日、RV車を運転していた谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)(北海道上砂川町)(建設業土木作業員)を、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で、幼なじみの暴走仲間 男性(事故当時 26)(解体作業員)を道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕、2015年6月30日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)で再逮捕しました



谷越(たにこし)隆司(28)(北海道上砂川町)(建設業土木作業員) 自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)



谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)は、2015年6月6日午後10時35分頃、砂川市西1条北22丁目の国道12号交差点で、RV車にて赤信号を無視、時速約130キロの猛スピードで交差点に突入、左から来た永桶さんの軽ワゴン車右側面にノーブレーキで突っ込み、永桶さんの軽ワゴン車は、約50メートル先まではじき飛ばされ大破、永桶さんと妻文恵さん(事故当時 44)、高校3年の長女恵さん(事故当時 17)の3人を死亡させ、中学 1年の次女光さん(事故当時 12)を意識不明の重体にさせました


現場交差点近くのガソリンスタンドに設置された防犯カメラには、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車が猛スピードで赤信号の交差点に進入する様子が映っているにも拘らず、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)は、「事故を起こしたのは間違いないが、信号は青だった」などと言い逃れを繰り返しています


谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車に同乗していた男は、北海道警の任意の事情聴取に、「(進行方向は)当時、赤信号だった。自分だったら止まった」と話し、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車のすぐ後ろを走行していた解体工 男性(事故当時 26)(道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕)も「赤信号だったような気がする」と供述しています


北海道警によると、現場付近に設置された防犯カメラに、事故の様子の一部と信号機が写っていて、同交差点の信号は、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車が進入する約30秒前から赤だったことが判明しており、また、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)は、事故直後は、「車内で何かが落ちて、拾おうとしていた。信号は確認していない」、事故後の聴取では、「信号は赤だったが行けると思った」と話しています


また、その後の調べで、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車が、交差点の約800メートル手前を通過した時点で、事故現場の信号はすでに赤に変わっていたこと、さらに、直前で追い抜かれた車の証言などから谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車は、時速100キロ超で走行していたこと、北海道警が谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車と同程度の車高の車を使って事故発生時間帯の夜間に行った検証で、少なくとも交差点の500メートル手前から信号を視認できることが判明しています


谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)は、男性(事故当時 26)らと5人で、事故の前に砂川市内の複数の居酒屋等で飲食し、その後、RVと乗用車に分乗、隣の滝川市にある別の飲食店に向かう途中で事故を起こしたとみられ、事故直後に採取された谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)の血液からは、呼気に換算した場合に酒気帯び運転の基準を上回るアルコールが検出されており、飲酒運転による危険運転致死傷罪の立件も視野にありましたが、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車に同乗していた3人が事故直後に入院したことなどから、酒の影響での危険運転致死傷罪の適用は難しいと判断されました


自動車運転処罰法は、2条5号で、赤信号を故意に無視した上、危険な速度で事故を起こし人を死傷させた場合に、危険運転致死傷罪(最高刑 懲役20年)を適用するとしていて、防犯カメラの解析など客観的な事実があれば、「飲酒により正常な運転が困難である」ことの立証が必要な同条1号より、一般的に適用しやすいとされ、今回の立件につながりました



男性(28)(北海道上砂川町)(解体作業員) 自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)



男性(事故当時 26)は、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)が起こした事故の弾みで車外に投げ出された永桶さんの長男の昇太さん(16)を、男性(事故当時 26)の乗用車(荷台部分が改造された米国製ピックアップトラック)の車底部に挟み込んだまま、約1.5キロに渡り引きずり回し殺害しました
(永桶さんの長男の昇太さん(16)は、事故時は生存しており、引きずり回された結果死亡したことが確認されています)


男性(事故当時 26)は、現場を走り去り、事故車を知人宅に置き、知人の車で事故現場に戻り、衝突事故を起こしたRV車の男ら3人が搬送された病院へ見舞いに行った後、知人宅などで一晩過ごした後、事故翌日の2015年6月7日午前8時50分頃、砂川署に出頭、「酒を飲んだのがばれるのが怖かった」「現場で何かにぶつかったが、人をひいた認識はない」と供述、容疑を認めようとしていませんが、「弁解することは何もありません」とも供述しています


男性(事故当時 26)の出頭時は、事故から約10時間が経過しており、男性(事故当時 26)の呼気から基準値を超えるアルコールは検出されなかったということです


当初、男性(事故当時 26)は、永桶昇太さん(16)を引きずり死なせた、道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕されていましたが、防犯カメラの映像や目撃者などの証言から、男性(事故当時 26)が、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)と車で、「一方が一方を追い越しながら、速度を上げていった」競争をしていたことが判明、男性(事故当時 26)も、「競い合うように走行していた」と供述したことから両容疑者の共謀が成立すると判断、北海道警砂川署は、2015年6月30日、男性(事故当時 26)を、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で再逮捕しました


谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車に同乗していた男は、事故後、事故現場から約1キロ手前の防犯カメラが猛スピードで走る2台を捉えた時点では、知人らに「(その時点では)古味容疑者の車が前を走っていた」と証言、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)はそこから加速し、男性(事故当時 26)の乗用車(ピックアップトラック)を追い抜いて間もなく現場の交差点に入ったとみられます


北海道警では、谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)のRV車が5人の軽ワゴン車に衝突した事故と、軽ワゴン車から放り出された長男を男性(事故当時 26)の乗用車(ピックアップトラック)がひいた事故を、「両容疑者の一連の行為により5人を死傷させた一つの事故」(北海道警幹部)と判断、両容疑者が日常的にレースまがいの暴走を繰り返していたことから、事故前に会話やメールのやりとりはなかったものの、信号無視や危険な速度での運転について「暗黙の共謀」があったとみています



男性(28) と 男性(28)



車種 氏名 住所 職業 行為 / 逮捕容疑
RV車 男性

(事故当時 27)
北海道
空知管内
上砂川町
土木
作業員
(建設業)
赤信号を無視し交差点に時速100kmを超える猛スピードで突入、軽ワゴン車右側面に衝突、1家4人をひき殺し1人重体
(内死亡の1人は、男性(事故当時 26)によって引きずり殺される)
自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)
同乗者 男性 2人 飲酒運転と知りながら同乗していたとして、道交法違反(飲酒運転同乗)容疑で書類送検されましたが、不起訴処分になっています
乗用車
(ピック
アップ
トラック)
男性
(事故当時 26)
北海道
空知管内
上砂川町
解体
作業員
谷越(たにこし)隆司(事故当時 27)に衝突され車外に投げ出された被害者1人を車底部に挟み込まれたまま、約1.5キロに渡り蛇行運転、右左折を繰り返し引きずり回し殺害
2015年6月12日、道路交通法違反(ひき逃げ)で逮捕
2015年6月30日、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)で再逮捕
同乗者 男性 1人 飲酒運転と知りながら同乗していたとして、道交法違反(飲酒運転同乗)容疑で書類送検されましたが、不起訴処分になっています




北海道砂川市 一家 5人死傷事故 100メートル手前で「赤だぞ」 証言 2016年10月21日



北海道砂川市で、2015年6月6日、家族 4人が死亡、1人が一時重体となった一家 5人死傷事故の裁判員裁判の第5回公判が、2016年10月21日、札幌地裁(田尻克已裁判長)で行われ、男性(28)、男性(27)両被告(ともに北海道上砂川町)の 2台の車に同乗していた男性 3人の内、この日は 2人が証言を行いました

男性(27)の車の助手席に乗っていた男性は、事故の起きた交差点の手前 100メートル付近で、「男性(27)に『信号が赤だぞ』と言った」と証言しました


男性(27)の車に同乗していた男性の証言によると、男性(27)は男性の言葉に反応せず、速度も落とさなかったとし、また、被害者家族の長男を 約 1.5キロにわたって引きずったことについて、「小さな段差を超えて車体が跳ねるような感覚を感じたが、引きずっている感じはなかった」と話しました

一方、男性(28)の車の後部座席に同乗していた男性は、「谷越被告は運転中、『古味の車、速いな』と話していた」とした上で、「(谷越被告の)速度は 100キロくらい出ていた。携帯電話などを見ていて気がついたら被害者の車が目の前にあった」と証言しました


男性(28)の同乗者 2人は、飲酒運転と知りながら同乗していたとして、道交法違反(飲酒運転同乗)容疑で書類送検されたが、いずれも不起訴処分となっています




北海道砂川市 一家 5人死傷事故 運転者 2被告 懲役 23年求刑 2016年10月28日



北海道砂川市で、2015年6月6日、家族 4人が死亡、1人が一時重体となった一家 5人死傷事故の裁判員裁判が、2016年10月28日、札幌地裁(田尻克已裁判長)で行われました

検察側は、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪などに問われた建設業 男性(28)と元解体工 男性(28)の両被告(ともに北海道上砂川町)に対し、「相手と張り合うために赤信号を無視しており、極めて危険で無謀な運転だ」と指摘、いずれも懲役 23年を求刑しました


予備的訴因の同法違反(過失運転致死傷)の罪などでは、男性(28)は 懲役 10年、男性(28)は 懲役 7年が相当とされました


男性(28)側は、赤信号に気づかなかった過失が事故原因で、過失運転致死傷罪にとどまると主張

男性(28)側は、事故は谷越被告が起こしたもので、危険運転の共謀もしていないなどとして無罪を主張しています


起訴状によると、両被告は共謀して、2015年6月6日午後 10時35分頃、北海道砂川市の国道 12号で、車 2台で速度を競い合い、赤信号を無視して 時速 100キロ超で交差点に進入、谷越被告の車が北海道歌志内市の新聞販売所従業員永桶(ながおけ)弘一さん(当時 44)運転の軽ワゴン車に衝突

車外に投げ出された長男昇太さん(当時 16)を古味被告が車で 約 1.5キロ引きずり、永桶さんと妻文恵さん(当時 44)、長女恵さん(当時 17)、昇太さん(当時 16)を死なせ、次女光さん(当時 13)に大けがを負わせたなどとされています




北海道砂川市 一家 5人死傷事故 運転者 2被告 懲役 23年判決 2016年11月10日



北海道砂川市で、2015年6月6日、一家 5人が死傷した交通事故を巡り、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などに問われた男性(28)、男性(28)両被告の裁判員裁判で、札幌地裁(田尻克已裁判長)は、2016年11月10日、求刑通り両被告にいずれも懲役 23年の判決を言い渡しました


起訴状によると、事故は 2015年6月6日午後10時35分頃、直線が続く砂川市の国道 12号で発生、男性(28)、男性(28)両被告は互いが運転する車の速度を競い、赤信号をあえて無視、100キロ超の速度で交差点に進入、酒気帯び状態の男性(28)運転の車が歌志内市の会社員、永桶(ながおけ)弘一さん(当時 44歳)ら一家 5人の軽ワゴン車に衝突

車外に投げ出された長男昇太さん(当時 16歳)が男性(28)の車に 約 1.5キロ引きずられるなどして、4人を死亡させ 1人に重傷を負わせ、男性(28)はそのまま走り去っています


検察側は、
▽ 赤信号は現場の 約 770メートル手前から認識可能だった
▽ 防犯カメラの映像から、両被告は事故前の約2キロにわたり速度を競いながら走行し、張り合って運転している趣旨の発言を同乗者が聞いている
▽ 以前にも速度を競って走行することがあった
などとして、危険運転の共謀が成立すると主張、男性(28)のひき逃げについては、「引きずった衝撃や違和感があったはずだ」と指摘しました




自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律



(危険運転致死傷)


第二条  次に掲げる行為を行い、よって、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する。
一  アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させる行為
二  その進行を制御することが困難な高速度で自動車を走行させる行為
三  その進行を制御する技能を有しないで自動車を走行させる行為
四  人又は車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又は車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
五  赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
六  通行禁止道路(道路標識若しくは道路標示により、又はその他法令の規定により自動車の通行が禁止されている道路又はその部分であって、これを通行することが人又は車に交通の危険を生じさせるものとして政令で定めるものをいう。)を進行し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為

第三条  アルコール又は薬物の影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、そのアルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を負傷させた者は十二年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は十五年以下の懲役に処する。
2  自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある病気として政令で定めるものの影響により、その走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で、自動車を運転し、よって、その病気の影響により正常な運転が困難な状態に陥り、人を死傷させた者も、前項と同様とする。

(過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱)


第四条  アルコール又は薬物の影響によりその走行中に正常な運転に支障が生じるおそれがある状態で自動車を運転した者が、運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた場合において、その運転の時のアルコール又は薬物の影響の有無又は程度が発覚することを免れる目的で、更にアルコール又は薬物を摂取すること、その場を離れて身体に保有するアルコール又は薬物の濃度を減少させることその他その影響の有無又は程度が発覚することを免れるべき行為をしたときは、十二年以下の懲役に処する。

(過失運転致死傷)


第五条  自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、七年以下の懲役若しくは禁錮又は百万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律 」 より


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関連記事を下記に紹介します



2016年11月10日

砂川5人死傷事故:2被告とも懲役23年判決…札幌地裁 毎日新聞 2016年11月10日 16時11分


 北海道砂川市で昨年6月、一家5人が死傷した交通事故を巡り、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などに問われた男性(28)、男性(28)両被告の裁判員裁判で、札幌地裁(田尻克已裁判長)は10日、求刑通り両被告にいずれも懲役23年の判決を言い渡した。
 事故は昨年6月6日午後10時35分ごろ、直線が続く砂川市の国道12号で発生した。起訴状によると、両被告は互いが運転する車の速度を競い、赤信号をあえて無視して100キロ超の速度で交差点に進入。酒気帯び状態の谷越被告運転の車が歌志内市の会社員、永桶(ながおけ)弘一さん(当時44歳)ら一家5人の軽ワゴン車に衝突し、車外に投げ出された長男昇太さん(同16歳)が古味被告の車に約1.5キロ引きずられるなど、4人を死亡させ1人に重傷を負わせたとしている。古味被告はそのまま走り去った。
 検察側は、赤信号は現場の約770メートル手前から認識可能だった▽防犯カメラの映像から、両被告は事故前の約2キロにわたり速度を競いながら走行し、張り合って運転している趣旨の発言を同乗者が聞いている▽以前にも速度を競って走行することがあった--などとして、危険運転の共謀が成立すると主張。古味被告のひき逃げについては「引きずった衝撃や違和感があったはずだ」と指摘した。


2016年10月28日

北海道5人死傷事故、懲役23年を求刑 運転の2被告に 朝日新聞 2016年10月28日 12:28


 北海道砂川市で昨年6月、家族4人が死亡、1人が一時重体となった事故の裁判員裁判が28日、札幌地裁(田尻克已裁判長)であり、検察側は、自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の罪などに問われた建設業男性(28)と元解体工男性(28)の両被告=ともに北海道上砂川町=にいずれも懲役23年を求刑した。論告で「相手と張り合うために赤信号を無視しており、極めて危険で無謀な運転だ」と指摘した。
 予備的訴因の同法違反(過失運転致死傷)の罪などでは谷越被告は懲役10年、古味被告は懲役7年が相当とした。
 裁判で谷越被告側は、赤信号に気づかなかった過失が事故原因で、過失運転致死傷罪にとどまると主張。古味被告側は、事故は谷越被告が起こしたもので、危険運転の共謀もしていないなどとして無罪を主張している。判決は11月10日に言い渡される。
 起訴状によると、両被告は共謀して昨年6月6日午後10時35分ごろ、砂川市の国道12号で車2台で速度を競い合い、赤信号を無視して時速100キロ超で交差点に進入した。谷越被告の車が北海道歌志内市の新聞販売所従業員永桶(ながおけ)弘一さん(当時44)運転の軽ワゴン車に衝突。車外に投げ出された長男昇太さん(同16)を古味被告が車で約1・5キロ引きずり、永桶さんと妻文恵さん(同44)、長女恵さん(同17)、昇太さんを死なせ、次女光さん(13)に大けがを負わせたなどとされる。


2016年10月28日

運転の男2人に懲役23年求刑=一家5人死傷事故―札幌地裁 時事通信 2016年10月28日 12:22


 北海道砂川市で昨年6月、会社員永桶弘一さん=当時(44)=一家5人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪に問われた建設業男性(28)、無職男性(28)両被告の裁判員裁判の論告求刑公判が28日、札幌地裁(田尻克巳裁判長)で開かれ、検察側は2人にいずれも懲役23年を求刑した。判決は11月10日。
 検察側は論告で、両被告の知人の証言などから、2人が日常的に車で競走しており、危険運転罪の共謀が成立すると主張。現場は見通しが良く、事故現場の約770メートル手前から赤信号を認識することが可能だと指摘し、2人が信号をわざと無視したことは明らかだと訴えた。
 弁護側はこれまでの公判で、競走はしておらず信号は見落としたと主張。谷越被告は「車内で落としたサングラスを捜していた」などと述べていた。


2016年10月22日

<砂川の車衝突事故>5人死傷 100メートル手前で「赤だぞ」 同乗者証言、被告反応せず突入 /北海道 毎日新聞 10月22日 10:38


 砂川市の一家5人死傷交通事故の裁判員裁判の第5回公判が21日、札幌地裁(田尻克已裁判長)であり、被告の車に同乗していた男性2人が証言した。男性(27)の車の助手席に乗っていた男性は、事故の起きた交差点の手前100メートル付近で「古味被告に『信号が赤だぞ』と言った」と証言した。
 被告の車2台には同乗者3人がおり、この日は2人が証言台に立った。
 古味被告と同乗の男性によると、古味被告は男性の言葉に反応せず、速度も落とさなかったという。また、被害者家族の長男を約1・5キロにわたって引きずったことについて、「小さな段差を超えて車体が跳ねるような感覚を感じたが、引きずっている感じはなかった」と話した。
 一方、男性(28)の車の後部座席に同乗していた男性は「谷越被告は運転中、『古味の車、速いな』と話していた」とした上で、「(谷越被告の)速度は100キロくらい出ていた。携帯電話などを見ていて気がついたら被害者の車が目の前にあった」と証言した。
 谷越被告の同乗者2人は、飲酒運転と知りながら同乗していたとして、道交法違反(飲酒運転同乗)容疑で書類送検されたが、いずれも不起訴処分となっている。


2015年7月10日

後続車の解体工起訴 砂川5人死傷 毎日新聞 07月10日 23:53


 北海道砂川市で軽ワゴン車の家族4人が死亡、1人が重傷を負った事故で、札幌地検は10日、後続のピックアップトラック(後部に荷台のある車)を運転していた上砂川町の解体工、男性(26)を自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)で起訴した。
 起訴状によると、古味被告は6月6日午後10時35分ごろ、砂川市の国道12号で、友人の同町の建設業、男性(27)=同法違反で既に起訴=の乗用車と速度を競いながら赤信号を無視し、時速100キロを超えるスピードで交差点に進入。谷越被告の車が歌志内市の会社員、永桶(ながおけ)弘一さん(当時44歳)の軽ワゴン車に衝突し、古味被告は車外に投げ出された永桶さんの長男で高校1年の昇太さん(同16歳)を車で引きずり、一家5人を死傷させたとしている。


2015年7月1日

砂川5人死傷、共謀と判断 古味容疑者「赤信号見た」/2台でレースまがいの暴走 北海道新聞 7月1日(水)8時22分


 【砂川】赤信号を無視したレースまがいの2台の暴走が、家族の未来を奪った。砂川市の交差点の事故で軽ワゴン車の一家5人を死傷させたとして、砂川署は30日、RVを運転していた男性に自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑を適用した。同容疑者は「(交差点前で)赤信号を見た」と供述。軽ワゴン車に衝突した男性(りゅうじ)容疑者の乗用車と競うように走っていた状況などから、同署は両容疑者の共謀が成立すると判断した。
 「(2台は)一方が一方を追い越しながら、速度を上げていった」。30日の古味容疑者の再逮捕後、砂川署幹部は事故当時の状況をそう説明した。


2015年7月1日

砂川5人死傷、危険運転致死傷容疑で男を再逮捕 読売新聞 2015年7月1日 00:28


 北海道砂川市でレジャー用多目的車(RV)が軽ワゴン車と衝突するなどして永桶弘一さん(44)ら親子5人が死傷した事故で、道警砂川署は30日、道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した上砂川町、解体工 古味 こみ 竜一容疑者(26)を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で再逮捕した。
 発表によると、古味容疑者は、RVを運転し同法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕された同町、建設業男性(27)と共謀。6月6日午後10時35分頃、乗用車で赤信号を無視して時速約130キロで砂川市の国道12号交差点に進入し、RVが永桶さんの軽ワゴン車と衝突した後、衝撃で車外に投げ出された永桶さんの長男昇太さん(16)を乗用車で約1・5キロ引きずり、計5人を死傷させた疑い。
 調べに対し、「弁解することは何もありません」と供述しているという。


2015年6月30日

危険運転容疑で26歳男再逮捕=車で競争、一家4人死亡事故―北海道警 時事通信 06月30日 18:24


 北海道砂川市で永桶弘一さん(44)一家4人が死亡した事故で、道警砂川署は30日、5人を死傷させたとして、RV車を運転していた上砂川町の会社員、男性(26)=道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕=を自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で再逮捕した。「弁解することはありません」と話しているという。
 砂川署などによると、防犯カメラの映像や目撃者などの証言から、古味容疑者が乗用車を運転していた男性(27)=自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕=と事故直前、車で競争をしていたことが判明。2人が共謀したと判断した。


2015年6月16日

衝突車の男、酒気帯び状態で運転 北海道4人死亡 朝日新聞 6月16日(火)5時19分


 北海道砂川市で軽ワゴン車が乗用車に衝突されるなどし、新聞販売所従業員永桶(ながおけ)弘一さん(44)ら家族4人が死亡し、1人が重体となっている事故で、乗用車を運転していた建設業男性(27)=自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕=が事故当時、酒気帯び状態だったことが捜査関係者への取材でわかった。
 捜査関係者によると、事故直後に採取された谷越容疑者の血液を詳しく分析したところ、呼気に換算した場合に酒気帯び運転の基準を上回るアルコールが検出されたという。
 また、谷越容疑者と男性(26)=道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕=ら計5人が事故の約30分前に砂川市内の居酒屋で目撃されていたことも判明。道警は、谷越容疑者らが事故直前まで飲酒していた可能性が高いとみて調べている。


2015年6月14日

乗用車の男を送検 4人死亡事故 時事通信 2015年6月14日 17:50


 北海道砂川市の交差点で乗用車と軽ワゴン車が衝突するなどし、歌志内市の会社員永桶弘一さん(44)の家族4人が死亡した事故で、道警砂川署は14日、乗用車を運転していた建設業男性(27)を自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で送検した。
 送検容疑は、6日午後10時35分ごろ、砂川市の交差点に赤信号を無視して進入。永桶さん運転の軽ワゴン車に衝突し、乗っていた一家5人を死傷させた疑い。道警は、時速60キロの法定速度を大幅に上回る100キロ以上の速度で交差点に進入したとみている。
 谷越容疑者は逮捕時、容疑を否認。その後も「信号は青だった。時速100キロは出していない」と話しているという。


2015年6月14日

信号は赤と同乗男性 4人死亡事故 朝日新聞 2015年6月14日 05:09


 北海道砂川市で軽ワゴン車が乗用車に衝突されるなどして、新聞販売所従業員永桶(ながおけ)弘一さん(44)ら家族4人が死亡し、1人が重体になっている事故で、乗用車に同乗していた男性が道警の任意の事情聴取に「(進行方向は)当時、赤信号だった。自分だったら止まった」と話していることが捜査関係者への取材でわかった。
 捜査関係者によると、乗用車のすぐ後ろを車で走行していた解体工男性(26)=道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕=も「赤信号だったような気がする」と供述。一方、乗用車を運転していた男性(27)=自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕=は「信号は青だった」と供述しているという。
 道警は、現場付近の防犯カメラの映像や信号機の記録などを解析し、2台が赤信号を無視して交差点を直進したとみている。両容疑者の車2台に同乗した男性3人が事故前に一緒に酒を飲んでいたこともわかっており、道警は近く3人を道交法違反(飲酒運転同乗)の疑いで事情聴取する。


2015年6月13日

800メートル手前で赤信号 乗用側、無視し交差点進入か 砂川4人死亡 北海道新聞 6月13日(土)16時10分


【砂川】砂川市の国道交差点で、乗用車と軽ワゴン車が衝突するなどし、歌志内市の会社員男性(44)ら一家5人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕された空知管内上砂川町、建設業男性(27)の乗用車が、交差点の約800メートル手前を通過した時点で、事故現場の信号はすでに赤に変わっていたことが13日、道警への取材で分かった。砂川署は、同容疑者が故意に信号を無視して交差点に進入したとみて調べている。
 道警によると、現場近くの防犯カメラの解析結果などから、衝突の30秒前から赤信号だったことが分かっている。さらに直前で追い抜かれた車の証言などから谷越容疑者は時速100キロ超で走行していたとみられ、約800メートル手前から信号は赤だったという。
 道警が谷越容疑者の乗用車と同程度の車高の車を使って事故発生時間帯の夜間に行った検証では、少なくとも交差点の500メートル手前から信号を視認でき、道警は同容疑者が赤信号を認識できる状態だったとみている。
 同署などによると、谷越容疑者は6日夜、砂川市の国道で乗用車を運転中、赤信号を無視した上、時速100キロ以上で交差点に進入し、会社員男性の軽ワゴン車に衝突。家族5人を死傷させたとされる。谷越容疑者は「信号は青だった」と容疑を否認しているという。


2015年6月12日

4人死亡事故 30秒前から赤信号と 時事通信 06月12日 17:19


 北海道砂川市の一家4人死亡事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで逮捕された建設業男性(27)=上砂川町=の乗用車が進入した交差点の信号は、事故の約30秒前から赤だったことが12日、捜査関係者への取材で分かった。谷越容疑者は「信号は青だった」と容疑を否認している。
 道警によると、現場付近に設置された防犯カメラに、事故の様子の一部と信号機が写っていた。谷越容疑者は事故直後、「車内で何かが落ちて、拾おうとしていた。信号は確認していない」と話していた。
 現場にブレーキ痕はなく、衝突された軽ワゴン車は衝撃で約50メートル飛ばされていた。防犯カメラの映像や目撃情報から、同容疑者の車は時速100キロ以上で交差点に入り、衝突事故を起こしたとみられている。


2015年6月12日

逮捕の男「赤だった」 事故後の聴取、危険運転適用の決め手に 砂川4人死亡 北海道新聞 6月12日(金)16時0分


 【砂川】砂川市の国道交差点で乗用車と歌志内市の会社員永桶(ながおけ)弘一さん(44)の軽ワゴン車の衝突に絡み家族4人が死亡した事故から1週間。砂川署は自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で、空知管内上砂川町の建設業男性(27)の逮捕に踏み切った。同容疑者は事故後の聴取で赤信号を無視して交差点に進入したことを認めており、同署は同法の過失致死傷罪より量刑の重い危険運転致死傷罪が問えると判断。今後、同容疑者から事情を聴き、詳しい事故状況の解明を進める。
 「赤信号無視はあきらか。危険運転致死傷罪の立証のための条件は整っている」。逮捕直前の12日朝、捜査関係者は谷越容疑者逮捕について、そう説明した。
 自動車運転処罰法は2条5号で、赤信号を故意に無視した上、危険な速度で事故を起こし人を死傷させた場合に、危険運転致死傷罪(最高刑・懲役20年)を適用するとしている。防犯カメラの解析など客観的な事実があれば、「飲酒により正常な運転が困難である」ことの立証が必要な同条1号より、一般的に適用しやすいとされる。
 砂川署や道警は当初から、谷越容疑者らが事故直前、RVを運転していて道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された上砂川町上砂川、解体工男性(26)らとともに、砂川市内の居酒屋で飲酒していた事実を把握。飲酒運転による危険運転致死傷罪の立件も視野に入れたが、谷越容疑者ら乗用車の3人が事故直後に入院したことなどから、「酒の影響で立件するのは難しいと思った」(捜査関係者)。
 同罪適用の「決め手」は、事故後の聴取で谷越容疑者が話した「信号は赤だったが行けると思った」との内容だった。赤信号を認識した上で、故意に無視したことを示す一言だった。


2015年6月12日

北海道4人死亡、乗用車の男を逮捕 「信号は青だった」 朝日新聞 2015年6月12日11時33分


 北海道砂川市で乗用車と軽ワゴン車が衝突するなどして、北海道歌志内市の朝日新聞販売所従業員永桶(ながおけ)弘一さん(44)ら家族4人が死亡、1人が重体となった事故で、道警は12日、乗用車を運転していた北海道上砂川町、建設業男性(27)を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで逮捕し、発表した。谷越容疑者は「事故を起こしたことは間違いないが、当時、信号は青だった」と供述しているという。
 道警によると、谷越容疑者は6日午後10時半ごろ、砂川市西1条北22丁目の国道12号交差点に猛スピードの乗用車で進入し、永桶さんの軽ワゴン車に衝突。永桶さんと妻文恵さん(44)、長女恵さん(17)を死なせ、次女光さん(12)を重体にさせ、長男昇太さん(16)にけがを負わせた疑いがある。
 昇太さんは車外に投げ出され、後続車に約1・5キロにわたって引きずられて死亡。解体工男性(26)が道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された。


2015年6月12日

北海道の4人死亡事故、RV運転の男を逮捕 読売新聞 2015年6月12日 11:13


 北海道砂川市でレジャー用多目的車(RV)と軽ワゴン車が衝突するなどし、永桶弘一さん(44)ら親子4人が死亡した事故で、道警砂川署は12日、RVを運転していた上砂川町の建設業 谷越 たにこし 隆司容疑者(27)を、自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕した。
 発表によると、谷越容疑者は6日午後10時35分頃、砂川市西1北22の国道12号交差点でRVを運転。赤信号を無視して時速100キロ以上で交差点に進入し、左から来た永桶さんの軽ワゴン車と出合い頭に衝突、永桶さんと妻文恵さん(44)、高校3年の長女恵さん(17)の3人を死亡させ、同1年の長男昇太さん(16)と中学1年の次女光さん(12)に重傷を負わせた疑い。谷越容疑者は「事故を起こしたのは間違いないが、信号は青でした」などと供述しているという。
 昇太さんは事故の弾みで車外に投げ出された上、谷越容疑者の仲間で、ひき逃げした疑いで逮捕された 古味 こみ 竜一容疑者(26)の乗用車に約1・5キロにわたり引きずられて死亡した。光さんは意識不明の重体が続いている。
 現場交差点近くのガソリンスタンドに設置された防犯カメラには、谷越容疑者のRVが猛スピードで赤信号の交差点に進入する様子が映っていた。
 谷越容疑者は、古味容疑者らと5人で、事故の前に砂川市内の居酒屋で飲食していた。その後、RVと乗用車に分乗し、隣の滝川市にある別の飲食店に向かう途中で事故を起こしたとみられ、同署は飲酒運転の疑いでも調べる。


2015年6月12日

ひき逃げ容疑者、「飲酒発覚怖かった」 北海道4人死亡 朝日新聞 2015年6月12日 7時48分


 北海道砂川市で乗用車と軽ワゴン車が衝突するなどし、新聞販売所従業員永桶(ながおけ)弘一さん(44)ら家族4人が死亡、1人が重体となった事故で、道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された男性(26)が道警の調べに、現場を走り去った理由を「酒を飲んだのがばれるのが怖かった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。
 古味容疑者ら計5人が事故前、複数の店で飲酒していたことも判明。古味容疑者は事故翌日に出頭しており、道警は、古味容疑者が飲酒運転の発覚を逃れようとしたとみて調べている。
 捜査関係者によると、古味容疑者や幼なじみの男性(27)ら5人は6日夜、砂川市内の居酒屋など複数の店で飲酒。その後、車2台で移動中に、男性が運転する乗用車が永桶さんの軽ワゴン車に衝突したという。古味容疑者は「ビールをジョッキ1杯飲んだ」と供述しているという。
 古味容疑者は事故の後、軽ワゴン車の車外に投げ出された永桶さんの長男昇太さん(16)を約1・5キロにわたり車で引きずりながら逃走。友人宅に車を止め、友人の車で移動するなどして一晩過ごした後、7日朝に砂川署に出頭した。その際、呼気から基準値を超えるアルコールは検出されなかったという。


2015年6月12日

<北海道4人死亡事故>衝突乗用車の男も飲酒か 毎日新聞 2015年6月12日 1:53


 ◇道警砂川署、危険運転致死傷容疑を視野に捜査へ
 北海道砂川市で車2台が衝突するなどして家族4人が死亡した事故で、一家が乗っていた軽ワゴン車と衝突した乗用車を運転していた土木作業員の男(27)=上砂川町=が、事故前に飲酒したうえで猛スピードで運転していたとみて、道警砂川署は自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑を視野に捜査を進める方針を固めたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。男はけがをして入院中で、同署は回復を待って事情を聴く。
 この事故では衝突後に車外へ投げ出された長男(16)=死亡=を車で引きずり、そのまま逃げたとして、上砂川町、解体作業員、男性(26)が道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕されている。
 捜査関係者によると、男は古味容疑者と事故前に砂川市内の複数の飲食店で飲酒していたとみられる。また、現場周辺の複数の防犯カメラの映像などから、乗用車は時速100キロ以上のスピードで赤信号だった交差点に進入した可能性が高い。道警は、こうした行為が危険運転に当たるとみて慎重に捜査を進める。
 一方、古味容疑者は事故後にいったん現場に戻りながら警察に通報せず、翌朝まで知人宅などで過ごしていたことが、捜査関係者への取材で分かった。古味容疑者は事故前に飲食店で「ビールをジョッキ1杯飲んだ」と供述しており、出頭を遅らせて体内からアルコールを抜こうとしたものとみて、同署が調べている。


2015年6月11日

5人で飲酒後、2台に分乗し走行か 北海道家族4人死亡 朝日新聞 2015年6月11日 2時25分


 北海道砂川市で家族4人が死亡、1人が重体となった交通事故で、男子高校生をひき逃げしたとして道交法違反容疑で逮捕された男性(26)が事故直前、家族が乗った軽ワゴン車と衝突した乗用車を運転していた男性(27)ら仲間5人で酒を飲んでいたことが捜査関係者への取材でわかった。道警は、5人が飲酒後に2台に分乗して移動中に事故を起こしたとみて調べている。
 捜査関係者などによると、古味容疑者と男性は幼なじみで、日頃からつきあいがあった。事故当日の6日は砂川市内で2人を含む仲間5人で飲酒した後、滝川市方面に向かっていたという。古味容疑者は「運転前にビールをジョッキ1杯飲んだ」と供述している。
 古味容疑者の車は改造した米国製のピックアップトラックで、男性の車と一緒に走るのがたびたび目撃されているという。


2015年6月8日

赤信号で車進入か、ブレーキ痕もなし 北海道の4人死亡 朝日新聞 2015年6月8日21時40分


 北海道砂川市の国道12号交差点で6日夜、乗用車と軽ワゴン車が衝突するなどして、軽ワゴン車の北海道歌志内市、朝日新聞販売所従業員永桶(ながおけ)弘一さん(44)ら親子4人が死亡した事故で、防犯カメラの映像などから乗用車が赤信号で交差点に進入してきたとみられることが捜査関係者への取材でわかった。また、現場付近の路面にはブレーキ痕がなく、道警は当時の状況を調べている。
 衝突事故で一家4人死亡 長男1.5キロ引きずられる?
 この事故では、永桶さんら親子3人が死亡、次女の光さん(12)は大けが。
 道警は、現場の交差点を調べたが、ブレーキ痕は確認できなかった。また、付近に設置された防犯カメラの映像を解析するなどしたところ、乗用車が赤信号で交差点に進入した可能性があるという。


2015年6月7日

衝突事故で一家4人死亡 長男1.5キロ引きずられる? 朝日新聞 2015年6月7日23時47分


 北海道砂川市西1条北22丁目の国道12号で6日午後10時35分ごろ、乗用車と軽ワゴン車が衝突、軽ワゴン車を運転していた北海道歌志内市歌神、朝日新聞販売所「ASA歌志内」従業員永桶(ながおけ)弘一さん(44)と助手席の妻文恵さん(44)が胸を強く打って死亡、長女で高校3年の恵さん(17)も車外に投げ出されて死亡した。双方の車の男女4人もけがをした。
 また、永桶さんの長男で高校1年の昇太さん(16)が現場の北西約800メートルの路上で倒れており死亡。衝突現場付近から約1・5キロにわたって引きずられたような痕跡があり、道警は、事故で車外に投げ出された昇太さんが別の車に引きずられたとみて、ひき逃げ事件として捜査している。
 道警によると、現場は信号機のある十字路交差点。国道12号を北に向かっていた乗用車と道路を東に向かっていた軽ワゴン車が衝突、乗用車は炎上し、軽ワゴン車は大破し、約60メートル先まではじき飛ばされたという。
 この事故では、軽ワゴン車に乗っていた永桶さんの次女(12)も大けがをし、乗用車の20代男性3人もけがをした。道警は、乗用車を運転していた北海道上砂川町の土木作業員の男性(27)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)の疑いで調べる。


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