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犬猫 400匹すし詰め 子犬工場 業者を刑事告発へ


「子犬工場」業者書類送検 福井県警 動物虐待容疑など 2018年5月18日付 福井新聞続報



『犬猫 400匹すし詰め 子犬工場 業者を刑事告発へ 2018年3月1日付 福井新聞』の続報です


「子犬工場」業者を近く書類送検 福井県警、動物虐待容疑などで 福井新聞 2018年5月18日 11:15


 福井県内の動物販売業者が一時犬猫約400匹を過密状態で飼育、繁殖し「子犬工場(パピーミル)」状態だったとされる問題で、県警坂井西署は動物愛護管理法違反(虐待)や狂犬病予防法違反容疑で、業者と飼育員を近く書類送検する方針を固めた。地検に判断を委ねる「相当処分」の意見を付けるとみられる。捜査関係者への取材で5月17日分かった。

 告発状は3月1日、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京都)が提出。同署は同月26日に受理していた。「相当処分」の意見は、起訴を求める「厳重処分」に次いで重い。

 告発状などによると、業者と飼育員は少なくとも昨年12月、坂井市の動物飼育施設で、犬と猫を狭いケージに入れたり、コンクリートブロックのマス内に50匹以上の過密状態で入れたりし、悪臭がするなどの劣悪な環境で飼育したなどとされる。

 このほか、厚生労働省の省令に定める犬の登録申請をしていない疑いや、狂犬病予防注射を受けさせていない狂犬病予防法違反の疑いもあると指摘している。

 協会側は「子犬工場」内部や、飼育員が給餌する様子を撮影した写真や動画を一般公開し「明らかな虐待」と訴えてきた。業者を監督する立場の県は「虐待とは言えない」としながら、飼育員の勤務状況などから、飼育頭数削減を指導。飼育犬は163匹まで減ったことを3月30日に把握したとしている。




犬猫 400匹すし詰め 子犬工場 業者を刑事告発へ 2018年3月1日付 福井新聞



犬や猫 約 400匹を過密状態で飼育、繁殖するなど動物虐待が疑われる施設が福井県坂井市内にあることがわかり、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS 本部東京都)が動物愛護管理法違反(虐待)などの疑いで、運営する動物販売業者を福井県警に刑事告発する方針だと、2018年3月1日付けの福井新聞が報じています

このような施設は、商品を大量生産するように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」と称され、全国的に問題視されているということで、同協会は県内の動物愛護グループなどから連絡を受けて状況を精査、犬猫 約 400匹が劣悪な環境で飼育されていると判断したということです


また、飼育員の労働時間が労働基準法に抵触する可能性があるとして、福井労働局に調査と指導監督を求めるとし、動物愛護管理法違反での刑事告発に合わせ、福井県や福井労働局などに対して指導監督申入書を提出するということです

以下、同件を報じた 2018年3月1日付 福井新聞の記事全文をご紹介します


「子犬工場」400匹すし詰めに 業者を刑事告発へ 福井新聞 03月01日 08:45


 犬や猫約400匹を過密状態で飼育、繁殖するなど動物虐待が疑われる施設が福井県坂井市内にあることが2月28日、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京都)などへの取材で分かった。同協会は3月1日にも、動物愛護管理法違反(虐待)などの疑いで、運営する動物販売業者を福井県警に刑事告発する方針。商品を大量生産するように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」と称される施設は全国的に問題視されており、この業者の繁殖場も同様の方式とみられる。

 業者は、子犬や子猫を県内のペットショップなどで販売しているとみられる。

 犬猫を大量繁殖させ販売することは、責任感の十分でない飼い主を生みだしかねず、同協会などは飼育放棄や殺処分を防ぐため、適切に取り締まれる法改正を国に訴えている。

 同協会などによると、この業者は少なくとも2017年12月、坂井市の動物飼育施設で犬と猫合計385匹を飼育。狭いケージに入れたり、コンクリートブロックのマス内に50匹以上の過密状態で入れたりし、施設内には悪臭が漂っているという。1日1回しか餌をやらず、病気やけがの動物に適切な処置を行わないなど虐待の疑いが持たれている。

 このほか、犬を厚生労働省の省令に定める登録申請していない疑いや、狂犬病予防注射を受けさせていない狂犬病予防法違反の疑いもあると指摘している。

 同協会は県内の動物愛護グループなどから連絡を受けて状況を精査し、犬猫約400匹が劣悪な環境で飼育されていると判断した。刑事告発に合わせ、福井県や福井労働局などに対して指導監督申入書を提出する。飼育員の労働時間が労働基準法に抵触する可能性があるとして、福井労働局に調査と指導監督を求める。

 2017年12月時点で飼育員の人数は2人。「飼育員1人で20匹が限界」との見解を示す同協会は、2人で約400匹の適切な飼育は不可能で、動物愛護管理法違反に当たると指摘している。県には、多頭飼育崩壊した場合の対応策を検討しているか業者に確認するよう要請する。

「子犬工場」400匹すし詰めに 業者を刑事告発へ 福井新聞 03月01日 08:45 」 より


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2018年5月18日

「子犬工場」業者を近く書類送検 福井県警、動物虐待容疑などで 福井新聞 2018年5月18日 11:15


 福井県内の動物販売業者が一時犬猫約400匹を過密状態で飼育、繁殖し「子犬工場(パピーミル)」状態だったとされる問題で、県警坂井西署は動物愛護管理法違反(虐待)や狂犬病予防法違反容疑で、業者と飼育員を近く書類送検する方針を固めた。地検に判断を委ねる「相当処分」の意見を付けるとみられる。捜査関係者への取材で5月17日分かった。
 告発状は3月1日、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京都)が提出。同署は同月26日に受理していた。「相当処分」の意見は、起訴を求める「厳重処分」に次いで重い。
 告発状などによると、業者と飼育員は少なくとも昨年12月、坂井市の動物飼育施設で、犬と猫を狭いケージに入れたり、コンクリートブロックのマス内に50匹以上の過密状態で入れたりし、悪臭がするなどの劣悪な環境で飼育したなどとされる。
 このほか、厚生労働省の省令に定める犬の登録申請をしていない疑いや、狂犬病予防注射を受けさせていない狂犬病予防法違反の疑いもあると指摘している。
 協会側は「子犬工場」内部や、飼育員が給餌する様子を撮影した写真や動画を一般公開し「明らかな虐待」と訴えてきた。業者を監督する立場の県は「虐待とは言えない」としながら、飼育員の勤務状況などから、飼育頭数削減を指導。飼育犬は163匹まで減ったことを3月30日に把握したとしている。


2018年3月1日

「子犬工場」400匹すし詰めに 業者を刑事告発へ 福井新聞 03月01日 08:45


 犬や猫約400匹を過密状態で飼育、繁殖するなど動物虐待が疑われる施設が福井県坂井市内にあることが2月28日、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京都)などへの取材で分かった。同協会は3月1日にも、動物愛護管理法違反(虐待)などの疑いで、運営する動物販売業者を福井県警に刑事告発する方針。商品を大量生産するように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」と称される施設は全国的に問題視されており、この業者の繁殖場も同様の方式とみられる。
 業者は、子犬や子猫を県内のペットショップなどで販売しているとみられる。
 犬猫を大量繁殖させ販売することは、責任感の十分でない飼い主を生みだしかねず、同協会などは飼育放棄や殺処分を防ぐため、適切に取り締まれる法改正を国に訴えている。
 同協会などによると、この業者は少なくとも2017年12月、坂井市の動物飼育施設で犬と猫合計385匹を飼育。狭いケージに入れたり、コンクリートブロックのマス内に50匹以上の過密状態で入れたりし、施設内には悪臭が漂っているという。1日1回しか餌をやらず、病気やけがの動物に適切な処置を行わないなど虐待の疑いが持たれている。


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