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霧島山 (きりしまやま) とは 常時観測火山 概要 位置


霧島山 (きりしまやま) とは 常時観測火山 概要 位置



霧島山主要部 2011年10月18日 西側上空より 気象庁撮影<br>右奥:新燃岳火口、中央手前:大浪池、左中程:韓国岳、左後方:夷守岳

霧島山主要部 2011年10月18日 西側上空より 気象庁撮影
右奥:新燃岳火口、中央手前:大浪池、左中程:韓国岳、左後方:夷守岳 「 気象庁|霧島山 」 より

霧島山(きりしまやま)は、九州南部の宮崎県と鹿児島県県境付近に広がる火山群の総称で、霧島連山、霧島連峰、霧島山地、あるいは、霧島火山群とも呼ばれます


加久藤(かくとう)カルデラの南縁部に生じた玄武岩・安山岩からなる小型の成層火山・火砕丘等で構成され、20を超える火山体が識別できます

九州にある 17の活火山

九州にある 17の活火山
気象庁|九州の活火山 」 より編集

北海道の大雪山同様、霧島山という名前の山はなく、山々の集合体に対して霧島山との名称が付けられており、集合体の中の個々の山には、それぞれ個別の名称が付けられています


霧島山では、最高峰の韓国岳(標高1,700m)、霊峰高千穂峰(標高1,574m)をはじめ、成層火山として、甑岳、新燃(しんもえ)岳、中岳、大幡山、御鉢、高千穂峰など、火砕丘として、韓国岳などがあります

山体の大きさに比べて大きな火口をもつ火山が多く、また、大浪池、大幡池、御池、六観音池など多くの火口湖があり、御池はマールです


霧島火山の火山体地形図

霧島火山の火山体地形図
霧島山 - Wikipedia 」 より

有史以降の活動としては、主に、御鉢と新燃岳で噴火を繰り返しており、御鉢は霧島火山中、最も活動的な火山ですが、1923(大正12)年の噴火以降は噴火の記録はありません

新燃岳では、2008年から2010年にかけ小規模な噴火が続き、2011年に本格的なマグマ噴火が発生しています


霧島山の南西側山腹には温泉・地熱地帯が存在し、かつて、えびの高原の硫黄山では噴気活動が活発で、構成岩石のSiO2 量は49.6~66.9 wt.% となっています


霧島山 観測点配置図

霧島山 観測点配置図 「 気象庁|霧島山 観測点配置図 」 より


有史以降も噴火を繰り返す活火山として、気象庁の活火山ランク付けは Bとなっており、特に新燃岳と御鉢では活発な火山活動が継続、火山噴火予知連絡会によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定、気象庁では、常時観測火山に指定しています


霧島山は、山々の集合体に加え、大小の湖沼群を抱え、高千穂河原やえびの高原、霧島温泉郷などの観光地を擁し、山塊の中心部は、霧島錦江湾国立公園(霧島地域)に指定され、日本百名山、日本百景の一つでもあり、2010年9月にはジオパークの一つとして認定されています

霧島山は、北部は加久藤盆地、北東部は小林盆地、南東部は都城盆地、南部は高隈山地と姶良台地(シラス台地)、南西部は北薩火山群、北西部は肥薩火山群に隣接、宮崎県えびの市、小林市、高原町、都城市、鹿児島県霧島市、湧水町にまたがり、日本でも有数の多雨地域で、年間降水量は 4,500ミリメートル以上、その内約半分は 6月から 8月に集中しています




霧島山 (きりしまやま) 噴火警戒レベル



レベル キーワード 対応
5 避難 危険な居住地域からの避難等が必要
4 避難準備 警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要
3 入山規制 登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制 等
状況に応じて要配慮者の避難準備等
2 火口周辺規制 火口周辺への立入規制等
1 活火山であることに留意 状況に応じて火口内への立入規制等

注.避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なります

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気象庁|九州の活火山
気象庁|霧島山
気象庁|霧島山 観測点配置図
霧島山 - Wikipedia

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