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阿蘇山 2016年10月8日 の噴火は 「マグマ水蒸気爆発」か


2016年10月8日 午前1時46分 の 阿蘇山噴火は 「マグマ水蒸気爆発」か 2016年10月11日



2016年10月8日 午前1時46分に阿蘇山中岳(1506メートル)の第 1火口で起きた爆発的噴火について、爆発の際、火口周辺に微量のマグマが噴出した形跡が見つかったことから、気象庁は、2016年10月11日、地下で上昇したマグマが地下水と接触して爆発する「マグマ水蒸気爆発」の可能性があると発表しました

気象庁によると、阿蘇山は 11日も活発な火山活動が続いており、火山ガスの放出量も 600トンと普段よりやや多く、地下でマグマやガスなどが上昇して山が膨らむ現象も観測されています


水蒸気爆発とマグマ噴火の違い

阿蘇山の噴火は「水蒸気爆発」か 読売新聞 2016年10月8日 15:00 」 より

噴火後に現地調査を行った専門家からは、マグマの熱で地下水が沸騰し爆発した「水蒸気爆発」の可能性が高いとの意見が出ていました

阿蘇山の噴火の兆候を観測する研究施設「京都大学火山研究センター」(熊本県)の大倉敬宏教授によると、今回の噴火は、火山の地下水がマグマの熱によって温められ、沸騰して爆発する「水蒸気爆発」とみられるとのことで、今年(2016年)の10月に入り、火山性地震や微動が活発化するなど、水蒸気爆発が起きる兆候が確認されていたとしています


今回、新たに、火口周辺で微量のマグマ噴出の形跡が見つかったことから、「マグマ噴火」を伴う「マグマ水蒸気爆発」との見方となりました

京都大学火山研究センター 大倉敬宏教授は、「今後もマグマが上昇し続ければ、大量のマグマが火口から噴き出すマグマ噴火もありうる」として警戒を促しています


気象庁などによると、2016年10月8日午前1時46分の噴火が起こる 約 4時間前の 7日午後9時50分頃、噴火が発生、この噴火により、いったん岩盤が割れて火口が開いたものの、8日未明になり、何らかの原因で火口が再びふさがった為、地下の圧力が急速に高まり、今回の爆発につながった可能性があるとのことで、今回のように、大きな空気の振動を伴う爆発的噴火は 1980年以来のとのことです

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関連情報サイト


阿蘇山の火山情報 - Yahoo!天気・災害
気象庁|各火山のリーフレット
阿蘇山の噴火警戒レベル
阿蘇山火山防災マップ
阿蘇山 - Wikipedia

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2016年10月11日

阿蘇噴火「マグマ水蒸気爆発の可能性」…気象庁 読売新聞 2016年10月11日 20:39


 8日に阿蘇山中岳(1506メートル)の第1火口で起きた爆発的噴火について、気象庁は11日、地下で上昇したマグマが地下水と接触して爆発する「マグマ水蒸気爆発」の可能性があると発表した。
 爆発の際、火口周辺に微量のマグマが噴出した形跡が見つかったという。
 噴火後に現地調査を行った専門家からは、マグマの熱で地下水が沸騰し爆発した「水蒸気爆発」の可能性が高いとの意見も出ていた。京都大学火山研究センターの大倉敬宏教授は「今後もマグマが上昇し続ければ、大量のマグマが火口から噴き出すマグマ噴火もありうる」と警戒を促している。
 同庁によると、阿蘇山は11日も活発な火山活動が続いた。火山ガスの放出量も600トンと普段よりやや多く、地下でマグマやガスなどが上昇して山が膨らむ現象も観測されている。

阿蘇噴火「マグマ水蒸気爆発の可能性」…気象庁 読売新聞 2016年10月11日 20:39 」 より


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