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航空自衛隊 F-2A / B 日米共同開発 戦闘機


航空自衛隊 F-2A / B 日米共同開発 戦闘機



航空自衛隊 F-2A / B 日米共同開発 戦闘機 写真画像

主要装備 F-2A-B|防衛省 [JASDF] 航空自衛隊 」 より

日米の先進の技術を結集して生まれました



航空自衛隊 F-2A / Bは、米国戦闘機 F-16を、日本の運用の考え方や地理的な特性に合わせ、日米の優れた技術を結集し日米共同で改造開発した戦闘機です


1988年(昭和63年) FS-Xとして開発に着手
1995年(平成7年) 初飛行
2000年度(平成12年度) 開発完了


F-16からの主な改造点は、旋回性能の向上のため主翼面積を増やし、軽量化のため先進材料や先進構造を取り入れたこと、および、離陸性を高めるためエンジンを推力向上型に変え、さらに最新レーダーなど、先進の電子機器を採用しています




航空自衛隊 F-2A / B 日米共同開発 戦闘機 主要諸元



主要スペック
分類 戦闘機 乗員 1人/2人
全幅 11.1m 全長 15.5m 全高 5.0m
エンジン
搭載数 1基 名称 F110-GE-129
性能
最大速度 マッハ約2.0
武装 20mm機関砲 空対空レーダーミサイル 空対空赤外線ミサイル 空対艦ミサイル




航空自衛隊 F-2A / B 国産初 超音速の空対艦ミサイル 2018年度導入 2017年7月17日



航空自衛隊 F-2A / B 国産初 超音速の空対艦ミサイル 2018年度導入 イメージ図 2017年7月17日

国産初、超音速の空対艦ミサイルを来年度導入へ 読売新聞 07月17日 07:54 」 より

政府は、開発中の新型空対艦ミサイルについて、2018年度の概算要求に数億円の調達費を計上、量産体制に入り、同年度から航空自衛隊の F-2A / B戦闘機に導入する方針を固めました


導入済みの国産の空対艦ミサイルには、亜音速の 「80式」と「93式」がありますが、開発中の新型空対艦ミサイルは、飛行速度が「93式」の 約 3倍となるマッハ 3程度と、飛躍的に速くなり、速度の面では、海外の同種の最新鋭ミサイルと肩を並べることになります


目標に命中するまでの時間が大幅に短くなるうえ、レーダーに捉えられにくい海面近くを低空飛行することもできるため、敵の艦船から迎撃されにくくなり、射程も、百数十キロメートルの「93式」より長くなるということです




航空自衛隊 領空侵犯に対する措置要領の概要 と 戦闘機部隊



航空自衛隊 領空侵犯に対する措置要領の概要
航空自衛隊 戦闘機部隊

防衛省 [JASDF] 航空自衛隊 航空自衛隊の概要 」 より






支援戦闘機 について


F-2A / B 戦闘機 は、導入当初、『支援戦闘機』と呼ばれていました

戦闘機には、制空戦闘機と言われていたような、専ら、空対空(対航空機)戦闘に特化した戦闘機と、対空戦闘に加え、対艦攻撃、対地攻撃、近接航空支援と幅広い役割を担える戦闘機があります


また、対艦攻撃、対地攻撃に主眼が置かれ、かつ高機動力を持つ航空機は、一般的に『攻撃機』と呼ばれ、対空戦闘、および、攻撃機としての役割の両者を合わせ持つ航空機は、戦闘攻撃機と呼ばれていいました

ただし、近年では、戦闘(攻撃)機の開発には膨大な金額が必要で、用途別に、戦闘(攻撃)機を配備することが困難となっており、ひとつの機種で様々な用途に使えるマルチロール(多用途)化が世界的な潮流となっています


アメリカとて、例外ではなく、かつてのアメリカ空母には、映画でも有名になった F-14 トムキャット (F は Fighter ) 戦闘機 と A-6 イントルーダー (A は Attacker) 攻撃機等、それぞれを艦載していましたが、現在では、F/A-18 スーパーホーネット 戦闘攻撃機に統一されています

航空自衛隊でも導入している F-15J/DJ イーグルは、制空戦闘機として開発されましたが、後に、攻撃(爆撃)能力の付与された F-15E ストライクイーグル (愛称) へと発展、マルチロール化されていますが、戦闘機のマルチロール化という潮流に従い、名称は F/A (戦闘攻撃機) とならず、F (戦闘機) のままですし、アメリカ空軍での正式愛称も 「イーグル」 のまま変更されていません


日本においても、防衛省では将来的に、飛行隊の数を維持しつつも、要撃(制空)戦闘機と支援戦闘機の区別を廃止、全機種をマルチロールファイター(多用途戦闘機)とする方針とし、2005年に改定された防衛大綱から正式に要撃戦闘機と支援戦闘機の区分が廃止されています

従前、航空自衛隊では、アメリカ等での戦闘攻撃機のように、対空戦闘に加え、対艦攻撃、対地攻撃、近接航空支援も行える F-2A / B 戦闘機、F-4EJ 戦闘機 を 支援戦闘機 (Support Fighter) と呼称してきましたが、支援戦闘機区分の廃止に伴い、全て『戦闘機』の呼称となっています


さらに、F-2A / B 戦闘機 (支援戦闘機) においては、近年、マルチロール化のための空戦能力向上が図られており、F-4EJ 戦闘機 (支援戦闘機) 後継機については、マルチロール(多用途)戦闘機である F-35A ライトニングII 戦闘機 を選定、置き換えが予定されています

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F-14 (戦闘機) - Wikipedia
A-6 (航空機) - Wikipedia
F-A-18 (航空機) - Wikipedia
F-A-18E-F (航空機) - Wikipedia
F-15E (航空機) - Wikipedia

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2017年7月17日

国産初、超音速の空対艦ミサイルを来年度導入へ 読売新聞 07月17日 07:54


 政府は来年度から、開発中の新型空対艦ミサイルを航空自衛隊のF2戦闘機に導入する方針を固めた。
 2018年度の概算要求に数億円の調達費を計上し、量産体制に入る。国産の空対艦ミサイルとしては初の超音速で、迎撃されにくいのが特長だ。東シナ海などで強引な活動が目立つ中国海軍をけん制する狙いがある。
 導入済みの国産の空対艦ミサイルには、音速に近い「80式」と「93式」があるが、新型は飛行速度が93式の約3倍のマッハ3程度と、飛躍的に速くなる。速度の面では、海外の同種の最新鋭ミサイルと肩を並べる。
 目標に命中するまでの時間が大幅に短くなるうえ、レーダーに捉えられにくい海面近くを低空飛行することもできるため、敵の艦船はミサイルを迎撃しにくい。射程も93式(百数十キロ・メートル)より長くなるという。


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