航空自衛隊 B-777-300ER 次期 政府専用機 (特別輸送機) |
航空自衛隊 B-777-300ER 次期 政府専用機 (特別輸送機)
ボーイング777-300ER ストレッチ&航続距離延長型のB777 とは 特徴B777-300ERの初飛行 2003年で、元々、1988年に初飛行した B747-400 の後継用途を念頭に開発された機種ですので、 B747-400 の後継 次期 政府専用機に B777-300ER を採用したのは、順当な選択ともいえます B777シリーズは、大きく B777-200 と B777-300 に分けられ、「-200」(ダッシュ200)の全長は 63.7m、「-300」(ダッシュ300) は73.9m、「-300」は「-200」の胴体をストレッチ(延長)し、より大きい輸送力を確保した機種になります 日本の航空会社では、全日空と日本航空が「-200」と「-300」の両方を使用しており、それぞれ国内線仕様と国際線仕様があります 機体のスペックは、全日空仕様の B777-300ER が、全長 73.9m、全幅 64.8m、全高 18.5mで、航続距離は、13,920km、巡航速度は 890km/hとなっています このうち国内線用 B777-300 は、全日空が 514席、日本航空が 500席と、「ジャンボ」の愛称で知られるボーイング747に匹敵する輸送力を誇っており、搭載エンジンが 2基の「双発機」で定員が 500名以上あるのは、このB777-300だけです 「ER」は、「Extended Range」の略で、これが付く場合は航続距離が高められた機体、という意味になり、次期政府専用機の B777-300ER は、胴体が延長され輸送力が大きく、航続距離も長いタイプの B777型機になります また、B777は主翼の下にある2本の主脚に、それぞれ6個のタイヤがついているのが特徴で、B767 や B787、エアバスA330 は、それぞれ 4個ずつです エンジンパワーは民間航空機エンジンとして世界最大B777は、500名以上乗せることもできる超大型機ながら、民間航空機エンジンとして世界最大の推力を誇る「GE90シリーズ」を搭載することで、2基のエンジンだけで十分なパワーを確保、エンジンを 4基搭載する B747 などに比べメンテナンス費用等、運航コストを抑えることが可能です 、あた、燃費性能も高く、現在の政府専用機 B747-400 と比べ、次期 政府専用機の B777-300 は、約 3割程燃料効率が向上するとされています ボーイングの航空機としては、日本の生産分担率が高いことから『準国産』とまでうたい、2011年に全日空が世界で初めて導入した B787 もありますが、B787 は中型機で、全長 56.7m、定員335人、B787-9は、全長 62.8m、定員395人(全日空国内線仕様)で、B777ほどの輸送力がありません また、B777 の選定理由として、登場から一定の時間が経過し、十分な運用実績を持っている点が評価されたとも言われています 航空自衛隊 航空輸送部隊「 防衛省 [JASDF] 航空自衛隊 航空自衛隊の概要 」 より |
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