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航空自衛隊 B-777-300ER 次期 政府専用機 (特別輸送機)


航空自衛隊 B-777-300ER 次期 政府専用機 (特別輸送機)



全日空仕様のボーイング777-300ER。主翼の下にあるタイヤが6輪×2脚で12個あるのがB777の特徴(資料:ボーイング)

全日空仕様のボーイング777-300ER 主翼の下にあるタイヤが6輪×2脚で12個あるのがB777の特徴 (資料:ボーイング)

日本政府は、2014年8月12日、現在の政府専用機ボーイング747-400の後継に、ボーイング777-300ERを採用、2019年度から使用開始、整備業務は全日空が請け負うことを発表しました



ボーイング777-300ER ストレッチ&航続距離延長型のB777 とは 特徴



B777-300ERの初飛行 2003年で、元々、1988年に初飛行した B747-400 の後継用途を念頭に開発された機種ですので、 B747-400 の後継 次期 政府専用機に B777-300ER を採用したのは、順当な選択ともいえます

B777シリーズは、大きく B777-200 と B777-300 に分けられ、「-200」(ダッシュ200)の全長は 63.7m、「-300」(ダッシュ300) は73.9m、「-300」は「-200」の胴体をストレッチ(延長)し、より大きい輸送力を確保した機種になります


日本の航空会社では、全日空と日本航空が「-200」と「-300」の両方を使用しており、それぞれ国内線仕様と国際線仕様があります

機体のスペックは、全日空仕様の B777-300ER が、全長 73.9m、全幅 64.8m、全高 18.5mで、航続距離は、13,920km、巡航速度は 890km/hとなっています


このうち国内線用 B777-300 は、全日空が 514席、日本航空が 500席と、「ジャンボ」の愛称で知られるボーイング747に匹敵する輸送力を誇っており、搭載エンジンが 2基の「双発機」で定員が 500名以上あるのは、このB777-300だけです

「ER」は、「Extended Range」の略で、これが付く場合は航続距離が高められた機体、という意味になり、次期政府専用機の B777-300ER は、胴体が延長され輸送力が大きく、航続距離も長いタイプの B777型機になります


また、B777は主翼の下にある2本の主脚に、それぞれ6個のタイヤがついているのが特徴で、B767 や B787、エアバスA330 は、それぞれ 4個ずつです



エンジンパワーは民間航空機エンジンとして世界最大



B777は、500名以上乗せることもできる超大型機ながら、民間航空機エンジンとして世界最大の推力を誇る「GE90シリーズ」を搭載することで、2基のエンジンだけで十分なパワーを確保、エンジンを 4基搭載する B747 などに比べメンテナンス費用等、運航コストを抑えることが可能です

、あた、燃費性能も高く、現在の政府専用機 B747-400 と比べ、次期 政府専用機の B777-300 は、約 3割程燃料効率が向上するとされています


ボーイングの航空機としては、日本の生産分担率が高いことから『準国産』とまでうたい、2011年に全日空が世界で初めて導入した B787 もありますが、B787 は中型機で、全長 56.7m、定員335人、B787-9は、全長 62.8m、定員395人(全日空国内線仕様)で、B777ほどの輸送力がありません

また、B777 の選定理由として、登場から一定の時間が経過し、十分な運用実績を持っている点が評価されたとも言われています




航空自衛隊 航空輸送部隊



航空自衛隊 航空輸送部隊

防衛省 [JASDF] 航空自衛隊 航空自衛隊の概要 」 より


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関連記事を下記に紹介します



2014年8月12日

次期政府専用機B777-300ERはどんな機体? 乗りものニュース 2014.08.12


 政府は次期政府専用機にボーイング777-300ERを採用しました。どんな航空機なのでしょうか。
 ストレッチ&航続距離延長型のB777
 日本政府は2014年8月12日(火)、現在の政府専用機ボーイング747-400の後継に、ボーイング777-300ERを採用すると発表しました。2019年度から使用される予定で、整備業務は全日空が請け負います。
 このB777-300ERは元々、1988年に初飛行したB747-400の後継用途を念頭に開発された機種で、初飛行は2003年です。その意味では今回、次期政府専用機にB777-300ERが採用されたのは順当ともいえます。
 B777は大きくB777-200とB777-300に分けられ、「200」の全長は63.7mで「300」は73.9m。簡単にいえば「300」は「200」の胴体をストレッチ(延長)し、より大きい輸送力を確保したものになります。
 日本の航空会社では全日空と日本航空が「200」と「300」の両方を使用しており、それぞれ国内線仕様と国際線仕様があります。
 このうち国内線用B777-300は全日空が514席、日本航空が500席と、「ジャンボ」の愛称で知られるボーイング747に匹敵する輸送力を誇っています。ちなみに、エンジンを2基しか搭載しない「双発機」で定員が500名以上あるのは、このB777-300だけです。
 また「ER」は「Extended Range」の略。これが付く場合は航続距離が高められた機体、という意味になります。つまり次期政府専用機のB777-300ERは、胴体が延長され輸送力が大きく、航続距離も長いタイプのB777型機、ということになります。


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