X-2 (ATD-X) 先進技術実証機 初期コードネーム 「心神(しんしん)」 |
先進技術実証機 X-2 (ATD-X) 初飛行 2016年4月22日先進技術実証機 X-2 (ATD-X)は、2016年4月22日、愛知県営名古屋空港の滑走路から離陸、高度 3000メートルまで上昇、約 25分間の初飛行に成功しました 先進技術実証機 X-2 (ATD-X) 公開 2016年1月28日防衛装備庁は、2016年1月28日、国産初のステルス機となる「先進技術実証機 X-2」を、三菱重工業小牧南工場(愛知県)で公開しました 防衛省は、日本独自の技術を生かした戦闘機開発を目指しており、実証機は、2016年2月に初飛行を予定、有人ステルス機の飛行に成功すれば、米国、ロシア、中国に次いで4カ国目になるということです 実証機の型式は 「X2」、日米で共同開発した F2戦闘機が 2030年ごろから退役するのに備え、X2の技術を生かした後継機を、国産開発とするか、国際共同開発とするかを 2018年度までに判断するとしています 先進技術実証機 X-2 (ATD-X) 2016年2月初飛行予定 2015年12月.27日国産のステルス戦闘機開発に向け、三菱重工業などが製造している先進技術実証機 (ATD-X)は、2016年1月末、各機能試験が行われている愛知県豊山町にある三菱重工の工場で地上滑走試験を開始、2016年2月に同工場に隣接する愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)から航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)まで初飛行する計画です 2016年3月から実証機を引き受ける防衛装備庁は、2016年度以降、飛行試験を行い、レーダーへの映りにくさや機動性などのデータを蓄積、その後、次期戦闘機(F3)を純国産開発にするか、国際共同開発にするか判断されます 実証機は当初、2015年3月までに防衛省へ納入される予定でしたが、エンジンや操縦系統でさらに検証が必要になり、2016年3月末まで納入期限を延長し、機体の作動確認を進めていました X-2 (ATD-X) 先進技術実証機 初期コードネーム 「心神(しんしん)」 とは先進技術実証機 X-2 (ATD-X Advanced Technological Demonstrator-X)は、国産技術で、ステルス戦闘機(F3)の開発が可能かを検証するための機体で、防衛省技術研究本部(技本)が三菱重工業を主契約企業として、2009年(平成21年)度に開発に着手、飛行試験を通じてステルス技術や高度な姿勢制御技術などを検証します 先進技術実証機 X-2 (ATD-X)は、全長 14.2メートル、全幅 9.1メートル、全高 4.5メートルで、機体は三菱重工業、主翼と尾翼は富士重工業、操縦席周辺は川崎重工業が、2基装備されているアフターバーナーを備えた国産初のエンジン、XF5-1は、IHIが製造、レーダーに映りにくい炭素繊維の電波吸収材を使用しており、ステルス性能を備え、小型で高出力なエンジンやジェット噴流の向きを変える装置を使った機動性の高さを特長とします 国産エンジン XF5-1は、「実証エンジン」という位置付けの為、推力は1基当たりおよそ 5トンで、F22戦闘機に搭載されているプラット&ホイットニー F119の 16トン、F35戦闘機のプラット&ホイットニー F135の 18.1トンに比べ 3分の1以下程度の性能ですが、F22の最大離陸重量 38トン、F35Aの最大離陸重量 31.8トンを考えると、X-2 は、最大離陸重量が 13トン程度、XF5-1エンジン自体の重さも 644キロなので、軽量コンパクトに作られていることが分かります 先進技術実証機 X-2 (ATD-X)は、地上試験用と飛行試験用が各 1機あり、合計の開発経費は約 392億円、当初、2014年度内を予定していた飛行試験は、スロットルの不具合で 2015年夏に延期されたものの、F3の開発スケジュールに支障はないとのことです 先進技術実証機 X-2 (ATD-X)は、技術実証機の為小型で、火器も積んでいないのに対し、日米共同開発戦闘機 F2 の後継となる F3は強力なエンジンを搭載して大型化、機体デザインも全く別物となる見込みです プロジェクト初期には、部内で、富士山を意味する「心神(しんしん)」と呼ばれていましたが、2015年3月現在、心神という名称はプロジェクトでは公式、非公式ともに使用されていません |
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