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そして 室堂へ 雷鳥会えるかなっ?


そして 室堂へ 雷鳥会えるかなっ?



立山トンネルトロリーバス、その名の通り、標高 3,015m の立山のどてっぱらを貫く立山トンネルの端と端、大観峰駅と室道駅を結び、関電トンネルトロリーバス同様、ほそ~いトンネルを抜けていきます

大観峰駅の標高は 2,316m、室道駅は 2,450m、標高差 134m
ついに、富士山の五合目をこえるぜ~♪ ・・・ と思っている内にバスはロータリーを回って室道駅ホームに滑り込みました


お坊様が修行の為に泊まり込むお寺の宿所が宿坊(しゅくぼう)、山岳信仰の修験者が宿泊したり祈祷を行ったりする堂が室堂(むろどう)、そう、ここは立山山岳信仰、立山登山の拠点です

実際、室堂ターミナルから歩いて 10分程のところに、江戸時代に建てられたという国の重要文化財にも指定されている、修験者が宿泊、祈祷を行った堂が残っています
隣接して、現在の「室堂小屋」と呼ばれる、山小屋を復元修理した建物も残されており、こちらも貴重な歴史的建造物として、内部が(有料で)一般公開されています

他にも有名な室堂として、白山山岳信仰、登山の拠点としての室堂(白山室堂)というところもあり、特別区別したい時、こちらは、立山室堂と呼ばれたりもします


ちなみに、この立山、恐らく日本人で聞いたことないという方はいないと思える程有名ですが、地図で探しても「立山」という山は見つけられません
そう、それ程有名な山でありながら、「立山」という山は存在しないのです

正確には、「立山」は、雄山(おやま、標高3,003 m)、大汝山(おおなんじやま、標高3,015 m)、富士ノ折立(ふじのおりたて、標高2,999 m)の3つの峰の総称で、映画で有名になった「劒岳 点の記」の「劒岳」同様、立山山岳信仰、「立山連峰」を構成、代表する山塊のひとつ(いや、みっつかな)です


ここ室堂、山の中とは思えない ・・・ どころか、ちょっとした地方中核都市の中心駅くらいのりっぱな駅舎が鎮座していて、その駅前から、緩やかな盆地地形を挟んだ対岸のヘリがそのまま天を目指してそりあがり、どっしりと腰を据えたかのような立山が、その雄大な姿を間近に見せます

先に書きましたように、立山は総称ですが、台形の形をしたその立山の右側の頂点が雄山山頂、左側の頂点が富士の折立、そして両端からの真ん中付近に標高 3,015mの立山の最高峰、大汝山がそびえます


その立山の右肩(正確には雄山の右肩)に赤い屋根の山小屋が小さく見えます
あれが「一の越山荘」かいな?
登山者でなければとても近付けない様な急峻な山肌をせりあがった山上の稜線にその姿を見せています


そして、この室堂(室堂平と呼ばれています)へ来たら絶対に行っておかなければいけない、定番の「みくりが池」へと、遊歩道に歩を進めます

歩きやすい舗装された幅広の遊歩道ですが、空気が薄いせいか、はたまた、単なる運動不足か、軽い疲労感とともに低い丘を越え下った先に、青色、蒼色、藍色、適切な色表現に困るような、どこまでも青々とした「みくりが池」が、静かな水面を見せ、たたずんでいます

回りを急傾斜のすり鉢に囲まれた丸い丸い湖、一見して、火口湖だなと分かります


この辺りは、有名な雷鳥の出没地帯
沢山の目撃情報も寄せられているのですが、出会えるかどうかは日頃の行い次第 ・・・ いやいや、運次第です

途中も気を付けながらやって来たのですが、そう簡単に姿を見れるわけでもなく、もうひとつ外せない見所の地獄谷へと向かいます

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