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黒部ダムっ!! でかっ!!


黒部ダムっ!! でかっ!!



黒部ダム駅でバスを降りるとその先にまだまだ続くトンネル
そう、ここは中部山岳国立公園の真っただ中、主要な建物、施設は地下トンネルの中に造られているのです
ちょっとした秘密基地っ!てこともないのですが、とりあえず、案内板に従って、黒部ダムを目指します

途中、右手にトンネルが分岐していて、そちらは展望台、及び、登山道入口なんてことが書かれています
登山はしないのですが、展望台には後で行ってみよっと

ほどなくして、目の前にようやく自然のひかりが、ひさしぶりっ!


そして、てくてくてくてく
急に開けた下界、じゃなく自然の景色、ようやくコンクリートの筒の中から解放されたと思ったらそこはまさしく渓谷織り成すやまんなか
そして、白く輝く巨大な堰堤

そうここは黒部ダムのまさしくはじっこ

日本で最も有名なアーチ式ダムである黒部ダムの堰堤は、大型バスが楽にすれ違える程幅広で、弧を描いて渓谷を挟んだ対岸の山裾へと、長く長く伸び、堰堤を見ただけでもその巨大さに圧倒されますが、当然お目当ては、ダムの上から渓谷の谷底を見下ろして、まばゆい日の光を浴びつつ、堰堤の端まで行って下をのぞき込みます


やっぱりたけ~~
谷底に流れる一筋の清流
遠すぎて、ちいさ~く見えます

そして、その中間くらいのところで、ダム本体から吹き出す観光放水の奔流
観光放水は、毎年、6月下旬から10月半ばにかけて行われています
これを見なけりゃ始まりません
霧となって広がり、静かに吹きおろし、その向こうに虹を描き出します

これこれ、やっぱり観光ガイドの写真を見ただけでは味わえない、本物の感動があります
行ってみれば人工的に造られた横へ吹き出す噴水に過ぎないにもかかわらず、これ程の感動を味わえるのは、その巨大さからくる本物の迫力ということでしょう


黒部ダム!!、富山県東部を流れる黒部川の上流に建設された、(恐らく)日本で最も有名なダムでしょう
1956年~1963年まで、約7年の歳月を費やし、その高さ(堤高)は、186m
その後、約50年の月日の流れた現在でも、日本一の高さを誇ります

そして、その堤頂長も 492.0 m、およそ、500mですね
400mトラック一周してもまだ端にたどり着けません

ちなみに、この黒部ダム、黒四ダムと呼ばれることもあり、そちらの名前で覚えている方も多いのではないでしょうか
黒部川には、他にもいくつもダムがあり、またそれぞれに水力発電所を従えています

この黒部ダムの湖水を直接利用して水力発電を行っているのが、「黒部川第四発電所」、建設当時、関西地方の電力事情は逼迫しており、今からは考えられない事ですが、停電も頻発していました

とても日本の話とは思えないような状況を救ったのが、この「黒部川第四発電所」で、そこに発電用水を供給するのが黒四ダムと言うわけです


日本の発展を支えようとした先人の熱い思いに包まれ、しばし酔い痴れますが、今日は、この先、室道まで行って折り返してくる予定です
黒部ダムを堪能するのは後回しにして、ひとまず、黒部ケーブルカーの黒部湖駅を目指します

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