「もしやヒアリ?」 沖縄に 在来種アリ150種生息 ドーム状のアリ塚注意 |
「もしやヒアリ?」 沖縄に 在来種アリ150種生息 ドーム状のアリ塚注意 2017年6月26日
沖縄県に 約 10個体、環境省那覇自然環境事務所にも 約 20個体の情報が寄せられましたが、全てヒアリではなかく、沖縄はアリの種類が全国で最も多様で見極めが難しく、専門家は 「いたずらにアリを怖がらないで」と呼びかけています ヒアリ対策に取り組む沖縄県環境部、OISTの吉村正志研究員らが 2017年6月26日に会見し、沖縄県内 72ヵ所のトラップなどの監視網で、ヒアリや、侵入に伴って特定のアリ類が著しく減少する兆候は確認されていないと発表しました 吉村研究員によると、ヒアリは、土で地上高 15センチ以上になるドーム状のアリ塚を作り、都市公園や港湾などの光の当たる草地を好みますが、日本国内に同じ規模の塚を作る在来アリはおらず、一つの巣に多様な大きさのアリが混じるのも特徴としています ただ赤茶色で腹部が黒っぽいヒアリの外見は、専門家でなければ見極めが難しい上、沖縄県内は、アリだけで 約 150種が確認され、全国の半数超を占めるており、沖縄県で一般的な 「オオシワアリ」 「ツヤオオズアリ」 とも似ていて、間違われやすいということです OISTでは、沖縄版のヒアリの見極め方の製作も進めており、吉村研究員は、「全国で例をみない監視網を引いているが、ヒアリは確認されていない」とし、「アリを全てヒアリとみなして殺虫剤をまくなどの駆除が進めば、在来アリが減り、ヒアリが定着しやすい環境を作ってしまいかねない」と危惧し、冷静な対応を呼びかけています |
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