ラミネート加工 (パウチッ子)
ラミネート加工 ( lamination ) とは、紙等の表面に透明のフィルムを貼ることで、ラミネート、ラミ加工、パウチ加工ともいいます
カードや書類などに皮膜を施すための機器をラミネーターといい、このラミネーターが日本に十分普及していない時代に、明光商会が広くTVCMを行った「パウチッ子」の商品名で知られるようになり、ラミネート加工を施すことを「パウチッ子する」とか、「パウチする」と言うこともありましたが、明光商会では、既に「パウチッ子」の名を自社製品に使用しておらず、この一般名詞的用法も、2014年現在では、あまり用いられなくなりました
印刷物を保護し、色落ち・摩耗の防止、美観を良くしたり、高級感を増すことができ、不正な改造・改竄を防止することもできるため、定期乗車券や身分証明書類に用いられることもあり、また、ラミネートチューブを作る際の原材料となるシートを作る際にもラミネート加工が用いられますが、フィルムと印刷物の間に接着剤を塗布しているため、塗装部が剥離すると、印刷物の表面とフィルムの間に隙間ができてしまいます
尚、ラミネート加工は、工業製品に接着して密封する包装全般をも指していて、新品の携帯電話の液晶パネル上に貼られている保護フィルムや、ホームセンターで販売されている工作用のアクリル板やアルミ板の表面に貼られている保護フィルムなどもラミネート加工といいます
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