三菱スペースジェット (旧MRJ) 1号機 飛行試験再開 2ヶ月半ぶり 2016年2月10日
三菱航空機(愛知県豊山町)は、2015年2月10日、機体の改修のために中断していた国産初の小型ジェット旅客機、三菱スペースジェット (旧MRJ)の飛行試験を、昨年(2015年)11月27日以来、約
2ヶ月半ぶりに再開しました
三菱スペースジェット (旧MRJ)は、2016年2月10日午前9時45分頃、愛知県豊山町の県営名古屋空港を飛び立ち、遠州灘沖の試験空域で 1時間程、上昇
・ 下降や旋回などの基本性能を確かめました
飛行試験は昨年(2015年)11月末までに 3回行いましたが、その後、主翼の付け根部分の機体の強度不足などが判明し、試験を中断、主翼の付け根に厚さ
2ミリ程度のプレートを貼り付けるなどの補強や、ソフトウェアの改修をしていました
三菱航空機では、2018年半ばの納入をめざし、今後、国内での試験を本格化するとともに、2016年10~2017年春頃にも米国で飛行試験を始め、結果を機体に反映させる改修を続け、完成度を高めていきます
また2016年3月上旬には、名古屋空港そばで建設中の量産工場も完成する予定です
|