ホーム >  > MSJ > MRJ 1号機 米国向けて飛び立つも 空調不備で Uターン
目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページEND

MRJ 1号機 米国向けて飛び立つも 空調不備で Uターン


MRJ 1号機 米国向けて飛び立つも 空調に不備 名古屋へ引き返す 2016年8月27日



三菱航空機が開発中の国産初ジェット旅客機 MRJは、2016年8月27日正午前、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)を飛行試験を行う米国に向けて飛び立ちましたが、離陸後、経由地の新千歳空港(北海道千歳市)に向かいながらシステム全体を最終確認していたところ、空調システムに不具合が見つかり、点検のため引き返し、約 1時間後に名古屋空港に着陸しました


試験飛行の拠点となる米国へ向けて県営名古屋空港を離陸する小型ジェット旅客機「MRJ」=愛知県豊山町で2016年8月28日午後0時58分

試験飛行の拠点となる米国へ向けて県営名古屋空港を離陸する小型ジェット旅客機「MRJ」=愛知県豊山町で2016年8月28日午後0時58分

<MRJ>仕切り直し再出発 米国に向け離陸 毎日新聞 2016年8月28日 13:13 」 より

三菱航空機では、途中、新千歳空港の他、ロシアのカムチャツカ半島、米アラスカで給油しながら、数日がかりで機体を移送、米シアトル市の東約 250キロにあるワシントン州グラント郡国際空港で飛行試験を本格化させることにしていました


原因を調べて整備し直した後、再出発する方針で、再出発は、8月28日以降になりそうです


グラント郡国際空港は 1年のうち 9割以上が晴天、飛行試験を重ねるのに理想的な環境とされ、三菱航空機は2015年秋の名古屋空港での初飛行後、国内と並行して米国でも飛行試験を進め、2018年半ばを予定する初納入に向けて、開発を加速させる方針で、今回の試験機 1号機を皮切りに、年内に他の試験機 3機を米国に移す予定です




MRJ 仕切り直し 米国向けて再離陸するも 再び 空調不備で Uターン 2016年8月28日



国産初のリージョナルジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット))」は、2016年8月28日午後 1時前、展望デッキで航空ファンらが見守る中、試験飛行の海外拠点となる米国に向けて、愛知県豊山町県営名古屋空港を離陸しました

MRJ(三菱リージョナルジェット))は、2016年8月27日も米国に向けて県営名古屋空港を飛び立ちましたが、飛行中の点検で空調システムの不具合を発見、約 1時間後県営名古屋空港に引き返し、米国行きをいったん延期、2016年8月28日は仕切り直しの再出発となります


2016年8月27日は、離陸後同空港に引き返した後、開発主体の三菱航空機は、不具合の原因になったとみられる部品を交換。2016年8月28日午後 1時前の再出発となりましたが、最初の経由地 新千歳空港(北海道千歳市)に向かう途上、2016年8月27日同様、空調システムの不具合が見つかったため引き返し、午後 3時すぎに県営名古屋空港に戻ってきました

三菱航空機は、今後の飛行について、「点検結果を見て判断する」としています


MRJは、県営名古屋空港を離陸後、北海道の新千歳空港やロシアのカムチャツカ半島、米アラスカ州の空港などで給油した後、数日中に米西部モーゼスレークの「グラント郡国際空港」に到着する予定で、晴天率が高い同空港を拠点に試験飛行を本格化させ、米国と日本で 計 2500時間の試験飛行を行い、安全・環境性能の実証作業を行い、2018年半ば、ANA(全日本空輸)にMRJを初納入する予定です




MRJ 開発遅延の恐れ 米国移送 2016年9月下旬以降に 2016年8月30日



国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の米国移送が、2016年8月27日、28日、連日で空調設備の不具合により途中で引き返し、中止となったことを受け、2016年8月30日、MRJの米国移送を、1ヶ月前後遅らせらせる方向で検討に入り、2016年9月下旬以降にずれ込む可能性が出てきました

27日、28日、両日に発生した、空調設備の不具合について、空調システムをつくった米国のメーカーとともに原因究明を進めていますが、原因究明に時間がかかっている他、部品の取り寄せやロシア政府の飛行許可の再取得などに時間がかかるためとのことです


三菱航空機によると、同じ部分の故障が続いたため幅広く調査している為時間がかかっていて、交換部品を米国から取り寄せる可能性もあり、その場合、次の出発は 9月下旬以降にずれ込むということです

MRJの試験1号機は、北海道 新千歳空港やロシア カムチャツカ半島、米アラスカ州などで給油しながら、2016年8月中に米西部モーゼスレークにある「グラント郡国際空港」へ移送する計画で、三菱航空機は、2~4号機も2016年内に同空港へ移し、試験飛行を本格化させる予定でした


「グラント郡国際空港」に試験飛行の拠点を置くのは、晴天率が高く、定期便もないため、高頻度の試験飛行が可能なためで、三菱航空機は、当初、米国移送を 2016年末までに行う予定でしたが、試験飛行を早期に本格化させるため、移送時期を今夏に前倒ししていました

不具合があったのは、機内の温度や気圧を一定に保つ空調の稼働状況などを把握する監視システムで、左右2系統ある空調システムの内、左舷用監視システムで空調異常を検出、空調システム自体は正常に作動していて、監視システムの誤作動 ・ 誤検出と見られています


三菱航空機では、2016年8月27日に不具合が判明後、部品を交換しましたが、28日も同様の異常を検出していて、空調システムメーカーでもこのような事象は初めてとしており。原因究明には時間がかかると見られています

また、経由地のロシアなどでは、航空当局から領空通過や空港使用の許可を取り直す必要があり、再取得には、通常 2~3週間かかるということです


三菱航空機では、「2018年半ばの初納入に影響はない」としていますが、米国への移送は遅れる見通しとなり、産業アナリスト等からは、1ヶ月近く米国行きがずれ込めば、試験時間の確保がさらに厳しくなり、2018年半ばの納入も難しくなり、納期が遅れればイメージも悪化、受注に影響が出かねない」との声も聞かれています



MRJ 米国移送 延期 全日空 ・ 日航ともに静観



MRJの採用を世界で最も早く決定した航空会社で、2018年半ば以降に 25機を導入することになっている全日本空輸では、整備士が三菱航空機に駐在、運航 ・ 整備のノウハウを提供したり、機内の荷物入れの改善を提案したりするなど、設計段階からMRJの開発に関わっており、「一連のテストの中で今回の遅延は 2日間だけなので、影響は軽微だ。引き続き、完成度の高い機体を受領できることを期待している」としています

日本航空は、2021年から 32機を導入する予定で、「国産初のジェット旅客機なので今後もクリアすべき課題はあると思うが、すばらしい国産機が完成し、運航できることを楽しみにしている」としています



MRJ 米国移送 延期 米試験施設 開所式を中止 2016年9月1日



三菱航空機は、空調設備の不具合で米国行きが遅れ、原因究明などに時間がかかっているため、2016年9月1日、米国で 9月9日に予定していた試験施設の開所式を取りやめると発表しました

三菱航空機は、米ワシントン州のグラント郡国際空港で飛行試験を始め、開発を加速する方針で、現地拠点の開設に合わせて式典を開き、招待する州知事や顧客の航空会社幹部らに機体をお披露目、開発の順調さをアピールし、受注活動にも弾みをつけたい考えでした




三菱スペースジェット (旧MRJ) 2016年以降 米国グラントカウンティ国際空港に拠点



三菱スペースジェット (旧MRJ)の試験は、2016年第2四半期から、新たに設けた拠点、米国ワシントン州モーゼスレイク市のグラントカウンティ国際空港での試験と合わせて行い、2016年内に米国飛行試験、2017年にTC(Type Certificate: 型式証明)飛行試験、最終審査を経て、2018年にANAへ初号機を納入する予定です

グラントカウンティ国際空港は、4000m超の滑走路を備えており、米国でも最大級に位置付けられる国際空港で、試験飛行空域の狭い日本に比べ制約が少なく、1日に複数回の飛行試験が可能で、国土交通省の安全審査を経て、2017年4~6月に、ANA(全日本空輸)に量産初号機を納入する為に必要な約2500時間に及ぶ飛行試験の約8割をグラントカウンティ国際空港にて実施する予定です

目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページTOP
ホーム >  > MSJ > MRJ 1号機 米国向けて飛び立つも 空調不備で Uターン
   

© 2014 abhp.net All Rights Reserved.

関連情報サイト


三菱航空機 MRJ 特設サイト
飛行機がどこを飛んでるのかがリアルタイムでわかる「flightradar24」が楽しい|エンジョイ!マガジン
flightradar24
リージョナルジェット - Wikipedia
MRJ - Wikipedia

コンテンツ一覧

ページTOP
ページTOP

関連記事

ページTOP


関連記事を下記に紹介します



2016年9月1日

MRJの米試験施設、開所式を中止 機体不具合で断念 朝日新聞 2016年9月1日 19:33


 国産初のジェット旅客機MRJを開発する三菱航空機は1日、米国で9日に予定していた試験施設の開所式を取りやめると発表した。機体の不具合のため米国行きが遅れ、原因究明などに時間がかかっているため。開所式では開発の順調さをアピールし、受注活動にも弾みをつけたい考えだったが、断念した。
 同社は、米ワシントン州のグラント郡国際空港で飛行試験を始め、開発を加速する方針。現地拠点の開設に合わせて式典を開き、招待する州知事や顧客の航空会社幹部らに、機体をお披露目する予定だった。
 先月27日と28日にはMRJの試験機が愛知県営名古屋空港(同県豊山町)を離陸し米国へ出発したが、2回とも飛行中に空調システムに不具合が見つかり、引き返す事態になっていた。


2016年9月1日

MRJの8月進捗--北米フェリーフライト中止、ANAカラーの5号機最終組立工場へ マイナビ 09月01日 17:12


 三菱航空機は9月1日、次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)に関するWEB情報発信ツール「MRJ Newsletter」第16号にて、8月のトピックスを発表。ANAカラーの飛行試験機5号機が最終組立工場に移ったことや、エアロリース社とのMRJ90 20機購入の正式契約に触れている。
 8月20日には、MRJ飛行試験機5号機が最終組立工場へ移動。技術試験・機能試験を新工場で行うために実施されたもので、これまで組み立て等を行っていた三菱重工小牧南工場第6格納庫を深夜に出発し、月明かりの中を移送となった。第6格納庫を出た機体は県営名古屋空港の敷地内を通過し、最終組立工場へ移動。途中、公道を横断するシーンもあり、周囲の安全に留意しながら移動作業を実施された。飛行試験機5号機は、引き続き各種試験を行っていく。


2016年8月30日

<MRJ>開発遅延の恐れ 米国移送、9月下旬以降に 毎日新聞 08月30日 21:33


 国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の米国移送が30日、9月下旬以降にずれ込む見通しになった。27、28両日に発生した不具合の原因究明が遅れているほか、海外での飛行許可の再取得などに時間がかかるためだ。開発を担う三菱航空機は2018年半ばに全日本空輸へMRJを初納入する予定だが、開発スケジュールが遅れる懸念も出ている。【林奈緒美、米西部シアトル竹地広憲】
 「まさかこんな事態になるとは思わなかった」。三菱関係者は、MRJが米国に向けて愛知県営名古屋空港を飛び立ちながら、2度にわたってUターンするという異例の事態を嘆いた。
 MRJの試験1号機はロシアや米アラスカ州などを経由し、8月中に米西部モーゼスレークにある「グラント郡国際空港」へ移送する計画だった。三菱航空機は2〜4号機も年内に同空港へ移し、試験飛行を本格化させるスケジュールを描いていた。


2016年8月30日

MRJ、米国行き1カ月先送りの方向 2日連続の不具合 朝日新聞 2016年8月30日11時50分


 三菱航空機が開発中のジェット旅客機MRJが米国行きの飛行を2日連続で中止したのを受け、同社は次の出発を1カ月前後遅らせる方向で検討に入った。部品の取り寄せや経由地のロシア政府の飛行許可を取り直すのに時間がかかる可能性が高いため。米国で飛行試験を始めるのが遅れ、開発スケジュールはさらに厳しくなりそうだ。
 MRJは、米ワシントン州で飛行試験を行うため、27日と28日に愛知県営名古屋空港(同県豊山町)を出発したが、2回とも飛行中に空調システムの不具合が見つかり、引き返した。システムをつくった米国のメーカーとともに原因究明を進めている。
 三菱航空機によると、同じ部分の故障が続いたため幅広く調査しており、時間がかかっている。交換部品を米国から取り寄せる可能性があり、その場合、次の出発は9月下旬以降にずれ込むという。


2016年8月29日

MRJ、不調の原因わからぬまま 受注に影響も 朝日新聞 2016年8月29日23時11分


 空調システムの不具合で米国行きの途中から2日連続で引き返したMRJ。一夜明けた29日、三菱航空機は原因究明に追われたが、特定できていない。本格的な飛行試験の舞台、米国への到着が大幅に遅れるようだと、2年後を予定する納入開始が厳しくなる。受注にも影を落としかねない。
 MRJは29日、本拠の愛知県営名古屋空港(同県豊山町)から飛び立てなかった。三菱航空機の役員は同日夜、「まだ原因は究明できていない。再々出発は少し時間がかかるだろう」と話した。この役員によると、空調システムをつくった米大手航空機部品メーカーは「初めての事態」として困惑しているという。
 こうした状況を踏まえ、三菱航空機は、行き先である米国ワシントン州のグラント郡国際空港で来月9日に予定していた試験拠点の開所式を、延期する検討を始めた。


2016年8月28日

<MRJ>仕切り直しも失敗 再び名古屋に引き返す 毎日新聞 08月28日 15:37


 国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が28日午後0時58分ごろ、試験飛行の拠点となる米国に向けて愛知県豊山町の県営名古屋空港を離陸した。しかし、空調システムの不具合で引き返し、午後3時13分ごろ、同空港に着陸。前日も同じ空調システムの不具合でいったん飛び立ちながら引き返しており、米国行きでつまずいた格好だ。


2016年8月28日

MRJ、2日連続Uターン 空調不具合 朝日新聞 2016年8月28日 15:29


 三菱航空機が開発中の国産初のジェット旅客機MRJが28日、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)から離陸し、飛行試験を行う米国へ向かった。しかし、飛行中に空調システムの不具合が見つかったため引き返し、名古屋空港に戻った。前日も同様の不具合が原因で引き返しており、2日連続のUターンとなった。
 目的地は米西部ワシントン州のグラント郡国際空港。約8千キロの距離を最短3泊4日で飛ぶ予定だった。28日午後1時ごろ、最初の経由地の新千歳空港(北海道千歳市)に向かったが、午後3時すぎには名古屋空港に戻った。
 27日にも離陸後に空調システムの不具合が見つかり、引き返していた。三菱航空機はその後、点検と整備をして、28日に再出発したが、再び同じ問題が起きた。今後の飛行については、「点検結果を見て判断する」としている。


2016年8月28日

<MRJ>仕切り直し再出発 米国に向け離陸 毎日新聞 2016年8月28日 13:13


 国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が28日午後、試験飛行の拠点となる米国に向けて愛知県豊山町の県営名古屋空港を離陸した。27日も同空港を飛び立ったが、空調システムの不具合で引き返し、米国行きをいったん延期。28日は仕切り直しとなった。
 同空港の展望デッキで航空ファンらが見守る中、MRJは同日午後1時前に飛び立った。27日は離陸後の不具合で約1時間後、同空港に引き返した。開発主体の三菱航空機は不具合の原因になったとみられる部品を交換。翌日の再出発にこぎ着けた。
 MRJは今後、北海道の新千歳空港やロシア、米アラスカ州の空港などで給油した後、数日中に米西部モーゼスレークの「グラント郡国際空港」に到着する予定。晴天率が高い同空港を拠点に試験飛行を本格化させる。


2016年8月27日

MRJ、名古屋へ引き返す 米国への飛行中、空調に不備 朝日新聞 2016年8月27日13時30分


 三菱航空機が開発中の国産初のジェット旅客機MRJが27日正午前、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)を飛び立ち、飛行試験を行う米国に向けて出発した。しかし、飛行中に空調システムに不備があることがわかったため引き返し、約1時間後に名古屋空港に着陸した。
 同社は数日がかりで機体を初めて海外に移し、米シアトル市の東約250キロにあるワシントン州のグラント郡国際空港で飛行試験を本格化させることにしていた。しかし離陸後、経由地の新千歳空港(北海道千歳市)に向かいながらシステム全体を最終確認していたところ、空調システムに不具合が見つかり、点検のために引き返した。
 原因を調べて整備し直した後、再出発する方針。28日以降になりそうで、途中、新千歳空港のほかにロシアのカムチャツカ半島、米アラスカで着陸して給油する予定だ。


2016年2月13日

MRJ、米国までどう運ぶ?森本社長がルート明らかに 日刊工業新聞 2016年2月13日


 【名古屋】国産小型旅客機「MRJ」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)は、2016年内を予定していた米国での試験飛行の開始時期を、今夏に前倒しする方針だ。米国の飛行拠点は天候状況などに恵まれ、1日に複数回の試験飛行ができる。日本国内での試験項目を減らして、米国への回送飛行(フェリーフライト)の時期を早める。経験豊富な北米の技術者の協力も得て、18年半ばとする量産初号機の納入を守る考えだ。
 森本浩通社長が明らかにした。米国への回送飛行は、距離や天候などの条件から、それ自体が重要な試験となる。同社によれば回送飛行は①北海道からオホーツク海、ベーリング海、アラスカ湾などの島々を経て米ワシントン州に至るルート、②名古屋からサイパン、ハワイを経て米ワシントン州に至るルートの2案ある。飛行距離の短い①のルートを軸に検討を進める。


ページTOP
ページTOP
ページTOP