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JAXA SS-520 ロケット 5号機 超小型衛星 打ち上げ


JAXA SS-520 ロケット 5号機 超小型衛星 打ち上げ



JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、2017年4月7日、衛星打ち上げ用としては世界最小級のロケット技術実証を目指すとしって、前回(SS-520 4号機)と同様、東京大学が開発する重さ 約 3キロ級の超小型衛星を搭載した、超小型ロケット「SS-520」を 2018年3月までに、再び打ち上げることを明らかにしました

前回の SS-520 4号機は、2017年1月11日、打ち上げに失敗しましたが、軽量化の影響で電源ケーブルが損傷したことが原因と判明しており、JAXA 奥村理事長は、「宇宙技術の進歩は速く、早期の再打ち上げが必要だ。小型衛星の市場が広がる中、技術を実証できればその後の商業展開にも有利な情報を提供できる」と、SS-520 ロケット 5号機打ち上げの意義を強調しています

SS-520 4号機の詳細につきましては、「 JAXA SS-520 ロケット 4号機 TRICOM-1 (トリコム-ワン) 打ち上げ 」 をご参照下さい (別タブ(ウィンドウ)が開きます)



SS-520-1 (SS-520 1号機) 打ち上げの様子

SS-520-1 (SS-520 1号機) 打ち上げの様子
JAXA デジタルアーカイブス 」 より

打上げロケット SS-520 5号機
打上げ日
打上げ時刻
打上げ時天候
打上げペイロード 超小型衛星
打上げ期間
打上げ場所 内之浦宇宙空間観測所
(鹿児島県肝属郡肝付町)
実験概要 民生技術を用いてロケット・衛星の開発を行い、3㎏程度の超小型衛星の打上げの実証実験


本実験は経済産業省 平成27年度宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(民生品を活用した宇宙機器の軌道上実証)の採択をうけて実施するものです


JAXA SS-520 ロケット 4号機 とは (参考)



SS-520 ロケット 4号機は、JAXAの観測ロケット SS-520型ロケット をベースに開発している小型ロケットで、SS-520型ロケット(2段式) は、第1段に S-520の主エンジンを使用、発射上下角 80°、搭載計器重量 140kgで最高高度 1000kmにも達し、第3段を付け加えることにより、ミニ衛星の打ち上げも可能です

1998年2月5日に、内之浦宇宙空間観測所から SS-520ロケット 1号機(SS-520-1)を打ち上げ、2号機は、2000年12月4日に、ノルウェーのスバルバード実験場から打ち上げられ、磁気圏のカスプ領域での直接観測を行っています


SS-520 4号機 ロケット 断面図
SS-520 4号機 主要諸元
全長 9.54 m
直径 0.52 m(代表径)
全備重量 2.6 ton
燃料 固体燃料
段構成 3段式
打上げ能力 低軌道に 4kg以上
打上げ場所 内之浦宇宙空間観測所
打上げ方式 ランチャ滑走方式 (吊下げ式)

左図は SS-520 4号機 ロケット 断面図

JAXA SS-520 4号機実験の実施について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年12月8日 」 より





SS-520 ロケット 4号機 搭載衛星 TRICOM-1 (トリコム-ワン) とは (参考)



TRICOM-1 (トリコム-ワン)は、東京大学で開発された超小型衛星ほどよし 3 & 4号機の実績を基にした次期衛星で、経済産業省宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(民生品を活用した宇宙機器の軌道上実証)に採択されたことをうけて東京大学において開発されました


超小型衛星 TRICOM-1 (トリコム-ワン) 概要図
TRICOM-1 主要諸元
概要 超小型衛星
寸法 116mm×116mm×346mm
(アンテナ部分除く)
重量 約 3kg
軌道 近地点180km×遠地点1,500km
の楕円軌道
傾斜角 31度

JAXA SS-520 4号機実験の実施について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年12月8日 」 より



地球を周回しながら地上端末から送られるデータを収集(Store)し、衛星が管制局上空に来た時にコマンドにより地上局にデータを転送(Forward)する Store and Forward ミッションや、搭載したカメラを用いた地球撮像を行う予定です



SS-520 ロケット 4号機 搭載衛星 TRICOM-1 (トリコム-ワン) 発射場 打ち上げ方式 (参考)



SS-520 ロケットの射点は、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝属郡肝付町)で、イプシロンの射点がある M台地よりも 1段高い標高 276mのKS台地と呼ばれるエリアで、1970年に日本初の衛星「おおすみ」を打ち上げた、歴史的な場所です


H-IIA/B ロケットやイプシロン ロケットは点火後、自立した状態で垂直に上昇していきますが、SS-520 ロケットは、ロケットの上下 2ヶ所に T字形の金具が付いており、ここでランチャーのレールから吊り下げられており、レールを滑走する形で、斜めに発射されます

SS-520 ロケットに付けられている吊り下げ用の T字形金具は、本来はロケットの上側だけにあれば良いものが、バランスを取るために反対側にも同じ金具が付けられており、T字の大きさは上下2つで違っていて、この工夫により、上昇時には 2ヶ所同時にレールから外れるようになっています


また、SS-520 ロケット打ち上げ用ランチャーは、2014年度に新設されたもので、ブームを上下に動かしたり、左右に旋回することが可能で、ロケットの目的に応じて、任意の向きに打ち上げることができます

従前は隣接するドームの中から、移動式のランチャーを使って打ち上げていましたが、設備が老朽化してきたため、固定式の新型ランチャーを導入したとのことで、現在は基本的に、この新型ランチャーを使って、観測ロケットの打ち上げが行われています

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2017年4月7日

超小型ロケット、年度内に再挑戦=小型衛星打ち上げ―JAXA 時事通信 04月07日 15:15


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の奥村直樹理事長は7日の定例記者会見で、今年1月に失敗した超小型ロケット「SS520」を2018年3月までに再び打ち上げることを明らかにした。前回と同様、東京大が開発する重さ約3キロ級の小型衛星を搭載し、衛星打ち上げ用としては世界最小級のロケット技術実証を目指す。
 奥村理事長は「宇宙技術の進歩は速く、早期の再打ち上げが必要だ。小型衛星の市場が広がる中、技術を実証できればその後の商業展開にも有利な情報を提供できる」と意義を強調した。
 1月に打ち上げが失敗したSS520・4号機は観測用ロケットを改良したもので、全長約9.5メートル。調査の結果、軽量化の影響で電源ケーブルが損傷したことが原因と分かった。


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