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JAXA イプシロンロケット 3号機 地球観測SAR衛星 ASNARO-2 打ち上げ


JAXA イプシロンロケット 3号機 地球観測SAR衛星 ASNARO-2 (アスナロ2) 打ち上げ



イプシロンロケット3号機 打ち上げの様子

イプシロンロケット3号機 打ち上げの様子 「 イプシロンロケット3号機 打ち上げ成功! | ファン!ファン!JAXA! 」 より

地球観測SAR衛星 (高性能小型レーダ衛星) ASNARO-2 (アスナロ2)を搭載したイプシロンロケット 3号機 (ε-3) (強化型イプシロン)は、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって、2018年(平成30年)1月18日(木) 6時06分11秒 (日本標準時)、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました

イプシロンロケット 3号機は計画どおり飛行、打上げから 約 52分35秒後に ASNARO-2を正常に分離したことを確認、打ち上げは成功しました


イプシロンロケット試験機<br>

写真は、イプシロンロケット試験機
JAXAデジタルアーカイブス

打上げロケット イプシロンロケット 3号機 (ε-3)
打上げ日 2018年(平成30年)1月18日(木)
打上げ時刻 6時06分11秒 (日本標準時)
打上げ時間帯 6時06分11秒~6時30分13秒
(日本標準時)
打上げ予備期間 2018年(平成30年)1月19日(金)~
平成30年2月28日(水)
打上げペイロード 地球観測SAR衛星
(高性能小型レーダ衛星)
ASNARO-2
打上げ時の天候 晴天
打上げ場所 内之浦宇宙空間観測所 M 台地

※SAR (Synthetic Aperture Radar):合成開口レーダ


強化型イプシロンロケット飛翔イメージ画像 (CG)
上空にたなびくイプシロンロケット3号機から噴出された煙と夜光雲 =早朝の霧島連山雲海とコントラストを描いた= 2018年1月18日午前6時34分 宮崎県えびの市

(左上画像) 「 JAXA デジタルアーカイブス 」 より
(左下写真) 「 不思議な光跡「まるで彗星」…イプシロン3号機打ち上げ 霧島連山、雲海と見事なコントラスト 産経新聞 2018年1月18日 11:14 」 より

(左上画像) 強化型イプシロンロケット飛翔イメージ画像 (CG)


(左下写真) 上空にたなびくイプシロンロケット3号機から噴出された煙と夜光雲 =早朝の霧島連山雲海とコントラストを描いた= 2018年1月18日午前6時34分 宮崎県えびの市


2018年1月18日、午前6時6分の打ち上げの数分後、高度 100キロ以上に達したイプシロンロケット3号機の燃焼ガスが、上空で日の出前の太陽光に照らされ、真っ暗な空に彗星(すいせい)の尾のような白っぽい「光の帯」夜光雲(やこううん)をくっきりと残しました

通常の雲は地上から高度13kmまでに発生しますが、夜光雲は、地上70~80Kmの高高度に発生します


過去の打ち上げ時にも観測されたことはあるということですが、 日の出、日没の前後が見えやすいようで、日中に発生した場合は、周囲が明るいため観測が難しく、JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、今回は、日の出直前の打ち上げで晴天だったことなど「好条件」が重なったため見られたということです


地上は薄暗いものの、上空には光が差し始めた日の出前の打ち上げだったことから観測された現象で、水蒸気を含むロケットの燃焼ガスが冷やされ固まって雲となり、上空の太陽の光に反射してオーロラのように見えたもので、こうした高度の高い位置に発生する特殊な雲は「夜光雲(やこううん)」と呼ばれます

この夜光雲(やこううん)は、空が白んできた 約 30分後には、落ちてきた噴煙が赤みや青みを帯び、一筆書きのように漂っていました



実況終了しました (本ページにて打ち上げ実況を行います) (参考)

引き続き H2Aロケット 35号機 準天頂衛星システム みちびき3号機 に関する最新情報は、本ページにてお知らせします

2017年8月19日(土)

00:30 天頂衛星システム みちびき3号機を搭載した H2Aロケット 35号機 ロケットは、組み立て棟から、約 500メートル離れた発射場へ 約 25分かけて移動しました
14:29 天頂衛星システム みちびき3号機を搭載した H2Aロケット 35号機 ロケットは、定刻無事打ち上げられました
14:30 SRBA 正常分離
14:32 第一段ロケット 正常分離
14:40 第二段ロケット 太平洋上を 正常飛行中
14:53 第二段ロケット 第2回 燃焼開始
14:57 第二段ロケット 第2回 燃焼終了
14:58 みちびき3号機 正常分離

(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)



イプシロンロケット 3号機 地球観測SAR衛星 ASNARO-2 打ち上げ日時 について


2018年1月16日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、JAXA イプシロンロケット 3号機 地球観測SAR衛星 ASNARO-2 (アスナロ2) 打ち上げ日時 について、下記発表を行いました

JAXA | イプシロンロケット3号機による高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げ日時について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年1月16日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)(※)を搭載したイプシロンロケット3号機の打上げ日時について、下記のとおり決定しましたので、お知らせいたします。

打上げ日 : 平成30年1月18日(木)
打上げ時刻 : 6時06分11秒(日本標準時)
打上げ時間帯 : 6時06分11秒~6時30分13秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30年1月19日(金)~平成30年2月28日(水)
(※)本衛星は経済産業省助成事業により日本電気株式会社(NEC)が開発した衛星であり、JAXAはNECからの受託契約に基づき本衛星の打上げを行います。




イプシロンロケット 3号機 概要 ロケットの形状 打ち上げ施設の配置



イプシロンロケット 3号機 概要 ロケットの形状 イプシロンロケットは、M-V ロケット及びH-ⅡA ロケットで培った技術を最大限に活用して開発された 3段式固体燃料ロケットです

イプシロンロケット試験機 (ε-1) では、第 3段の上に小型液体推進系(PBS:Post Boost Stage)を搭載したオプション形態で打ち上げられています

イプシロンロケット 2号機 (ε-2) では、第 2段モータの新規開発により、打上げ能力の向上と衛星搭載スペースの拡大を図った強化型イプシロンロケットの基本形態で打ち上げられます


イプシロンロケット 3号機 (ε-3) では、第3段の上に小型液体推進系(PBS:Post Boost Stage)と衛星分離衝撃を緩和する低衝撃型衛星分離機構を搭載した強化型イプシロンロケットのオプション形態の打上げを行い、強化型イプシロンロケットの開発は完了となり、今後は実用打ち上げとなります
イプシロンロケット 打ち上げ施設の配置

イプシロンロケット 3号機 ロケットの形状
JAXA イプシロンロケット2号機によるジオスペース探査衛星(ERG)の打上げについて 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年11月15日 」 より

イプシロンロケット 打ち上げ施設の配置
ジオスペース探査衛星(ERG)-イプシロンロケット2号機 特設サイト ファン!ファン!JAXA! 」 より





イプシロンロケット 3号機 主要諸元



名称 イプシロンロケット 3号機
全長 26.0 m 全備質量 95.6 t (ペイロードの質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
1 段モータ 2 段モータ 3 段モータ 小型液体
推進系
フェアリング
全長 11.7 m 4.0 m 2.2 m 1.3 m 9.6 m
外径 2.6 m 2.6 m 1.4 m 2.0 m 2.6 m
質量 74.5 t 17.2 t 2.8 t 0.4 t 0.7 t
推進薬質量 66.0 t 15.0 t 2.5 t 0.1 t
推力 ※1 2350 kN 445 kN 99.6 kN 0.2 kN
燃焼時間 108 s 129 s 88 s 743 s
推進薬種類 コンポジット
推進薬
コンポジット
推進薬
コンポジット
推進薬
ヒドラジン
推進薬供給方式 固体推進薬 固体推進薬 固体推進薬 調圧方式
比推力 ※1 284 s 295 s 299 s 215 s
姿勢制御方式 3 軸姿勢制御
(TVC/SMSJ)
3 軸姿勢制御
(TVC/RCS)
スピン方式 3軸姿勢制御
(スラスタ)
主 要 搭 載
電 子 装 置
レートジャイロ
パッケージ
横加速度計測装置
データ収集装置
第2段ハードウェア
I/F装置
データ収集装置
誘導制御計算機
慣性センサユニット
データ収集装置
テレメータ送信機

※1 : 真空中 固体モータは最大推力で規定





イプシロンロケット 3号機 強化型イプシロンロケット



イプシロンロケット 3号機により高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)を打ち上げ、強化型イプシロンロケット(オプション形態)及び低衝撃型衛星分離機構の飛行実証を行う

イプシロンロケット 3号機は、オプション形態(PBS(小型液体推進系)付)、低衝撃型衛星分離機構搭載



イプシロンロケット 3号機 強化型イプシロンロケット プロジェクトの目的



固体ロケットは即時性が高く、戦略的技術として重要であるとともに、小型衛星用の輸送手段として適していることから、今後の小型衛星の打上げ需要に対応していくとともに、我が国の自立的な宇宙輸送システムを持続的に確保する

あらせ等の小型科学衛星やASNARO-2等の小型衛星(国内・海外)の打上げ需要に対応するため、性能向上開発(打上げ能力向上、衛星包絡域の拡大)を実施する


強化型イプシロンロケット

(*1) PBS(Post Boost Stage):3段燃焼終了後、衛星分離までの姿勢と軌道を制御し、液体ロケット並みの軌道投入精度(高度誤差±20km)を実現するための小型液体推進システム。(参考)海外の固体ロケットの軌道投入精度 Vega:±15km、 PSLV:±35km

強化型イプシロンロケット 「 JAXA | イプシロンロケット3号機について 」 より



項目 2号機 (基本形態) 3号機 (オプション形態)
全長 約 26.0m 約 26.0m
直径 最大径 φ 2.6m φ 2.6m
全備質量 約 95.4ton 約 95.6ton
段構成 固体 3段式 固体 3段式 + PBS
衛星分離 マルマンバンド
ボルトカッタ方式 (火工品)
マルマンバンド
分離デバイス方式 (非火工品)
フェア
リング
投棄部 9187mm 9187mm
非投棄部 450mm 450mm
第 3段 モータ KM-V2c (ノス゛ル非伸展 KM-V2c (ノス゛ル非伸展)
推進薬 ポリブタジエン系
コンポジット
ポリブタジエン系
コンポジット
姿勢制御 スピン安定 スピン安定
全備質量 約 2.9ton 約 3.2ton
タンク N/A φ650 x 1基
推進薬 1液ヒドラジン
姿勢制御 PBSスラスタ(3軸)
第 2段 モータ M-35 (φ2.6m)
(ノズル非伸展)
M-35 (φ2.6m)
(ノズル非伸展)
推進薬 ポリブタジエン系
コンポジット
(SRB-Aと共通化)
ポリブタジエン系
コンポジット
(SRB-Aと共通化)
姿勢制御 TVC+RCS TVC+RCS
全備質量 約 17.2ton 約 17.2ton
第 1段 モータ SRB-A SRB-A
推進薬 ポリブタジエン系
コンポジット
ポリブタジエン系
コンポジット
姿勢制御 TVC + SMSJ TVC + SMSJ
誘導制御 慣性誘導 慣性誘導




イプシロンロケット 3号機 飛行実証項目 (PBS)



強化型イプシロンのPBSは、大型推進薬タンクの開発およびラムライン推進系(*1)の削除などを実施し、システムのシンプル化(信頼性向上)を実現


強化型イプシロンのPBSは、大型推進薬タンクの開発およびラムライン推進系(*1)の削除などを実施し、システムのシンプル化(信頼性向上)を実現 強化型イプシロンでは、ラムライン推進系による姿勢調整を行なわず、これにより発生する軌道誤差をPBSで調整する
(*1) ラムライン推進系 : 3段燃焼中の姿勢を調整するための液体推進システム
強化型イプシロンでは、ラムライン推進系による姿勢調整を行なわず、これにより発生する軌道誤差をPBSで調整する

強化型イプシロンロケット 「 JAXA | イプシロンロケット3号機について 」 より





イプシロンロケット 3号機 飛行実証項目 (低衝撃型衛星分離機構)



衛星搭載衝撃環境のスペック比較

衛星搭載衝撃環境のスペック比較

基幹ロケット(H-IIA)高度化で開発した低衝撃型衛星分離機構をイプシロンに適用するための開発を実施

開発試験で、世界トップレベルの衝撃レベルを実現 (赤点線)

非火工品デバイスをトリガとし、リンクによりボルト拘束解除 ⇒ 衝撃レベル小


バンド結合/解放機構 全体図 バンド結合/解放機構 1
バンド結合/解放機構 2

強化型イプシロンロケット 「 JAXA | イプシロンロケット3号機について 」 より





イプシロンロケット 3号機 飛行計画



イプシロンロケット 3号機 (ε-3)は、地球観測SAR衛星 (高性能小型レーダ衛星) ASNARO-2 (アスナロ2)を搭載し、内之浦宇宙空間観測所 M台地より打ち上げられます

イプシロンロケット 3号機 (ε-3)は、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角121度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行、第1段を打上げ約2分41秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に、第2段を約6分30秒後に、第3段を約9分54秒後に分離します

引き続き、約14分31秒後から約19分47秒後まで、及び、約43分04秒から約50分11秒まで小型液体推進系(PBS)の燃焼を行い、約52分35秒後に近地点高度約494km、遠地点高度約509km、軌道傾斜角97.4度の太陽同期準回帰軌道でASNARO-2を分離します


イプシロンロケット 3号機 飛行計画



イプシロンロケット 3号機 飛行経路



人工衛星の打ち上げは、通常、地球の自転力を利用するため、地球の自転方向、西から東(下の地図では左から右方向)へ向かって打ち上げます


イプシロンロケット 3号機では、イプシロンロケットとして初めて、搭載衛星を太陽同期準回帰軌道に投入します

太陽同期軌道、もしくは、太陽同期準回帰軌道は、今後需要の増大が見込まれる地球観測衛星の多くで使われる軌道であるため、イプシロンロケット 3号機の飛行実証により多くの需要に対応可能になります


イプシロンロケット 3号機 飛行経路

平成29年度ロケット打上げ計画書 高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)/イプシロンロケット3号機(ε-3) 」 より




イプシロンロケット 3号機 落下物の海面落下時間帯 落下予想区域



イプシロンロケット 3号機 落下物の落下予想区域
海面落下時間帯 (打上げ後)
第 1 段、及び、衛星フェアリング 約7分~24分後
第 2 段 約11分~28分後

平成29年度ロケット打上げ計画書 高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)/イプシロンロケット3号機(ε-3) 」 より





地球観測SAR衛星 (高性能小型レーダ衛星) ASNARO-2 (アスナロ2)



地球観測SAR衛星 (高性能小型レーダ衛星) ASNARO-2 (アスナロ2) ASNARO-2軌道上外観図

ASNARO-2軌道上外観図
平成29年度ロケット打上げ計画書 高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)/イプシロンロケット3号機(ε-3) 」 より

地球観測SAR衛星 (高性能小型レーダ衛星) ASNARO-2 (アスナロ2)は、経済産業省の助成事業として NEC(日本電気株式会社)が開発した高性能地球観測衛星で、高分解能のXバンド合成開口レーダ(SAR)を搭載し、災害状況把握・国土管理・資源管理等の分野での利用を目的としています

ASNARO-2 (アスナロ2)は、高さ 約 3メートル、重さ 約 570キロ、合成開口レーダーを搭載、昼夜を問わず、悪天候でも雲を透過して観測ができ、地上の 1メートルの物体を見分けることが可能で、性能は大型衛星並ということで、地球を南北に回る高度 約 500キロの軌道を周回、2018年6月を目処に本格運用が開始されます


NEC(日本電気株式会社)は、ASNARO-2 (アスナロ2)の投入を機として、防災用途などで衛星の需要が高まるアジアなどの新興国向けに、観測データの販売や共通仕様の衛星の輸出等、宇宙事業を拡大、3年間で 計 50億円の売上高を目指す計画で、NECのASNARO-2 (アスナロ2)が、JAXAとしての初の商業衛星打ち上げとなりました

経済産業省は、新興国を中心に、地球観測など小型衛星の需要拡大が見込まれる中、宇宙産業の国際競争力強化を目的に、高性能な小型衛星の開発を支援、2014年には小型光学衛星のASNARO-1 (アスナロ1)をロシアで打ち上げ、経済産業省で運用している他、ASNARO-2 (アスナロ2)の開発費の一部として、164億円を拠出しています



地球観測SAR衛星 (高性能小型レーダ衛星) ASNARO-2 (アスナロ2) 主要諸元



項 目 諸 元
名称 高性能小型レーダ衛星 (ASNARO-2)
目的 高分解能のXバンド合成開口レーダ(SAR)を搭載し、災害状況把握・国土管理・資源管理等の分野での利用を目的とする
構造 形状 : 翼太陽電池パドルを有する箱形 (約 1.5×1.5×3.9m)
【展開したパドルの両端間 : 約 6.0m(X軸),約 5.2m(Y軸)】
重量 約 570kg 電力 約 1300W以上 (5年後)
予定軌道
(運用時)
種類 太陽同期準回帰軌道 周期 約 95分
軌道高度 約 505km 軌道傾斜角 約 97.4度
ミッション機器 Xバンド合成開口レーダ
(観測モード) スポットライトモード / ストリップマップモード / スキャンSARモード
ミッション期間 5年以上

※SAR (Synthetic Aperture Radar):合成開口レーダ





打ち上げ ライブ中継




JAXA イプシロンロケット 3号機 地球観測SAR衛星 ASNARO-2 打ち上げ

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ 備考
JAXA イプシロンロケット 3号機 地球観測SAR衛星 ASNARO-2 打ち上げ ライブ中継 2018/01/17(水) 開場:29:27 開演:29:30 ニコニコ生放送 ※ おすすめ
YouTube タイムラグ有

パブリックビューイング・CATVのご案内



※. 「 ニコニコ生放送 」 で、コメント(メッセージ)表示が不要な方は、表示画面右下の、「コメントを表示しない」アイコンをクリックすると表示されなくなります

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平成29年度ロケット打上げ計画書 高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)/イプシロンロケット3号機(ε-3)
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関連記事を下記に紹介します



2018年1月20日

日向でも「夜光雲」 「地震雲かと思った」と観測者 みんなの経済新聞 01月20日 09:00


 鹿児島県肝付町にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「内之浦宇宙空間観測所」から18日早朝、小型ロケット「イプシロン」3号機が打ち上げられ、宮崎県日向市の空にも「夜光雲」が現れた。(日向経済新聞)
 通常の雲よりも高い場所に発生し、日中は観測が難しい夜光雲。同ロケットが夜明け前の6時過ぎに上げられ、打ち上げ時の排出ガスと上空の冷たい空気が相互作用し、夜光雲が発生したものとみられる。
 ロケットの軌跡を示すように現れた赤色や銀色などの筋状の雲に、同市の多くの人たちが驚き、カメラで撮影し、SNSに上げるなどして話題となった。
 同市日向台の谷口庄司さんは「妻と子どもと一緒に見た。ロケットの影響だということを知らなかったので、大きな地震が来るのではないかと、最初はみんなで心配した。その後事情が分かり、神秘的な雲が見られてラッキーだと思った。これをきっかけに子どもたちが自然や宇宙に興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。


2018年1月19日

イプシロン3回連続成功 JAXA、商業衛星初投入 6月めど運用 フジサンケイビジネスアイ 01月19日 06:17


 小型ロケット「イプシロン」3号機が18日午前6時6分11秒、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で打ち上げられた。約50分後、NECの地球観測衛星「アスナロ2」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
 イプシロンは固体燃料を使う3段式ロケットで、3回連続の成功。政府の衛星などを打ち上げてきたJAXAが民間の商業衛星を打ち上げたのは初めて。
 打ち上げ費用は45億円で、大型機H2Aの半額以下。イプシロンは小型衛星を低コストで効率的に運べる利点があり、将来は民間に移管し商業打ち上げ市場への参入を目指す。
 アスナロ2は小型のレーダー衛星で、電波を使って夜間や悪天候でも地上を観測できる。識別できる物体の大きさは約1メートルと大型衛星並みの性能があり、災害状況の把握や森林管理などへの活用が期待される。
 宇宙産業の育成を目指す経済産業省が開発費のうち164億円を補助した。6月をめどに本格運用を開始する。
 衛星の製造を手掛けてきたNECはアスナロ2の投入を機に宇宙事業を拡大。観測データの販売や衛星の運用により3年間で計50億円の売上高を目指す。


2018年1月19日

<イプシロン>打ち上げ成功 未明の空に虹色航跡 関係者ら安堵、将来へ意欲と自信 肝付 /鹿児島 毎日新聞 01月19日 00:00


 大勢の人たちが見守る中、18日に内之浦宇宙空間観測所(肝付町)で小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を載せて打ち上げられた「イプシロン」3号機。民間の衛星を打ち上げる初めてのケースとなり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の関係者らからは、打ち上げ成功に安堵(あんど)とともに、今後の商業化に向けた意気込みも聞かれた。
 打ち上げ後に観測所で開かれた記者会見で、JAXAの奥村直樹理事長は「イプシロンとして初めての受託衛星。無事に顧客ニーズに応えることができ、大変安堵している」と話した。アスナロ2を開発したNECの近藤邦夫執行役員は「順調なスタートを切ることができた」と話した。
 イプシロンは小型衛星を低いコストで打ち上げるために開発されたロケットで、奥村理事長は「小型衛星市場における使用ロケットの国際競争力の強化を目指す」と、今後の受注獲得に意欲を語った。また、新たに採用された、衛星分離時の衝撃を小さくする方式などの技術実証は、「目標を達成することができた」と評価した。
 ◇歓声と喜びの声
 肝付町の宮原ロケット見学場には、大勢の人たちが訪れ、未明の空に鮮やかな虹色の航跡を残して上昇する3号機を見送った。
 午前6時6分の打ち上げ時は、無風で雲もない絶好のコンディション。寒さをこらえてその一瞬をじっと待っていた人たちは、射場周辺を明るく照らすオレンジ色の閃光(せんこう)と機体に歓声を上げた。


2018年1月18日

イプシロン打ち上げで「夜光雲」? 赤み帯びて漂う 朝日新聞 01月18日 22:19


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日、固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ、NECが開発した小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)―2」を予定の軌道に投入した。打ち上げは日の出前の午前6時6分。快晴の空では、ロケットから伸びる明るい光跡や複雑な形で漂う帯状の雲など、珍しい現象が見られた。
 イプシロンは全長約26メートルの小型ロケット。3号機は2号機を改良して軌道投入精度を高めた。ASNARO―2は地表の1メートルの大きさを見分けられる高性能レーダーを持ち、災害現場などの画像データの販売をめざす商用衛星。
 打ち上げ数分後には、ロケット燃料の炎とは別に、彗星(すいせい)の尾のような白い光の帯が真っ暗な空に輝いた。高度100キロ以上の上空で噴出された燃焼ガスが太陽光に照らされたとみられ、JAXAの担当者は「日の出前と快晴という条件が重なったため」とみる。
 空が白んできた約30分後には、帯状の雲が赤みや青みを帯びて一筆書きのように漂う様子が見られた。日本気象協会九州支社(福岡市)の気象予報士、吉竹顕彰(あきら)さんによると、雲の形や光の具合などから、通常の雲よりはるかに高い80キロ程度の上空に現れる「夜光雲(うん)」とみられるという。ロケットが上空で出したガスや水蒸気によって出現した可能性がある。日本付近で自然に現れることは珍しく、「貴重な報告だ。気象条件がよければ九州より東の太平洋側でも見えたかもしれない」と話す。


2018年1月18日

イプシロン3号機、打ち上げ成功…観測衛星搭載 読売新聞 2018年1月18日 12:10


 宇宙航空研究開発機構( JAXA ジャクサ)の固体燃料ロケット「イプシロン」3号機が18日午前6時6分、鹿児島県 肝付 きもつき町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた。
 約52分後、小型の地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を予定の軌道に投入。2013年と16年に続き、3回目の打ち上げに成功した。
 イプシロンは、パソコンによる管制システムなどを導入し、小型衛星を安価に打ち上げる新型ロケットとして開発された。過去2回は科学衛星を載せていたが、今回は初めて民間の商業用衛星を宇宙へ運んだ。
 経済産業省の支援でNECなどが開発したアスナロ2は、重さ約570キロ・グラム。電波を使うレーダー衛星で、悪天候時や夜間でも観測できる。地上にある1メートルの物体を識別する性能をもつ。


2018年1月18日

不思議な光跡「まるで彗星」…イプシロン3号機打ち上げ 霧島連山、雲海と見事なコントラスト 産経新聞 2018年1月18日 11:14


 小型ロケット「イプシロン」3号機が18日早朝、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、平成25年の1号機から3回連続で打ち上げに成功した。同観測所から北方に約90キロ離れた宮崎県えびの市の上空でも、オレンジ色で一直線に天空へ伸びる3号機の光跡のほか、彗星(すいせい)のように光が尾を引く不思議な現象も確認された。日の出の頃には噴出された煙もくっきりと上空に浮かび、霧島連山や雲海と見事なコントラストを織りなした。
 3号機は同日午前6時6分、同観測所から打ち上げられ、同7時ごろ、搭載していた民間の小型地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を予定の軌道に投入した。
 えびの市では打ち上げ直後から、オレンジ色の光が天空へまっすぐ伸び、3号機はその後彗星のような光の尾を引きながら飛び立った。約30分後には、朝日を浴び始めた霧島連山や雲海の上空に、噴出された煙がたなびいた。
 3号機が飛び立つ様子を撮影した同市のアマチュアカメラマン、落合登さん(76)は「初めて撮りましたが、感動した。本当にきれい」と興奮気味に話していた。
 オーロラのよう…ネットでも話題に 「夜光雲」発生メカニズムは…
 彗星のような尾を引く3号機の不思議な光跡については、インターネット上などでも話題となった。
 鹿児島地方気象台によると、水蒸気を含むロケットの燃焼ガスが冷やされて固まって雲となり、上空の太陽の光に反射してオーロラのように見えた。


2018年1月18日

朝日に輝くロケット雲=イプシロン 時事通信 2018年1月18日 11:01


 小型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機の航跡は、18日午前6時すぎの打ち上げから数十分後には不思議な形に変わり、虹色に輝いて見えた。ロケットから噴き出した煙が異なる強さの風で不規則な形になったところに、昇り始めた朝日が当たったとみられる。
 打ち上げ後の記者会見でも「ロケット雲」は話題に。イプシロンが宇宙に運んだ小型観測衛星「ASNARO2」を開発したNECで、宇宙事業を統括する安達昌紀さんは「確かにきれいに見えた」と感慨深げに話した。


2018年1月18日

イプシロン3号機成功=小型観測衛星打ち上げ―JAXA 時事通信 2018年1月18日 10:14


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前6時6分、小型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。約52分後に小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
 イプシロンは、小型衛星を低コストで打ち上げることを目指し開発された。3段式で、日本の主力大型ロケットH2Aのロケットブースターを第1段に転用するなどコストを削減した。飛行実証は3号機で完了し、4号機から本格運用に入る。
 イプシロン計画の責任者を務める井元隆行プロジェクトマネージャは記者会見で、衝撃や振動の少ない「衛星に優しい」ロケットを実現できたと述べ、「さらに使いやすい、もっと競争力のあるロケットにつなげていきたい」と意気込んだ。
 3号機は全長26メートル、重さ95.6トン。より重い衛星が打ち上げ可能な強化型で、衛星を切り離す際の衝撃が小さい分離装置と、予定軌道へ精密に誘導する小型推進装置の改良型を備える。打ち上げ費用は約45億円で、将来は30億円を目指す。
 アスナロ2は夜間や雲が広がる天候でも地表を観測できる。新興国への輸出拡大を目指した経済産業省の補助事業で開発された。小型で高性能ながら、短期間に低価格で製造できる。


2018年1月18日

イプシロン打ち上げ成功[速報] 南日本新聞 2018年1月18日 08:59


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前6時6分、固体燃料ロケット「イプシロン3号機」を、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。約52分後、搭載した小型地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を、予定の軌道上で分離。イプシロンは3機連続の打ち上げ成功となった。


2018年1月18日

【イプシロンロケット】イプシロン3号機の打ち上げ成功 JAXA、商業衛星を初投入 産経新聞 2018年1月18日 07:09


 小型ロケット「イプシロン」3号機が18日午前6時6分11秒、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で打ち上げられた。約50分後、NECの地球観測衛星「アスナロ2」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
 イプシロンは固体燃料を使う3段式ロケットで、3回連続の成功。政府の衛星などを打ち上げてきたJAXAが民間の商業衛星を打ち上げたのは初めて。
 打ち上げ費用は45億円で、大型機H2Aの半額以下。イプシロンは小型衛星を低コストで効率的に運べる利点があり、将来は民間に移管し商業打ち上げ市場への参入を目指す。
 アスナロ2は小型のレーダー衛星で、電波を使って夜間や悪天候でも地上を観測できる。識別できる物体の大きさは約1メートルと大型衛星並みの性能があり、災害状況の把握や森林管理などへの活用が期待される。
 宇宙産業の育成を目指す経済産業省が開発費のうち164億円を補助した。6月をめどに本格運用を開始する。
 衛星の製造を手掛けてきたNECはアスナロ2の投入を機に宇宙事業を拡大。観測データの販売や衛星の運用により3年間で計50億円の売上高を目指す。


2018年1月18日

イプシロン3号機、打ち上げ成功 鹿児島・内之浦 朝日新聞 2018年1月18日 07:02


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前6時6分、固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。約52分後、搭載した小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)―2」を分離し、予定の軌道に投入。打ち上げは成功した。
 イプシロンは全長約26メートルとH2Aの半分ほどの小型ロケット。打ち上げ費用はH2Aの半分程度の約45億円で、3号機は2号機をさらに改良して軌道投入精度を高めた。ASNARO―2はNECが開発した重さ約570キロの商用衛星。地表の1メートルの大きさを見分けられる高性能レーダーを持ち、災害現場などの画像データの販売をめざす。開発と打ち上げに経済産業省が166億円を補助した。イプシロンの打ち上げは2016年12月以来、約1年ぶり。
 固体燃料ロケット「イプシロン」3号機が打ち上げられた鹿児島県肝付町の上空では、燃焼ガスが太陽の光を浴びて明るく輝く珍しい現象が見られた。
 18日午前6時6分の打ち上げの数分後、高度100キロ以上に達したロケットの燃焼ガスが上空で日の出前の太陽光に照らされ、真っ暗な空に彗星(すいせい)の尾のような白っぽい「光の帯」をくっきりと残した。
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、日の出直前の打ち上げで晴天だったことなど「好条件」が重なったためという。空が白んできた約30分後には、落ちてきた噴煙が赤みや青みを帯び、一筆書きのように漂っていた。


2018年1月18日

イプシロン3号機 打ち上げ成功 NHKニュース 01月18日 07:01


 人工衛星を低コストで打ち上げようと開発された日本の新しい小型ロケット「イプシロン」の3号機が、大手電機メーカーの衛星を載せ、18日午前6時すぎ鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。ロケットは順調に飛行を続け、午前7時前に予定していた高度500キロ付近で衛星を軌道に投入し、打ち上げは成功しました。
 日本の新しい小型ロケット「イプシロン」の3号機は、大手電機メーカーのNECが開発した地球観測衛星「ASNARO」の2号機を載せ午前6時6分、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。
 「イプシロン」は、1段目のエンジンに点火したあとごう音とともに発射台を離れ、「ASNARO」の2号機を覆っている「フェアリング」などを切り離しながら順調に飛行を続けました。
 そして打ち上げから50分余りすぎた午前7時前、高度500キロ付近で「ASNARO」を軌道に投入し、打ち上げは成功しました。
 「イプシロン」は新興国などで需要が高まる小型の人工衛星を低コストで打ち上げられるようにしようとJAXA=宇宙航空研究開発機構などが開発した日本の新しい小型ロケットで、打ち上げ費用がおよそ40億円と従来の小型ロケットの半分程度に抑えられています。


2018年1月18日

<イプシロン>3号機打ち上げ成功 小型観測衛星搭載 毎日新聞 2018年1月18日 07:01


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前6時6分、高性能小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を載せた固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げた。52分後には衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。イプシロンの打ち上げは2016年末以来で、試験機も合わせると3回連続の成功となった。
 3号機は全長約26メートル、重さ約96トンで、打ち上げ費用は45億円。構造の一部を簡略化してコスト削減を狙ったが、次世代の大型主力ロケット「H3」(約50億円)と同レベルとなった。将来的には30億円程度に減らす計画だ。また、3号機は衛星分離の際の衝撃を小さくするため、接続部分を取り外す方式を採用した。
 イプシロンは、液体燃料を使う主力ロケット「H2A」よりもコンパクトで、国内外で急増する小型衛星の打ち上げ需要に対応するため開発された。今回、初めてJAXA以外の衛星を打ち上げた。今後も民間からの打ち上げ受託を狙う。アスナロ2は経済産業省の支援を受けて、NECが開発。悪天候や夜間でも地表を観測できるレーダーを搭載している。1メートルの物体を識別でき、自然災害の状況把握などに活用する。


2018年1月18日

【イプシロンロケット】イプシロン3号機を打ち上げ JAXA、商業衛星を初搭載 ※見出しで打ち上げ成功としないで下さい※ 産経新聞 01月18日 06:24


 小型ロケット「イプシロン」3号機が18日午前6時6分11秒、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で打ち上げられた。順調に行けば約50分後、NECの地球観測衛星「アスナロ2」を予定の軌道に投入する。
 イプシロンは固体燃料を使う3段式ロケットで、成功すれば3回連続となる。政府の衛星などを打ち上げてきたJAXAが民間の商業衛星をロケットに搭載したのは初めて。
 アスナロ2は小型のレーダー衛星で、電波を使って夜間や悪天候でも地上を観測できる。宇宙産業の育成を目指す経済産業省が開発費のうち164億円を補助した。


2018年1月18日

<イプシロン>3号機打ち上げ 小型観測衛星搭載 毎日新聞 2018年1月18日 06:13


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前6時6分、高性能小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を載せた固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から打ち上げた。イプシロンの打ち上げは2016年末以来で、試験機も合わせると3回目。
 3号機は全長約26メートル、重さ約96トンで、打ち上げ費用は45億円。ロケットの姿勢を制御するシステムなどを簡略化してコスト削減を狙ったが、開発中の大型主力ロケット「H3」(約50億円)と同レベルとなった。将来的には30億円程度に減らす計画だ。また、従来は火薬を使って衛星を分離していたが、3号機は衝撃を小さくするために接続部分を取り外す方式を採用した。
 アスナロ2(高さ約3メートル、重さ580キロ)は経済産業省の支援を受けて、NECが開発した。悪天候や夜間でも地表を観測できるレーダーを搭載している。1メートルの大きさを識別でき、自然災害の状況把握などに活用する。経産省は政府開発援助(ODA)の予算でベトナムにアスナロ型の衛星を輸出する計画。今後は人工衛星輸出を加速し、宇宙産業への世界参入を目指す。


2018年1月18日

JAXA | イプシロンロケット3号機による高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げ結果について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年1月18日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、内之浦宇宙空間観測所から平成30年1月18日6時6分11秒(日本標準時)に、高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)を搭載したイプシロンロケット3号機を予定どおり打ち上げました。
 ロケットは計画どおり飛行し、打上げから約52分35秒後にASNARO-2を正常に分離したことを確認しました。
 今回のイプシロンロケット3号機の打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
 (※)本衛星は経済産業省助成事業により日本電気株式会社(NEC)が開発した衛星であり、JAXAはNECからの受託契約に基づき本衛星を打ち上げました。


2018年1月17日

イプシロンの打ち上げ迫る内之浦宇宙空間観測所 国産ロケットの歴史刻む“聖地”を歩く 産経新聞 01月17日 05:04


 小型ロケット「イプシロン」3号機の打ち上げが18日に迫ってきた。場所は鹿児島県肝付町(旧内之浦町)にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所。ロケットの打ち上げというと種子島の印象が強いが、ここは半世紀以上にわたり、日本独自のロケットを支えてきた伝統ある“聖地”だ。平成25年にイプシロンがデビューして以来、再び注目を集める現地を取材した。
 起伏多い土地を利用
 大隅半島の中心都市の鹿屋市から車で山道を走り、長いトンネルを抜けると旧内之浦町に入る。山の上に人工衛星の追跡に使う大きなパラボラアンテナが見えてきた。宇宙空間観測所があるのは太平洋を見下ろす沿岸部の山腹だ。
 起伏が多い土地の随所に小さな台地があり、発射装置や管制室、アンテナなどさまざまな施設が建っている。世界のロケット発射場の多くが広大な平野に位置するのとは、全く対照的な風景だ。JAXAの関係者は「あらゆる設備が集約して配置され、小型ロケットに適している」と胸を張る。
 所内の見学に事前予約は不要で、門衛所で受け付けを済ませればよい。マイカーの乗り入れもできるが、打ち上げの準備などで立ち入れない場所もある。
 入り口から坂を上ると、一体の銅像が目に入る。「日本の宇宙開発の父」といわれる糸川英夫氏の像だ。東大教授だった昭和30年に全長わずか23センチの「ペンシルロケット」の水平発射実験を東京都内で指揮し、戦後の国産ロケット開発の口火を切った。32年からの国際地球観測年に、日本が独自のロケットで参加することを目標に掲げ、実験を成功に導いた。


2018年1月16日

イプシロン3号機、18日早朝に打ち上げ 読売新聞 2018年1月16日 19:50


 宇宙航空研究開発機構( JAXA ジャクサ)は16日、地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を搭載した固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を、18日午前6時6分に内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県 肝付 きもつき町)から打ち上げると発表した。
 JAXAは荒天が予想された17日の打ち上げを延期したが、18日の天候は回復する見込みで、打ち上げに支障がないと判断した。高度513キロ・メートルでアスナロ2をロケットから分離して軌道に投入する。
 アスナロ2は、経済産業省の支援を受けたNECが開発した。天候や昼夜に関係なく地上を観測できる高性能レーダーを搭載している。地上にある1メートルの物体を識別でき、災害現場の調査や資源探査などで利用が見込まれる。


2018年1月16日

小型ロケット「イプシロン」、18日に打ち上げ NECの衛星搭載、宇宙ビジネスに活用期待 産経新聞 2018年1月16日 15:04


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、NECの地球観測衛星「アスナロ2」を搭載した小型ロケット「イプシロン」3号機を18日午前6時6分11秒に鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で打ち上げると発表した。17日に予定していたが、天候悪化で延期していた。
 アスナロ2は重さ約570キロの小型レーダー衛星。電波を照射することで夜間や悪天候でも地上を観測できる。約1メートルの大きさの物体を識別可能で、大型衛星並みの解像度を持つ。
 宇宙産業の育成を目指す経済産業省が開発費のうち164億円を補助した。災害時の状況把握や森林管理などへの活用が期待されている。
 NECはこれまで衛星の製造を手掛けてきたが、アスナロ2を皮切りに宇宙事業を衛星の運用や観測データの販売にも拡大。防災用途などで衛星観測の需要が高まるアジアなどの新興国向けにデータの販売や衛星の輸出を目指す。
 同社の安達昌紀社会基盤ビジネスユニット主席主幹は「実際の観測データを示せることが、商談のために非常に重要。衛星を確実に軌道に乗せたい」と話す。
 イプシロンは平成25年に初号機を打ち上げた。大型機のH2Aと比べ低コストの利点を生かし、政府の科学衛星のほか民間の商業衛星の打ち上げも目指す。JAXAが商業衛星を打ち上げるのは今回が初めて。


2018年1月16日

18日早朝に打ち上げ=イプシロン3号機―JAXA 時事通信 2018年1月16日 14:56


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は16日、小型の地球観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を搭載した小型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を、18日午前6時6分に鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げると発表した。
 JAXAは当初、17日早朝に打ち上げを予定していたが、悪天候が見込まれたため延期していた。


2018年1月16日

JAXA | イプシロンロケット3号機による高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げ日時について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年1月16日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)(※)を搭載したイプシロンロケット3号機の打上げ日時について、下記のとおり決定しましたので、お知らせいたします。

打上げ日 : 平成30年1月18日(木)
打上げ時刻 : 6時06分11秒(日本標準時)
打上げ時間帯 : 6時06分11秒~6時30分13秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30年1月19日(金)~平成30年2月28日(水)
(※)本衛星は経済産業省助成事業により日本電気株式会社(NEC)が開発した衛星であり、JAXAはNECからの受託契約に基づき本衛星の打上げを行います。


2018年1月16日

イプシロン打ち上げ延期 内之浦 南日本新聞 2018年1月16日 06:30


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から17日に発射予定だった固体燃料ロケット「イプシロン3号機」の打ち上げを、18日以降に延期すると発表した。天候悪化が予想されるためで、新たな打ち上げ日は未定。 当初、打ち上げは17日午前6時〜同6時35分に予定していた。15日に同観測所で会見したJAXAは、上空で雷や氷結層が発生し、打ち上げに支障が出る恐れがあるため延期したと説明した。


2018年1月15日

「万全を期して成功させる」 イプシロン打ち上げ延期でJAXAが会見 産経新聞 01月15日 21:09


 小型ロケット「イプシロン」3号機の打ち上げ延期が決まった15日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)で会見し、「万全を期して打ち上げを成功させる」などと意気込みを語った。
 JAXAによると、打ち上げを予定していた17日午前は気圧の谷が通過する影響で大気の状態が不安定になり、落雷の恐れがある。また、雲の中に氷の粒でできた層が発生する可能性があり、ロケットがこの層を突っ切ると、氷の粒同士が衝突して電気を帯びて雷が起き、機体が故障する恐れがあるという。
 風雨も強まると予想されており、イプシロンを統括する井元隆行プロジェクトマネージャは「非常に厳しい。万全を期すという観点で17日は断念した」と説明した。
 早ければ18日の打ち上げを16日に発表する可能性がある。打ち上げの準備は9、10日に当日の作業のリハーサルを行うなど順調に進んできたという。
 3号機では人工衛星を分離するため、衛星をロケットに固定しているベルトの締め付けを解除する機構に従来の火薬を使わず、留め具を外す方法をイプシロンで初めて採用。これにより、衛星に与える衝撃が小さくなるという。井元氏は「将来を見据えて開発してきた。今後もより使いやすいロケットにして、国際競争力を高めていく」と述べた。


2018年1月15日

小型ロケット「イプシロン」打ち上げ延期 悪天候のため 産経新聞 01月15日 15:34


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で17日に予定していた小型ロケット「イプシロン」3号機による地球観測衛星「アスナロ2」の打ち上げを延期すると発表した。天候の悪化が予想されるため。新たな打ち上げ日は未定。


2018年1月15日

イプシロン3号機、悪天候で打ち上げ延期 18日以降に 朝日新聞 01月15日 15:28


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で17日に予定していた小型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機の打ち上げを、18日以降に延期すると発表した。17日は悪天候が予想されるため。新たな日程は未定。イプシロン3号機はNECが開発した小型レーダー衛星「ASNARO(アスナロ)―2」を搭載する。


2018年1月15日

JAXA | イプシロンロケット3号機による高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げ延期について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成30年1月15日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)(※)を搭載したイプシロンロケット3号機の打上げを平成30年1月17日(水)に予定しておりましたが、当日の天候悪化が予想されるため、打上げ日を平成30年1月18日(木)以降に延期いたします。
 なお、新たな打上げ日については、決定し次第お知らせいたします。
(※)本衛星は経済産業省助成事業により日本電気株式会社(NEC)が開発した衛星であり、JAXAはNECからの受託契約に基づき本衛星の打上げを行います。


2018年1月15日

イプシロンロケット3号機現地取材 第1回 今回は初の太陽同期軌道への打ち上げ、新型PBSの搭載も マイナビニュース 01月15日 11:15


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月17日、イプシロンロケット3号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。同ロケットのフライトは、2016年12月の2号機以来、およそ1年ぶり。今回の3号機では何が変わったのか。先週開催された記者説明会での内容をもとに、まずは3号機の注目ポイントをまとめておこう。
 PBSと衛星分離機構が新型に
 イプシロンロケットは、全段固体燃料の3段式ロケット。全長26.0mの小型ロケットで、第1段にH-IIAロケットの固体ロケットブースタ(SRB-A)を採用しているのが大きな特徴だ。打ち上げ能力は、太陽同期軌道に590kg。今回は、重量570kgの高性能小型レーダー衛星「ASNARO-2」を搭載する。ロケットの製造コストは約40億円。
 イプシロンは、2号機での「強化型」開発により、第2段が大型化。打ち上げ能力は初号機(試験機)の450kgから大幅に向上した。3号機は2機目の強化型イプシロンとなるが、イプシロンには3段のみの「基本形態」と、小型液体推進系「ポスト・ブースト・ステージ(PBS)」を追加した「オプション形態」があり、強化型のオプション形態はこれが初めて。今回は、この飛行実証を行う。
 PBSはオプションの第4段として搭載するもので、軌道投入精度を向上することができる。イプシロンは固体ロケットながら高い精度を達成しているが、固体ロケットという特性上、限界はある。しかし最終段に液体エンジンを搭載し、衛星分離まで姿勢と軌道を制御することで、液体ロケット並の投入精度を実現する。


2018年1月14日

打ち上げ迫る!なぜイプシロン3号機は日本の宇宙産業にとって大事なのか ニュースイッチ 01月14日 12:35


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日6時ごろ、小型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を使い、高性能小型レーダー衛星「ASNARO―2」(アスナロ2)を打ち上げる。イプシロンにとって受託衛星を載せた打ち上げは初めてとなり、JAXAとしては成功によって急成長する小型衛星の打ち上げ市場を取り込みたい考えだ。アスナロ2は防災や環境などの分野で需要が高まる衛星画像の商用利用に期待が高まる。官民による宇宙利用の拡大が進む。
 イプシロン3号機は2013年打ち上げの試験機に比べ、衛星を収めるフェアリング(ロケット先頭部)内の体積拡大や打ち上げ能力を向上させた「強化型」。全長26メートル、質量は96トン。多くの地球観測衛星で使う、同一地点の上空を同一時間帯で通過する「太陽同期準回帰軌道」へ、イプシロンとして初めて投入する。製造費は40億円。
 3号機には軌道への投入精度を高めるための機構「PBS」を改良し取り付けた。JAXAイプシロンロケットプロジェクトチームの井元隆行プロジェクトマネージャは、「推進薬タンクを大型化し、燃焼中の機体の姿勢を調整する液体推進システム『ラムライン推進系』を削除するなど、複雑なシステムを簡素化し、信頼性を向上させた」と説明する。
 イプシロンは4号機以降、JAXAが機体の性能を決める要求設計のみを手がけ、製造をIHIの100%子会社であるIHIエアロスペース(東京都江東区)に一元化しコスト削減を図る。


2018年1月11日

NEC、宇宙利用サービス事業参入 衛星画像を自治体などへ販売 フジサンケイビジネスアイ 01月11日 05:57


 NECは10日、宇宙利用サービス事業に参入すると発表した。近く打ち上げる高性能小型レーダー衛星で地球の地表を撮影し、画像を防災用途などとして政府機関や自治体などへ販売する。今後3年間で累計売上高50億円を目指す。NECは、経済産業省の補助事業として開発した同衛星「ASNARO(アスナロ)−2」を17日に、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。アスナロは雲がかかるなどの悪条件でもレーダーで地表を鮮明にとらえることができる。地表の1メートル程度のものを識別可能という。
 この日、報道陣に初公開した東京都内の「衛星オペレーションセンター」から衛星を遠隔操作する。「GroundNEXTAR(グランドネクスター)」と呼ぶ運用システムを使い、アスナロに撮影を指示したり軌道修正を行ったりする。当面は数人態勢で運用する。今後は複数の衛星の運用が見込まれる。
 画像は、NECが出資する「日本地球観測衛星サービス」を通じて9月から販売を始める。政府機関などが災害の被害状況を把握するのに使うほか、海底油田からのオイル漏れの監視などで利用が想定される。
 政府が進めるインフラ輸出の一環として、NECは今後、衛星と運用システムを一組にして新興国政府などへ売り込みを図る。


2018年1月10日

<JAXA>イプシロン3号機17日打ち上げ リハーサル 毎日新聞 01月10日 11:28


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所で、新型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機の打ち上げリハーサルを報道陣に公開した。3号機は17日に、高性能小型観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を搭載して打ち上げられる予定。
 リハーサルでは、機体を発射台にセットする作業などがあった。3号機は当初予定した昨年11月12日の打ち上げが電気系統の不具合で延期されており、JAXAの井元隆行・プロジェクトマネジャーは「最後まで気を引き締めて、確実に成功させたい」と語った。
 3号機は全長約26メートル、最大直径2.6メートル、重量約95.6トンの3段式。衛星を分離する際に火薬を使わない低衝撃型分離機構などの新技術の実証を目指す。アスナロ2は高さ約3メートル、重さ580キロ。悪天候や夜間でも地球表面を観測できるレーダーを装備し、1メートルの大きさを識別できる。自然災害の状況把握に活用する
 イプシロンは1号機が2013年9月、2号機が16年12月に打ち上げられ、いずれも成功している。


2017年12月28日

IHIがロケットの製造を一手に請け負う企業に! ニュースイッチ 2017年12月28日 09:22


 IHIは2018年度に打ち上げを計画する小型固体燃料ロケット「イプシロン」4号機から、製造を一手に請け負うプライムコントラクターとして参画する。すでに開発主体の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、製造プライム契約を締結。IHIが全工程管理を担うことで製造の裁量が拡大し、コスト削減や信頼性向上が期待できる。製造プライムとなるのは、基幹ロケット「H2A」などを手がける三菱重工業に続き日本で2社目。
 イプシロンは18年1月17日打ち上げ予定の3号機まで、JAXAが工程や品質管理など製造の全責任を負い、製造の実務をIHIが担っていた。4号機からは管理業務などを含め、IHIに製造を一元化する。
 製造の実務を担う子会社のIHIエアロスペース(東京都江東区)がJAXAと契約を結んだ。IHIが製造の主契約者となり、機器や部品を供給する企業はサブコントラクターとしてIHIと契約することになる。
 JAXAは4号機以降、機体のスペックを決める要求設計のみを手がける。製造関連に割いていたリソースを開発部門に回し、イプシロンの高度化に向けた開発を強化する。


2017年12月8日

JAXA | イプシロンロケット3号機による「高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)」の打上げ日について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年12月8日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)」(※)を搭載したイプシロンロケット3号機について、電気系統の確認のため、平成29年11月12日の打上げを延期しておりましたが、原因究明・対策を行い、イプシロンロケット3号機の打上げ日を下記のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成30年1月17日(水)
打上げ予定時間帯 : 6時00分頃~6時35分頃(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成30年1月18日(木)~平成30年2月28日(水)
打上げ場所 : 内之浦宇宙空間観測所
平成29年度ロケット打上げ計画書
高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)/イプシロンロケット3号機(ε-3) PDF

(※)本衛星は経済産業省助成事業により日本電気株式会社(NEC)が開発した衛星であり、JAXAはNECからの受託契約に基づき本衛星の打上げを行います。


2017年9月29日

イプシロンロケット3号機による高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げ延期について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年9月29日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、内之浦宇宙空間観測所から高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)を搭載したイプシロンロケット3号機の打上げを平成29年11月12日に予定しておりましたが、射場での機体点検作業時において電気系統に不適合が確認され、対策に相応の時間を要することから、打上げを延期することといたしました。
 なお、新たな打上げ日については、決定し次第お知らせいたします。


2017年9月12日

JAXA | イプシロンロケット3号機による高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げについて 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年9月12日


 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、イプシロンロケット3号機による高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)の打上げについて、下記のとおり実施することをお知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成29年11月12日(日)
打上げ予定時間帯 : 6時00分頃~6時35分頃(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成29年11月13日(月)~平成29年12月31日(日)
打上げ場所 : 内之浦宇宙空間観測所
平成29年度ロケット打上げ計画書
高性能小型レーダ衛星(ASNARO-2)/イプシロンロケット3号機(ε-3)


2017年9月5日

JAXA | イプシロンロケット3号機について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年9月5日


 9月5日(火)に開催された宇宙開発利用部会(文部科学省 科学技術・学術審議会)において、下記のとおり報告をいたしました。
JAXA | イプシロンロケット3号機について


2017年8月9日

NEC、小型レーダー衛星を公開=イプシロンで年内打ち上げ 時事ドットコム 2017/08/09-15:42


 NECは9日、小型で高性能、低コストな地球観測衛星の実現を目指すレーダー観測衛星「ASNARO(アスナロ)2」を公開した。年内に小型固体燃料ロケット「イプシロン」3号機で打ち上げられる。
 新興国を中心に、地球観測など小型衛星の需要拡大が見込まれる中、経済産業省は宇宙産業の国際競争力強化を目的に、高性能な小型衛星の開発を支援。2014年には小型光学衛星のアスナロ1を打ち上げたほか、アスナロ2の開発費の一部を拠出している。
 アスナロ2は高さ約3メートル、重さ約570キロ。合成開口レーダーを搭載し、昼夜を問わず、悪天候でも雲を透過して観測ができる。地上の1メートルの物体を見分けることが可能で、性能は大型衛星並みだという。


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