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横浜ロープウエー YOKOHAMA AIR CABIN 2021年4月開業


横浜ロープウエー YOKOHAMA AIR CABIN 2021年4月開業



横浜市のみなとみらい21(MM21)地区に、2021年4月、JR桜木町駅前の広場(桜木町駅)と赤レンガ倉庫がある新港ふ頭(運河パーク駅)との間の 約 630mを、片道 約 5分でつなぐ、常設都市型の循環式ロープウエー 「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」 が開業しました


横浜市のみなとみらい21地区に2021年4月、ロープウエー「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」が開業。 横浜市のみなとみらい21地区に2021年4月、ロープウエー「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」が開業。
遊歩道の「汽車道」から見た「YOKOHAMA AIR CABIN」。海上支柱は白を基本に、低層部のグレーから白へと段階的に塗り分けた。できる限り目立たせず浮遊感も演出した。 遊歩道の「汽車道」から見た「YOKOHAMA AIR CABIN」。海上支柱は白を基本に、低層部のグレーから白へと段階的に塗り分けた。できる限り目立たせず浮遊感も演出した。
港や公道をまたぐ都市型ロープウエー 日経クロステック(xTECH) 2021.11.08」より


横浜市は 2017年度に都心臨海部の回遊性向上を目指して新たな交通サービスを公募、MM21地区で遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業(大阪市)がロープウエー事業を提案し、選ばれました

博覧会で循環式ロープウエーを整備・運営した実績を持つ泉陽興業がプロジェクトリーダーとしてデザインを統括、民設民営方式で、建設費約80億円は同社が負担し、運営も担います


整備前。写真右下の付近に運河パーク駅を建設した。 整備前。写真右下の付近に運河パーク駅を建設した。
周辺施設からの景観や水上交通に配慮し、3号柱と4号柱は約200m離して配置した。桜木町駅舎はロープ(索道)に対して斜めに配置し、駅前広場をできるだけ狭めないようにした。 周辺施設からの景観や水上交通に配慮し、3号柱と4号柱は約200m離して配置した。桜木町駅舎はロープ(索道)に対して斜めに配置し、駅前広場をできるだけ狭めないようにした。
港や公道をまたぐ都市型ロープウエー 日経クロステック(xTECH) 2021.11.08」より


ロープウエーのルートは、公共空間の上空を活用したうえで、集客力の高い場所に駅を設けるという条件を踏まえて決定、一部、遊歩道の「汽車道」と重なります


海上支柱の検討案。A案は基礎が大きくなる。B案は送電鉄塔のイメージが強い。部材数が少なく、強度的にも安定し、基礎が小さいC案を採用した。 海上支柱の検討案。A案は基礎が大きくなる。B案は送電鉄塔のイメージが強い。部材数が少なく、強度的にも安定し、基礎が小さいC案を採用した。

海上支柱。C案をベースに、できるだけ柱同士の開く角度を狭くして基礎部分の平面を小さくした。 海上支柱。C案をベースに、できるだけ柱同士の開く角度を狭くして基礎部分の平面を小さくした。

海上支柱基礎の検討案。原案は耐震レベル1だが、最終計画案ではレベル2で設計。景観に配慮して隅を丸くした。 海上支柱基礎の検討案。原案は耐震レベル1だが、最終計画案ではレベル2で設計。景観に配慮して隅を丸くした。
港や公道をまたぐ都市型ロープウエー 日経クロステック(xTECH) 2021.11.08」より


目指したのは、周辺の街並みと融合しつつ、新たな交通としての先進性を感じさせるデザインで、海上に設置する支柱 3本は、一般的なトラス形状だと送電鉄塔のイメージが強く、「最先端の都市型ロープウエー」のイメージに合わないと考え、部材数が少なくシンプルな形状の丸型鋼管を使うものを選定


運河パーク駅側からの夕景。ゴンドラは最新式バッテリーを搭載し、冷房システムやLED照明に給電する。右手に見えるのは遊歩道の「汽車道」に保全した橋梁。 運河パーク駅側からの夕景。ゴンドラは最新式バッテリーを搭載し、冷房システムやLED照明に給電する。右手に見えるのは遊歩道の「汽車道」に保全した橋梁。
港や公道をまたぐ都市型ロープウエー 日経クロステック(xTECH) 2021.11.08」より


駅舎は1階の明度を抑えて2階をガラス面とし、上層部の軽やかな印象を狙い、夜は、駅舎や支柱をあえてライトアップせず、ゴンドラだけがほのかに光ります

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2021年11月8日

港や公道をまたぐ都市型ロープウエー 日経クロステック(xTECH) 2021.11.08


 支柱を目立たせず周辺環境になじませる
 地上約40mの高さへと上昇するゴンドラの窓の外に、ランドマークタワーやベイブリッジなど横浜ならではの景色が次々と現れた。
 横浜市のみなとみらい21(MM21)地区に2021年4月、「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」が開業。JR桜木町駅前の広場(桜木町駅)と赤レンガ倉庫がある新港ふ頭(運河パーク駅)との間の約630mを、片道約5分でつなぐ。遊園地でも山地でもなく、平地の港に出現した常設都市型の循環式ロープウエーだ。
 横浜市は17年度に都心臨海部の回遊性向上を目指して新たな交通サービスを公募。MM21地区で遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業(大阪市)がロープウエー事業を提案し、選ばれた。民設民営方式で、建設費約80億円は同社が負担し、運営も担う。
 設計は駅舎、索道、海上支柱基礎をそれぞれ山下設計、日本ケーブル、東亜建設工業が担当。博覧会で循環式ロープウエーを整備・運営した実績を持つ泉陽興業がプロジェクトリーダーとしてデザインを統括した。


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