Adaptec RAID 7805 の 転送速度が遅い Write Cache設定方法 |
Adaptec RAID 7805 の 転送速度が遅い Write Cache設定方法Adaptec RAID アダプタ (カード) 「 Adaptec RAID 7805 」 は、論理ボリュームのWrite CacheがデフォルトでOFFになっているため、「 Adaptec RAID 7805 」 配下のボリュームから読み出しての他のボリュームへの転送充分な速度がでるものの、「 Adaptec RAID 7805 」 配下のボリュームへの書き込みでは極端に遅くなるという事象が発生します Adaptec RAID 7805 への maxView Storage Managerでの Write Cache の設定方法について説明します |
maxView Storage Managerで、設定したい Logical Device をクリック選択して、ページ上端のリボンの「Logical
Device」カテゴリから「Set Properties」をクリックします |
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デフォルトの「Write-Cache Mode」は「Disabled(Write Through)」になっています |
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「Enabled(Write Back)」をクリックします |
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「OK」をクリックします |
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設定成功メッセージが出ます |
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デフォルトでのAdaptec RAID 7805 配下のボリュームへの書き込みでは充分な速度が出ません |
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上記「Write-Cache Mode」の設定によって速度が確保されます なお、この設定は Write-Cache を有効にするものなので、不幸にして書き込みの最中に電源断等の事故が発生した場合、データをロストする危険があることをご理解の上、ご利用下さい |
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ちなみに、生ディスクへの設定は、Windowsの「コントロールパネル」の「デバイスマネージャー」の「ディスクドライブ」の各ディスクから「ポリシ」タブを選択して設定するのですが、論理ディスクに対しては設定できないと拒否られます |
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通常の生ディスクでは、「書き込みキャッシュ ポリシー」は、デフォルトで「有効」に設定されています |
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PC起動時に ctr+Aキーで入るAdaptec RAID 7805カードへの設定は、「Adaptec Raid Controller - インストール及びユーザーズガイド 2015年6月版」の94頁~98頁で説明されています デフォルト(初期値)のライトキャッシュ(Drives Write Cache)は、「DriveSpecific」で、各ドライブ毎に有効または無効に設定できます ここで、ライトキャッシュはコントローラ上の全てのディスクドライブで有効になる「Enable All」に設定する事もできるのですが、効果は maxView Storage Manager で設定するのと同じで、「Adaptec Raid Controller - インストール及びユーザーズガイド 2015年6月版」では、「コントローラ設定の初期値は、殆どのコンピュータに適しています。初期値の設定は変更しないことをお勧めします」と書かれています Adaptec Raid Controller - インストール及びユーザーズガイド 2015年6月版 94-98頁 |