ホーム > ロケット > JAXA H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき2号機 打ち上げ
目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページEND

JAXA H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき2号機 打ち上げ


JAXA H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき2号機 打ち上げ



準天頂衛星 みちびき2号機 を搭載した H-IIAロケット 34号機(H-IIA F34)は、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場より、2017年(平成29年)6月1日(木)9時17分46秒(日本標準時)定刻、MHI (三菱重工業株式会社)、および、JAXA (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって正常に打ち上げられました


H2Aロケット25号機 打ち上げ写真

写真は、H2Aロケット25号機
JAXAデジタルアーカイブス

打上げロケット H2Aロケット34号機 (H-IIA F34))
H2A202型
4m径フェアリング(4S型)
打上げ日 2017年(平成29年)6月1日(木)
打上げ時刻 9時17分46秒(日本標準時)
打上げペイロード 準天頂衛星 みちびき2号機
打上げ時の天候 曇り
打上げ予備期間 ※ 2017年(平成29年)6月2日(金)~
2017年(平成29年)6月30日(金)
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構


打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、打上げ日毎に設定されます


準天頂衛星 みちびき2号機は、H2Aロケット 34号機打ち上げから 約 28分21秒後、高度 約 272キロで予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました


実況終了しました (参考 本ページにて打ち上げ実況を行う予定です)

H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき2号機 は、2017年(平成29年)6月1日(木) 9時17分46秒 定刻、正常に打ち上げられ、 30分後、予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました

(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)




JAXA H2Aロケット34号機 主要諸元



JAXA H2Aロケット 34号機 形状 (H2A202型)

JAXA H2Aロケット 34号機 形状 (H2A202型)

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書
「みちびき2号機」(準天頂衛星)/H-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)
」 より



名称 H-ⅡAロケット 34号機 (H2A202型)
全長 53 m
全備質量 286 t (人工衛星の質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
第1段 固体ロケット
ブースタ
第2段 衛星
フェアリング
(4S型)
全長 37 m 15 m 11 m 12 m
外径 4.0 m 2.5 m 4.0 m 4.0 m
質量 114 t 151 t  (2本分) 20 t 1.4 t
推進薬質量 101 t 130 t  (2本分) 17 t
推力 1,100 kN 5,003 kN 137 kN
燃焼時間 390 100 530
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンポジット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力 440 s 283.6 s 448 s
姿勢制御方式 ジンバル
補助エンジン
可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主 要 搭 載
電 子 装 置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
レーダトランスポンダ
テレメータ送信機
指令破壊装置

推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





JAXA H2Aロケット 34号機 飛行計画



JAXA H2Aロケット 34号機(H-ⅡA ・ F34) は、「みちびき2号機」を搭載し種子島宇宙センター大型ロケット第1射点より打ち上げられ、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角 93度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します


打上げ約1分38秒後に固体ロケットブースタの燃焼を終了、約1分48秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に分離、衛星フェアリングを約4分10秒後に分離、約6分38秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止、約6分46秒後に第1段を分離します

引き続き、約6分52秒後に第2段エンジンの第1回目の燃焼を開始、約12分34秒後に燃焼を停止、慣性飛行を続けた後、約24分34秒後に第2段エンジンの第2回目の燃焼を開始、約27分34秒後に燃焼を停止、約28分24秒後に近地点高度約250km、遠地点高度約36140km、軌道傾斜角31.9度の準天頂遷移軌道上で「みちびき2号機」を分離します




JAXA H2Aロケット 34号機 打ち上げシーケンス



項番 事 象 打上げ後
経過時間
高度 慣性速度
1 リフトオフ 0 分 0 秒 0 km 0.4 km/s
2 固体ロケットブースタ 燃焼終了 ※1 1 分 38 秒 46 km 1.5 km/s
3 固体ロケットブースタ 分離 ※2 1 分 48 秒 54 km 1.5 km/s
4 衛星フェアリング 分離 4 分 10 秒 151 km 2.6 km/s
5 第1段主エンジン 燃焼停止 (MECO) 6 分 38 秒 234 km 5.2 km/s
6 第1段 第2段 分離 6 分 46 秒 239 km 5.2 km/s
7 第2段エンジン 第1回始動 (SEIG1) 6 分 52 秒 242 km 5.2 km/s
8 第2段エンジン 第1回燃焼停止 (SECO1) 12 分 34 秒 292 km 7.7 km/s
9 第2段エンジン 第2回始動(SEIG2) 24 分 34 秒 256 km 7.7 km/s
10 第2段エンジン 第2回燃焼停止(SECO2) 27 分 34 秒 254 km 10.2 km/s
11 みちびき2号機 分離 28 分 24 秒 274 km 10.2 km/s

※1.燃焼室圧最大値の2%時点  ※2.スラスト・ストラット切断




JAXA H2Aロケット 34号機 飛行経路



JAXA H2Aロケット 34号機 飛行経路

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき2号機」(準天頂衛星)/H-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)」 より





JAXA H2Aロケット34号機 落下物 落下予想区域 時間



JAXA H2Aロケット34号機 落下物の落下予想区域

JAXA H2Aロケット34号機 落下物の落下予想区域

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書
「みちびき2号機」(準天頂衛星)/H-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)
」 より

海面落下時間帯 (打上げ後)
固体ロケットブースタ
約 5~9分後
衛星フェアリング
約11~26分後
第1段
約 14~31分後




準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき 2号機 とは 概要



「みちびき2号機」(準天頂衛星) 軌道上外観図

「みちびき2号機」(準天頂衛星) 軌道上外観図

JAXA 「平成29年度 ロケット打上げ計画書
「みちびき2号機」(準天頂衛星)/H-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)
」 より

準天頂衛星 みちびき 2号機は、準天頂衛星システム(QZSS:Quasi-Zenith Satellite System)「4機体制の整備」計画に基づき、2010年9月11日に打ち上げられた みちびき 1号機に続く 2番目の準天頂衛星です


準天頂衛星システムは、日本付近で常時天頂付近に 1機以上の衛星が見えるように、複数の衛星を配置した日本の衛星測位システムで、2017年度中に打ち上げられる準天頂衛星 みちびき 3号機、みちびき 4号機と合わせ、日本版GPS(全地球測位システム)となる準天頂衛星システムを構成、2018年度初めに 4機体制の運用を始める計画となっており、4機体制のためにかかる費用は 約 2850億円とされます

みちびき 2~4号機の開発費は 計 557億円、打ち上げ費用は 計 342億円で、災害時の安否確認機能を合わせ持つ みちびき 3号機は静止軌道に投入されます


準天頂衛星 みちびき 整備スケジュール

みちびきとは|みちびきについて|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府 」 より



米国のGPS(Global Positioning System)(全地球測位システム)衛星が文字通り、全地球を周回し、全世界をカバーするのに対し、日本版GPS、準天頂衛星は、地球の自転を利用して、日本上空近辺のみを飛行する特異な軌道を持ち、当面運用される 4基の内 3基が常に日本上空付近を飛行することから準天頂衛星と呼ばれます

「準天頂衛星システム」は、米国のGPS衛星と互換性のある位置情報電波を使用、米国GPSのみを利用する際の誤差 約 10メートル、欧州測位衛星 ガリレオの誤差 約 1メートルに対し、米国GPSと「準天頂衛星システム」を組み合わせて使うことにより、山間地やビル陰等でも、高度な衛星測位サービスを享受することが可能(補完機能)となり、また、軌道やクロックの補正情報を送信することにより、さらに高精度な測位を実現(補強機能)、その誤差を最高で数センチに縮めることができると期待されています


自動車の自動走行や無人飛行機の自動飛行をはじめ、無人の除草作業といった農業分野、地震や津波、テロなどの情報を、準天頂衛星 みちびきを経由していち早く伝える防災分野などでの活用を目指しています

準天頂衛星 みちびき 2、3、4号機は、高さ 約 6.2メートル、軌道上展開後の全長 約 19メートル、設計寿命は、2010年に打ち上げた初号機よりも 3年長い 15年以上とされ、さらに、2023年度までに、準天頂衛星を 7基体制に拡充し、米国GPSシステムが不要となる、日本独自の位置測位システムの構築も目指しています



準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の軌道について



衛星の軌道には、例えば、北極と南極上空を通って、地球を南北に飛行する極軌道があります

南北方向に、24時間で地球を 1周する速度で飛行すると、地球は 24時間で 1回転(自転)していますので、24時間後、衛星は、同一緯度の 24分の360度西の位置、つまり、15度西の位置を通過し、そして、24時間後には、また、同一地点の上空に戻ってくることになります

地球観測衛星等、全世界にわたって、地上の定点観測を行いたい場合等に使われる軌道です


また、よく知られている衛星軌道として、衛星放送(BS放送、CS放送)等でお馴染みの静止軌道があります

赤道上空を東向きに 24時間で地球を 1周する速度で飛行させると、地球の自転速度に同期して、地上からは同じところに留まっている、動いていないように見える ・・・ これが、静止衛星、静止軌道です

この時、その静止衛星の真下、赤道上の地上からは、静止衛星は、正に天頂の 1点に留まっているように見える、完全で理想的な天頂衛星となるのですが、残念ながら、この天頂衛星を実現できるのは、赤道上だけです


静止軌道を南北方向に振動させたものを傾斜静止軌道衛星といい、地上から見ると、衛星は、南北対称の「8の字軌道」を描いて飛行します

JAXA|準天頂軌道とは 」 より

そして、この静止軌道を南北方向に振動させたものを傾斜静止軌道衛星といい、地上から見ると、衛星は、南北対称の「8の字軌道」を描いて飛行しているように見えます


日本の様に、赤道から離れた地域では、天頂衛星は実現できませんので、準天頂衛星システムでは、この傾斜静止軌道「8の字軌道」を変形させ、天頂衛星に近い特性を実現するための特異な軌道、準天頂衛星軌道「非対称の8の字軌道」で衛星を飛行させます


北半球にある日本の上空に遠地点がくるよう、そして、そのちょうど反対側の南半球(オーストラリアのあたり)に近地点がくるよう、楕円軌道で、24時間で地球を 1周する速度で衛星を飛行させると、その衛星を地上から見ると、衛星軌道は北側が小さく、南側の大きな、ひょうたん型の8の字軌道を描いているように見えます


準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の軌道 概念図
準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の軌道

みちびきの軌道|技術情報|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府 」 より

日本上空では、(実際には、この時衛星は、猛烈なスピードで、地球から遠ざかっている、あるいは、近づいているのですが)、地上から見ると、まるで動いていないかのようにゆっ~~くりと、小さな円を描いて移動します


やがて、衛星は、南の空に飛び去ってしまうのですが、南半球では、地球の近地点を通過するため、実際の衛星の移動距離は短いもので済み、(コーナーの外側より内側の方が、移動距離が短くなり、同じ速度であれば、通過所要時間も短くて済むのと同じで)、短い時間で通り抜けてしまい、程なく、日本の上空に舞い戻ってきて、また、まった~~りと、長時間、日本上空に滞在してくれます

注.日本の真上に滞在できる時間は 7~ 9時間程度、北半球には 約 13時間、南半球には 約 11時間留まります


この軌道を準天頂軌道と呼び、旧郵政省電波研究所(現 情報通信研究機構)の研究者が 1972年(昭和47年)に考案したもので、はからずも、1998年(平成10年)、打ち上げに失敗した通信衛星が予定外の軌道を飛行し始めた際、衛星が日本の真上を通過するとき、東京 丸の内の高層ビル街でも安定して電波を受信できることが実証され、準天頂軌道実用化への道が開かれました



準天頂衛星システム 準天頂衛星 みちびき の東京付近から観測した軌道

みちびきの軌道|技術情報|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府 」 より



準天頂衛星システムを構成する 準天頂衛星 みちびき は、3機が 8時間ごとに順番に現れ、少なくとも 1機以上の衛星が仰角70度以上の「ほぼ」天頂付近に位置し、4機体制の準天頂衛星システムは、この準天頂軌道を周回する 3機の準天頂衛星と、赤道上空の静止軌道に配置する 1機の静止衛星で構成しています



日本版GPS 準天頂衛星 みちびき 自衛隊も利用 北朝鮮の妨害電波から防御 2017年5月29日



日本版GPS(衛星利用測位システム)ともいわれる 準天頂衛星 みちびき 2号機は、緊迫した北朝鮮情勢が続く中、自衛隊の利用への妨害電波を防ぐ高度なセキュリティー機能を搭載しており、準天頂衛星システムの本格運用時には、自衛隊は、米国のGPSに頼らなくても任務を遂行でき、民間利用だけでなく安全保障上も重要な役割を担っています


自衛隊による準天頂衛星みちびきの利用イメージ図

日本版GPSを防衛利用へ 北朝鮮の妨害電波を防御 政府、1日に衛星打ち上げ 産経新聞 05月29日 11:29 」 より

内閣府は、今回の準天頂衛星 みちびき 2号機を含め年内に準天頂衛星を 3基を打ち上げ、2018年4月に米国のGPSとの併用で 24時間運用を始める予定で、現在、誤差 約 10メートルのGPS(商用等一般利用)をはるかにしのぐ、誤差 約 6センチの高い位置精度が確保されます


米国のGPSは、民間のカーナビゲーションやスマートフォンなどのほか、自衛隊の航空機や艦船でも利用されており、2023年度(平成35年度)にみちびきが 7基体制になると、GPSに頼らなくても部隊運用が可能となります


みちびきは幅広い民間利用が期待されていますが、今回の準天頂衛星 みちびき 2号機以降は、高度に暗号化した特殊な測位信号も発信する予定で、敵国の妨害電波や偽の信号による攪乱(かくらん)を防ぐことができ、内閣府では、「技術的には安全保障上の利用にも耐えうるレベル」としています

GPSは、冷戦時代に米国が軍事目的で開発し、防衛省 ・ 自衛隊も部隊運用の他、ミサイルの精密誘導など多くの場面で活用しており、北朝鮮の弾道ミサイル対策として議論が続く「敵基地攻撃能力」の候補となる米国の巡航ミサイル「トマホーク」もGPSを使って命中精度を上げています


北朝鮮では、近年、韓国に向けてGPSの妨害電波を繰り返し発信、航空機や船舶の運航に広範囲で障害を与えており、朝鮮半島有事の際等、当然、日本に向けて妨害電波を発信されると考えられ、自衛隊関係者は「みちびきの信頼性が確認されれば、こうしたリスクは減る」と話しています



準天頂衛星 みちびき 2号機 主要諸元



項 目 諸 元
名称 「みちびき2号機」(準天頂衛星)
目的 GPS補完信号、及び補強信号を送信することにより、より高精度で安定した衛星測位サービスを実現す
予定軌道 種類 : 準天頂軌道 軌道長半径 : 約 42,164 km
離心率 : 約 0.075 軌道傾斜角 : 約 44度
周期 : 23時間56分
設計寿命 15年以上
質量 打上げ時質量 約 4トン
寸法 2翼式太陽電池パドルを有する箱型
収納時: 高さ 約6.2m × 幅 約2.9m × 奥行 約2.8m
(太陽電池パドル両翼端間 : 約19 m )
電力 約 6.3 kw (軌道上15年後の発生電力)
ミッション機器 衛星測位サービス、測位補強サービス用ミッション機器
・ 衛星測位サービス (信号名称:L1C/A、L1C、L2C、L5)
・ サブメーター級測位補強サービス(信号名称:L1S)
・ 災害・危機管理通報サービス(信号名称:L1S)
・ 測位技術実証サービス(信号名称:L5S)
・ センチメーター級測位補強サービス(信号名称:L6)
宇宙環境データ取得装置(SEDA)
衛星搭載装置の誤動作の評価や不具合時の原因究明に資するデータを取得すると共に取得したデータを衛星設計に反映することを観測の目的とする
軽粒子観測装置センサ(LPT-S)、磁力計センサ(MAM-S)の 2種類のセンサを搭載する



準天頂衛星 みちびき 送信信号一覧



信号名称 初号機 2~4号機 配信サービス 中心周波数
ブロックIQ ブロックIIQ ブロックIIG
準天頂軌道 準天頂軌道 静止軌道
1機 2機 1機
L1C/A 衛星測位サービス 1575.42MHz
L1C 衛星測位サービス
L1S サブメータ級
測位補強サービス
災害・危機管理通報
サービス
L1Sb - -
2020年頃から配信予定
SBAS配信サービス
L2C 衛星測位サービス 1227.60MHz
L5 衛星測位サービス 1176.45MHz
L5S - 測位技術実証サービス
L6 センチメータ級
測位補強サービス
1278.75MHz
Sバンド - - 衛星安否確認サービス 2GHz帯




JAXA H2Aロケット 打ち上げ基準



JAXAでは、全長 53メートル、重さ 286トンの H2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、打ち上げ基準が設定されています

従来の基準では、氷結層雲について、その厚さ 1.8km以内のみで判断していましたが、今回の打ち上げから、氷結層雲に関する基準が改められ、今後は、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能となります

これまで、H2Aロケットの打ち上げでは、氷結層雲による打ち上げ延期が 8機で発生していましたが、新基準で評価すると、その半分は打ち上げが可能なケースだったとのことで、今後は、打ち上げ延期の減少が期待され、コストダウンにも繋がります

2016年(平成28年)2月12日(金)に予定していた、H2Aロケット 30号機 の打ち上げでは、「射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されること、および打上げ作業に支障のある強風が予想されることから、2016年(平成28年)2月17日(水)に、打上げ」が延期されました


打ち上げ基準
氷結層雲の厚さ 1.8km以内 ただし、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能 (H2Aロケット 30号機 打ち上げ時から適用)
風速 (最大瞬間風速) 20.9m/s



JAXA 打上げ天候制約 (氷結層を含む雲) について

JAXA H-IIAロケット27号機による情報収集衛星 レーダ予備機の打上げ中止について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 2015年1月29日 02:00」 より


氷結層とは、雲の中で温度が0度から-20度になっている部分のことで、雲の中に氷の粒の層があるような状態になっています

氷結層雲等、H2Aロケット打ち上げの制約についての詳細は、「JAXA H2Aロケット とは 特徴 性能 制約 高度化計画」をご参照下さい





H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率



H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき 2号機の打ち上げにより、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、34機打ち上げ中、33機の成功で、成功率は 97.1 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、40機打ち上げ中、39機の成功となり、成功率は 97.5 % となりました

国際的な信頼性の基準は 95 % とされています



※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています

H2A と H2Bは、三菱重工業が製造、H2A 13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業(MHI )に移管されています



H2A H2B ロケット および 世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率



日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より 1桁少ないのが実情です


国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本 H2A 34 33 97.1 %
H2B 6 6 100 %
H2A + H2B 40 39 97.5 %
アメリカ アトラス 387 340 87.9 %
ファルコン 19 15 78.9 %
ヨーロッバ アリアン 221 210 95.0 %
ロシア プロトン 401 354 88.3 %
中国 長征 201 191 95.0 %

諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」





打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ




JAXA H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき2号機 打ち上げ ライブ中継

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ 備考
JAXA H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき2号機 打ち上げ 開場:08:20
開演:08:50
ニコニコ生放送 ※ おすすめ
YouTube タイムラグ有

JAXA|種子島ライブカメラ



※. 「 ニコニコ生放送 」 で、コメント(メッセージ)表示が不要な方は、表示画面右下の、「コメントを表示しない」アイコンをクリックすると表示されなくなります

目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページTOP
ホーム > ロケット > JAXA H2Aロケット 34号機 準天頂衛星 みちびき2号機 打ち上げ
   

© 2014 abhp.net All Rights Reserved.

関連情報サイト


みちびきの軌道|技術情報|みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト - 内閣府
みんなのみちびき - 準天頂衛星システムサービス株式会社
JAXA|準天頂軌道とは
JAXA 宇宙航空研究開発機構 (プレスリリース)
JAXA サイトポリシー 利用規約 (商用利用不可)
JAXA デジタルアーカイブス
JAXA デジタルアーカイブス 素材のご使用条件 (個人利用可)
三菱重工 MHI打上げ輸送サービス
三菱重工 サイトのご利用条件 (著作権法準拠)
経済産業省 (Ministry of Economy, Trade and Industry)
経済産業省 利用規約 (商用利用可)
種子島観光協会 トップ (ロケット打ち上げ期間 宿泊空室情報)

コンテンツ一覧

ページTOP
ページTOP

関連記事

ページTOP


関連記事を下記に紹介します



2017年6月1日

【国産GPS衛星】「確実な一歩踏み出せた」「おごらず油断せず継続」 打ち上げ成功で関係者が会見 産経新聞 2017年6月1日 19:24


 「確実な一歩」「おごらず油断せず継続」−。日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき2号機の打ち上げが成功した1日、鹿児島県の種子島宇宙センターでは関係者が会見し、成功の意義と心境を語った。
 みちびき2号機は電波で地上の位置を計測するための測位衛星。日本のほぼ真上(準天頂)を長時間飛行できる特殊な楕円軌道を周回するため、最小で誤差6センチの高い精度で計測できるのが特徴だ。
 鶴保庸介宇宙政策担当相は来年度から4基による本格運用が始まることについて「確実な一歩を踏み出せた。世界最高精度の安定した測位が実現し、車の自動運転や農機の運用などに利用が広がる」と期待を込めた。
 一方、高い性能を生かす具体的な用途がまだ固まっていないのも事実だ。普及への課題について鶴保氏は「利用のアイデアを募集し、新たな改革につなげる努力をしている。皆さんと考えたい」と話した。
 平成22年に打ち上げた1号機の運用は今年2月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から内閣府に移管された。JAXAの奥村直樹理事長は「1号機の実績があって2号機以降が活躍できる。無事に移管でき、ほっとしている」と述べた。


2017年6月1日

国産GPS衛星みちびき2号機、打ち上げ成功 高精度の位置情報、来年度から本格運用へ 産経新聞 2017年6月1日 18:39


 政府の準天頂衛星みちびき2号機を搭載したH2Aロケット34号機が1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う衛星で、来年度から高精度な位置情報が得られる4基体制で本格運用を開始する。
 みちびきは電波で地上の位置を計測するための測位衛星。米国が開発したGPSは日本でもカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されているが、10メートルの計測誤差がある。みちびき4基をGPSと併用すると最小で6センチに抑えることができる。
 GPS衛星が日本から離れた場所にいるときは、高層ビルなどで電波が遮られ、位置情報の精度が落ちてしまう。みちびきは日本のほぼ真上(準天頂)を長時間飛行できる特殊な楕円(だえん)軌道を周回するため、高い精度で計測できる。
 2号機に続き3、4号機を年内に打ち上げ、平成22年から運用中の初号機と合わせて4基体制を構築。35年度に7基に増やし、GPSに依存しなくても誤差6センチを実現する計画だ。


2017年6月1日

みちびき2号、打ち上げ成功…日本版GPS向け 読売新聞 2017年6月1日 14:14


 日本版GPS(全地球測位システム)の構築を目指す準天頂衛星「みちびき」2号機を載せた大型ロケット「H2A」34号機が1日午前9時17分、種子島宇宙センター(鹿児島県 南種子 みなみたね 町)から打ち上げられた。
 打ち上げ主体の三菱重工業などによると、みちびきは約28分後に分離、予定の軌道に投入された。
 みちびきは、宇宙から電波を送って地上の位置を正確に測るための人工衛星で、内閣府が運用する。打ち上げは2010年9月の1号機以来約7年ぶり。政府は、年内に3、4号機も打ち上げ、誤差6センチ以内という世界最高レベルの精度での位置測定が常時できる体制を整える。18年度から本格運用を始める計画だ。


2017年6月1日

みちびき2号、打ち上げ成功=日本版GPS、4基体制へ―測位精度が向上・H2Aで 時事通信 2017年6月1日 12:11


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日午前9時17分、日本版GPS(全地球測位システム)の実現を目指す政府の準天頂衛星「みちびき」2号機を、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット34号機で打ち上げた。みちびき2号は約28分後にロケットから切り離され、予定の軌道に投入された。打ち上げは成功した。
 みちびきは米国のGPSを補完する日本独自の測位衛星。GPSの測位情報を補正して誤差を1メートル程度に縮小するほか、国土地理院が全国に設置した電子基準点と連携し、数センチ〜数十センチ単位の精密測位を実現する。GPSと異なり、日本のほぼ真上(準天頂)にいる時間が長い軌道を飛ぶため、ビルの谷間や山間部など電波の届きにくい「死角」を減らす効果もある。
 軌道の関係で、みちびき1基が日本上空をカバーするのは1日約8時間。24時間運用には最低でも3基が必要になる。みちびきを所管する内閣府は、2010年の1号機と今回の2号機に続き、年内に2基(うち1基は静止軌道に投入)を打ち上げて4基体制を構築し、来年4月から測位データの提供を開始する。


2017年6月1日

JAXA H-IIAロケット34号機 による「みちびき2号機」(準天頂衛星)の打上げ結果について 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年6月1日


 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成29年6月1日9時17分46秒(日本標準時)に、「みちびき2号機」(準天頂衛星)を搭載したH-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)を予定通り打ち上げました。
 ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約28分21秒に「みちびき2号機」(準天頂衛星)を正常に分離した事を確認しました。
 今回のH-IIAロケット34号機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。


2017年6月1日

みちびき2号機打ち上げ成功…日本版GPS向け 読売新聞 2017年6月1日 10:43


 日本版GPS(全地球測位システム)を目指す準天頂衛星「みちびき」2号機を載せた大型ロケット「H2A」34号機が1日午前9時17分、種子島宇宙センター(鹿児島県 南種子 みなみたね 町)から打ち上げられた。
 打ち上げ主体の三菱重工業などによると、みちびきは約28分後に分離、予定の軌道に投入された。
 みちびきは、宇宙から電波を送って地上の位置を正確に測るための人工衛星で、内閣府が運用する。打ち上げは2010年9月の1号機以来約7年ぶり。政府は、年内に3、4号機も打ち上げ、誤差6センチ以内という世界最高レベルの精度での位置測定が常時できる体制を整える。18年度から本格運用を始める計画だ。


2017年6月1日

みちびき2号機打ち上げ成功…日本版GPS向け 読売新聞 2017年6月1日 09:55


 H2Aロケット34号機が1日午前9時17分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。
 打ち上げ主体の三菱重工業などによると、ロケットは日本版GPS(全地球測位システム)の実現を目指す人工衛星「みちびき」2号機を搭載している。みちびきは約30分後に予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 みちびきは日本の真上を通る軌道を飛行する「準天頂衛星」で、誤差6センチ以内という世界最高レベルの精度で、地上の位置を測定することできる。内閣府が運用し、1号機は2010年9月に打ち上げられた。政府は年内に3、4号機も打ち上げ、18年度から本格運用を始める計画だ。


2017年6月1日

<測位衛星>みちびき2号機打ち上げ成功 日本版GPS前進 毎日新聞 2017年6月1日 09:51


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日午前9時17分、政府の準天頂衛星「みちびき」2号機を載せたH2Aロケット34号機を種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げた。みちびきは約28分後、高度約272キロで予定通り分離され、打ち上げは成功した。
 みちびきは、米国のGPS(全地球測位システム)を補完し、従来の測位誤差約10メートルを数センチに縮小するなど精度を高めることが目的の測位衛星。山間部やビルの谷間での精度低下についても解消が期待される。
 みちびきの打ち上げは2010年9月の1号機以来。2号機は今月9日に日本上空に長時間とどまる高度3万2000〜4万キロの軌道に到達する予定。日本版GPSの構築を目指す内閣府は、今年度中に3、4号機を打ち上げ、24時間使える4基態勢の測位サービスを18年度から開始する計画だ。さらに23年度からは計7基態勢とし、米国のGPSに頼らない純国産システムの構築を目指す。
 増強型のH2Bを含む現行の国産主力ロケットの打ち上げ成功は34機連続で、成功率は97.5%(40機中39機成功)となった。


2017年6月1日

日本版GPS衛星「みちびき」 打ち上げに成功 NHK 2017年6月1日 09:48


 スマートフォンやカーナビなどで利用されている、位置情報システムの性能を飛躍的に高める、日本版GPS衛星の「みちびき」が、1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットの34号機で打ち上げられ、打ち上げは成功しました。「みちびき」は、年内にさらに2機が打ち上げられ、来年春にも実用化する予定です。
 日本版GPS衛星の「みちびき」を載せたH2Aロケットの34号機は、1日午前9時17分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、2本の補助ロケットやロケットの1段目を切り離しながら上昇を続けました。
 そして、打ち上げのおよそ29分後、午前9時46分ごろに、「みちびき」を予定どおり、高度275キロ付近で切り離し、打ち上げは成功しました。
 日本版GPS衛星の「みちびき」は、アメリカのGPSと同じように、スマートフォンなどの携帯端末で位置情報を得られる衛星で、1つの機体が1日あたり8時間程度、日本付近の上空にとどまる特殊な軌道を飛行します。
 「みちびき」は、今回も含めて、ことし中に合わせて3機が打ち上げられる計画で、7年前に試験的に打ち上げられた1機と合わせて4機体制が整えば、常に1機以上が日本付近の上空を飛行するようになり、来年の春以降、実用的に使えるようになります。


2017年6月1日

【国産GPS衛星】みちびき2号機、間もなく打ち上げ 緊張高まる種子島宇宙センター 「平常心で」と射場責任者 産経新聞 2017年6月1日 07:14


 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき2号機を搭載したH2Aロケット34号機は1日午前9時17分46秒の打ち上げに向け、鹿児島県の種子島宇宙センターで最終点検作業に入った。
 31日夜に発射地点へ移動した34号機は、1日未明に燃料注入を開始。現地の天候は晴れで、打ち上げに支障はない見込みだ。発射地点から約3キロの距離にあるプレスセンターには多くの報道陣が詰め掛け、カウントダウンに向けて緊張感が高まっている。
 H2Aはこれまで27回連続で打ち上げに成功しており、世界最高水準の信頼性を誇るが、油断はできない。打ち上げ業務を行う三菱重工業の平嶋秀俊射場チーム長は「一つ一つ確実丁寧に、平常心を保って作業したい」と話す。
 今回の打ち上げは、軌道の関係で発射時刻のずれは1秒も許されない。計画では打ち上げ6分32秒後に第1段エンジンの燃焼を終了。27分30秒後に第2段エンジンの燃焼を終了し、28分20秒後に衛星を分離する予定だ。


2017年5月31日

H2A、1日午前に打ち上げ みちびき2号載せ 朝日新聞 05月31日 22:01


 GPS(全地球測位システム)の精度を高める準天頂衛星「みちびき2号」を載せたH2Aロケット34号機が31日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターで発射地点へ移動し、打ち上げの最終準備に入った。6月1日午前9時17分に打ち上げられる予定。
 31日午後7時ごろ、組み立て棟から姿を現したH2Aは、約500メートル先の発射地点へ約25分かけて移動した。翌日未明に液体燃料の注入が始まる。みちびきは日本のほぼ真上(準天頂)から米国のGPSを補う信号を出す衛星。政府は高精度の位置情報を提供する日本版GPSの構築を目指している。


2017年5月31日

準天頂衛星みちびき2号機、1日打ち上げ ロケットが発射地点に移動 産経新聞 05月31日 20:19


 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき2号機を搭載したH2Aロケット34号機は31日夜、鹿児島県の種子島宇宙センターで6月1日の打ち上げに向け最終準備作業に入った。
 34号機は31日午後7時半ごろ、大型ロケット組立棟から発射地点への移動を完了。1日午前9時17分46秒の発射に向けて作業を続けた。同日未明から約8時間かけて燃料を注入する予定。
 衛星開発の責任者を務める内閣府宇宙開発戦略推進事務局の松本暁洋企画官は「気を引き締め、最後まで頑張りたい」と話す。
 みちびきは電波を使って地上の位置を計測する国産の測位衛星。平成22年に打ち上げた1号機を運用中で、年内に3、4号機も打ち上げる。
 カーナビゲーションやスマートフォンなどに広く利用されている米国のGPSは位置情報に10メートルの誤差がある。みちびきは最小で誤差を6センチに抑えることができ、来年度から計4基で本格運用を開始する。車の自動運転などへの利用が期待されている。


2017年5月31日

<H2Aロケット>34号機を発射地点に移動 1日打ち上げ 毎日新聞 05月31日 20:47


 三菱重工業は31日、6月1日に打ち上げられる政府の準天頂衛星「みちびき」2号機を載せたH2Aロケット34号機を、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)の組み立て場所から発射地点に移動させた。
 機体移動は午後7時に始まった。組み立て棟内にある高さ53メートル、重さ約290トンのH2Aロケットを載せた発射台を、運搬台車2台で持ち上げ、自動制御で約500メートル離れた第1射点まで移動。精密機械であるロケットを揺らさないため、時速2キロで慎重に運んだ。
 みちびきは、米のGPS(全地球測位システム)を補完し、精度を高めることを目的とした測位衛星。日本のほぼ真上(準天頂)を通る軌道で周回し、従来の測位誤差約10メートルを数センチ程度に縮小することなどが期待されている。


2017年5月31日

H2Aロケットに「エヴァ」ロゴ…みちびき搭載 読売新聞 05月31日 12:26


 準天頂衛星「みちびき」の2号機を搭載し、6月1日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられるH2Aロケット34号機に、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のスタッフが手がけたロゴが施された。
 ロケット1段目上部に施された直径約3メートルの円形ロゴは同作の主人公が操縦する「初号機」を思わせるデザインで、初号機と同じ紫色を基調にしている。日本の真上を通る準天頂軌道を飛行するみちびきの航跡を8の字で表現。同作でメカニックデザインを担当した山下いくとさんの案に、 庵野 あんの 秀明監督の意見を反映させた。
 みちびきは、広く利用されている米国のGPS(全地球測位システム)を補完する役割を担う。ロゴを公募し、庵野さんが社長を務める映像企画製作会社「カラー」(東京)の案を採用した内閣府は「日本版GPSを目指す衛星の役割を知ってもらうきっかけになれば」と期待している。


2017年5月30日

<H2Aロケット>6月1日午前打ち上げ 「みちびき」搭載 毎日新聞 05月30日 19:17


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、準天頂衛星「みちびき」2号機を載せたH2Aロケット34号機を、6月1日午前9時17分に種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げると発表した。
 みちびきは日本のほぼ真上(準天頂)を通る軌道で周回する測位衛星。米のGPS(全地球測位システム)を補完して精度を上げ、現在約10メートルある測位誤差を数センチ程度に縮小することを目的とする。
 2010年9月に打ち上げられた1号機に続き、今年度中に2〜4号機を打ち上げ、来年度から4基体制での情報提供を目指している。平嶋秀俊・三菱重工射場チーム長は「平常心を保って打ち上げに臨みたい」と意気込みを語った。


2017年5月30日

構想45年、お蔵入りだった「日本独自軌道」復活の転機は「ごみ同然の失敗衛星」 日本版GPS衛星みちびき、来年度から本格運用 2号機1日打ち上げ 産経新聞 05月30日 18:14


 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う政府の準天頂衛星みちびき2号機が6月1日午前9時17分46秒、H2Aロケット34号機で種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられる。日本人が45年前に考案した独自の軌道を飛行する国産の測位衛星だ。運用中の1号機を含む計4基で来年4月から本格運用が始まる。
 GPSは米国が開発した位置測定システムで、約30基の衛星が地球を周回し全世界をカバーしている。日本でもカーナビゲーションなどで広く利用されているが、日本周辺を補完的に測定する衛星として開発されたのがみちびきだ。
 赤道上空の静止軌道を傾けたような軌道を周回。地上から見ると8の字を描き、日本の真上付近(準天頂)を長く飛行する特徴がある。このため測定用の電波が高層ビルや山に遮られず、GPSより安定で高精度の位置情報が得られる。
 この軌道は準天頂軌道と呼ばれ、旧郵政省電波研究所(現情報通信研究機構)の研究者が昭和47年に考案。しかし衛星の燃料消費が多く実用的でないとされ、お蔵入りになった。
 平成に入り燃料の節約方法が見つかったが、日本の真上を飛ぶ利点を検証できないことが実用化の壁に。転機は平成10年に意外な形で訪れた。打ち上げに失敗した通信衛星が予定外の軌道を飛行し始め、ごみ同然と思われた中、同機構の研究者が検証実験に使うことを思い付いた。


2017年5月29日

日本版GPSを防衛利用へ 北朝鮮の妨害電波を防御 政府、1日に衛星打ち上げ 産経新聞 05月29日 11:29


 政府は日本版の衛星利用測位システム(GPS)の本格構築に向けた第一歩となる準天頂衛星「みちびき」2号機を6月1日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で打ち上げる。緊迫した北朝鮮情勢が続く中、自衛隊の利用への妨害電波を防ぐ高度なセキュリティー機能を搭載。本格運用時には米国のGPSに頼らなくても任務を遂行でき、民間利用だけでなく安全保障上も重要な役割を担う。
 みちびきは電波を使って地上の位置を計測する衛星。内閣府が今回の2号機を含め年内に3基を打ち上げ、来年4月に米国のGPSとの併用で24時間運用を始める。誤差約10メートルのGPSをはるかにしのぐ同6センチの高い位置精度が強みだ。
 米国のGPSは民間のカーナビゲーションやスマートフォンなどのほか、自衛隊の航空機や艦船でも利用されている。平成35年度にみちびきが7基体制になると、GPSに頼らなくても部隊運用が可能だ。幹部は「独自のバックアップ態勢を組むことは歓迎すべきことだ」と話す。


2017年4月10日

<測位衛星みちびき>2号機、6月1日に打ち上げ 毎日新聞 04月10日 20:16


 内閣府は10日、独自の衛星測位システムの運用に向けた測位衛星「みちびき」2号機を6月1日午前9時20分ごろ、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケットで打ち上げると発表した。今年度中に4号機まで打ち上げ、2018年度初めに運用を始める。
 「みちびき」は当面4基態勢で運用し、うち3基が交代で常に日本上空を飛ぶことから準天頂衛星と呼ばれる。1号機は10年度に打ち上げた。運用が始まれば、米国の全地球測位システム(GPS)の誤差が最高で数センチに縮まると期待される。


2017年4月10日

みちびき2、6月1日打ち上げ=GPS補完、4基体制へ-JAXA 時事ドットコム 2017/04/10 19:56


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、準天頂衛星「みちびき2号機」を6月1日に、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット34号機で打ち上げると発表した。打ち上げ予定時刻は午前9時20分ごろ。
 みちびきは米国の全地球測位システム(GPS)を補完し、数センチ単位で精密な位置の測定を目指す衛星。2010年に打ち上げられた1号機に続き、今年度中に2~4号機を打ち上げ、4基体制で24時間、高精度の測位を実現する。
 政府は23年度までに7基体制を実現し、GPSに依存しない独自の測位システムの構築を目指している。


2017年4月10日

みちびき2、6月1日打ち上げ=GPS補完、4基体制へ―JAXA 時事通信 04月10日 19:54


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、準天頂衛星「みちびき2号機」を6月1日に、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット34号機で打ち上げると発表した。打ち上げ予定時刻は午前9時20分ごろ。
 みちびきは米国の全地球測位システム(GPS)を補完し、数センチ単位で精密な位置の測定を目指す衛星。2010年に打ち上げられた1号機に続き、今年度中に2〜4号機を打ち上げ、4基体制で24時間、高精度の測位を実現する。
 政府は23年度までに7基体制を実現し、GPSに依存しない独自の測位システムの構築を目指している。


2017年4月10日

準天頂衛星を6月1日に打ち上げ 産経新聞 04月10日 19:39


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、準天頂衛星「みちびき2号機」を搭載したH2Aロケット34号機を6月1日に種子島宇宙センターで打ち上げると発表した。今年度中に計3基のみちびきを打ち上げ、日本版の衛星利用測位システム(GPS)の構築を目指す。


2017年4月10日

H2Aロケット、6月1日打ち上げ 準天頂衛星を載せ 朝日新聞 04月10日 19:01


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、準天頂衛星「みちびき」2号機を載せたH2Aロケット34号機を、6月1日午前9時20分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。


2017年4月10日

JAXA H-IIAロケット34号機による「みちびき2号機」(準天頂衛星)の打上げについて 三菱重工業株式会社 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成29年4月10日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット34号機による「みちびき2号機」(準天頂衛星)の打上げについて、下記のとおり実施することを、お知らせいたします。

打上げ予定日 : 平成29年6月1日(木)
打上げ予定時間帯 : 9時20分頃(日本標準時) (※)
打上げ予備期間 : 平成29年6月2日(金)~平成29年6月30日(金)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
平成29年度 ロケット打上げ計画書 「みちびき2号機」(準天頂衛星)/H-IIAロケット34号機(H-IIA・F34)


2017年4月7日

自動運転に必須!政府、準天頂衛星を今秋までに打ち上げへ ニュースイッチ 04月07日 06:00


 内閣府と三菱電機は5日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で準天頂衛星「みちびき」2号機の機体を公開した(写真)。同2、3、4号機は秋ごろまでに打ち上げ、初号機とともに日本版の全地球測位システム(GPS)となる「準天頂衛星システム」を構築する。
 準天頂衛星システムは、2018年4月に4機体制でサービスを始める。位置の精度は数センチメートル程度と、約10メートルの米国のGPSや約1メートルの欧州のガリレオに比べ高精度だ。
 自動車の自動走行や無人飛行機の自動飛行をはじめ、無人の除草作業といった農業分野、地震や津波、テロなどの情報を、みちびきを経由していち早く伝える防災分野などでの活用を目指す。
 同2、3、4号機の設計寿命は、10年に打ち上げた初号機よりも3年長い、15年以上。高さ約6・2メートルで、軌道上展開後の全長は約19メートル。23年度をめどに7機体制にすることで、米国のGPSに依存する必要がなくなる。


ページTOP
ページTOP
ページTOP