Windows Update　KB4056894　PCが使用できなくなる問題対処法　-　Windows ＆ IT

Windows Update　KB4056894　PCが使用できなくなる問題

重要な更新プログラムとして配布され、通常、自動インストールされる「2018-01 x64 ベースシステム用 Windows 7 向けセキュリティマンスリー品質ロールアップ (KB4056894) 」で、なんとパソコン（PC）が使用できなくなるという深刻、かつ、重大な問題が発生しています

このアップデートプログラム「KB4056894」は、自動的にダウンロードされ、インストールするよう促されますが、インストールしようとすると途中で失敗 → 再起動 → インストール → 失敗 → 再起動の無限ループに陥ってしまい、PCが使用できなくなるという問題が発生します

Windows Update　KB4056894　PCが使用できなくなる問題対処法

「セーフモード」で起動

対処法としましては、「再起動」の際、一旦「セーフモード」で起動してやると、失敗プログラムのロールバック（インストール前の状態に戻してくれる）が行われ、その後の再起動で、正常に使用できるようになります

注．

間違えても、「システムの復元」を使用してインストール前の状態に戻す操作をしてはいけません
正常な復元は行われず、Windows （OS）が壊れ、パソコン自体起動できなくなります

更新プログラム「KB4056894」を「非表示」にしておく

尚、そのまま放置しておくと、再度、自動インストールが起動され、同じ問題の繰り返しになります

正常に起動できたら、即、メニュー（デスクトップアイコン）等から「Windows Update」を手動で起動、「更新プログラムの確認」から、「1個の重要な更新プログラムが利用可能です」が表示されていたらそれをクリック、「KB4056894」の右クリックメニューから「更新プログラムの非表示」を選択して、非表示（インストール対象外）に設定しておきます

正常に起動できたら、即、メニュー（デスクトップアイコン）等から「Windows Update」を手動で起動、「更新プログラムの確認」から、「1個の重要な更新プログラムが利用可能です」が表示されていたらそれをクリック、「KB4056894」の右クリックメニューから「更新プログラムの非表示」を選択して、非表示（インストール対象外）に設定しておきます

正常に起動できたら、即、メニュー（デスクトップアイコン）等から「Windows Update」を手動で起動、「更新プログラムの確認」から、「1個の重要な更新プログラムが利用可能です」が表示されていたらそれをクリック、「KB4056894」の右クリックメニューから「更新プログラムの非表示」を選択して、非表示（インストール対象外）に設定しておきます

アップデートプログラム「KB4056894」とは

2018-01 x64 ベースシステム用 Windows 7 向けセキュリティマンスリー品質ロールアップ (KB4056894)

ダウンロードサイズ: 231.4 MB

この更新プログラムを有効にするには、コンピューターを再起動する必要があります。

更新プログラムの種類: 重要

Microsoft ソフトウェア製品に、ユーザーのシステムに影響を与える可能性があるセキュリティ問題が発見されました。この更新プログラムをインストールすると、お使いのシステムを保護できます。この更新プログラムの対象となる問題の完全な一覧については、関連するサポート技術情報を参照してください。インストール後には、システムの再起動が必要になる場合があります。

詳細情報:
http://support.microsoft.com/help/4056894　⇒ ※．1

ヘルプとサポート:
http://support.microsoft.com/help/4056894

2018 年 1 月 5 日 — KB4056894 (マンスリーロールアップ)　※．1

適用対象: Windows Server 2008 R2 Service Pack 1, Windows 7 Service Pack 1

機能追加および修正

このセキュリティ更新プログラムには、更新プログラム KB4054518 (2017 年 12 月 13 日リリース) に同梱されている品質の向上と修正プログラムが含まれています。以下の問題も修正します。

Windows SMB Server、Windows カーネル、Microsoft Graphics コンポーネント、Internet Explorer、および Windows Graphics のセキュリティ更新プログラム。
解決したセキュリティに関する脆弱性の詳細については、「セキュリティ更新プログラムガイド」を参照してください。

この更新プログラムの既知の問題

現象	ウイルス対策ソフトウェアの一部のバージョンに問題があるため、この修正プログラムは、ウイルス対策 ISV が ALLOW REGKEY を更新済みのコンピューターのみが適用対象です。
回避策	ご利用のソフトウェアに互換性があり、コンピューターの次の REGKEY が設定済みであることを確認するには、ウイルス対策 AV に問い合わせてください。キー="HKEY_LOCAL_MACHINE"Subkey="SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\QualityCompat" 値の名前="cadca5fe-87d3-4b96-b7fb-a231484277cc" 種類="REG_DWORD” データ="0x00000000”

「 2018 年 1 月 5 日 — KB4056894 (マンスリーロールアップ) 」より

Windows Update　KB4056894　PCが使用できなくなる問題原因および対処法について

Webサイト「 2018年1月の Windows Update の不具合情報 (1/11更新) - ぼくんちのTV 別館」では、この問題について下記の様に紹介しています

1月10日～11日追記

KB4055532でも問題発生？

KB4055532 (2018-01 Security and Quality Rollup) の適用後、一部の.NETアプリで問題が発生するようです。

主な症状

「無効なフォント名またはパス」「無効なフォントのタイム・スタンプ」などのエラーが発生する、文字化け (豆腐問題) が発生する、アプリがクラッシュするなど。

1月10日追記: Windows 7 / 8.1

※この項目は1月5日付けで公開した情報に加筆修正したもの。

DiXiM製ツールの不具合続報

対象OS / 対象KB
Windows 7 (KB4056894)
Windows 8.1 (KB4056895)
上記をインストールすると、以下のソフトが原因で「Windowsが正常起動せず再起動ループする」などの問題が発生します。

問題が発生するソフト

DiXiM Digital TV Plus Ver.2.2.5.2 以前
DiXiM BD Burner
DiXiM Media Server3

公式サイトからの情報

Windows 7、8.1へWindowsアップデート（KB4056894）を導入後、Windowsが再起動を繰り返す – ASK Customer Support Center　⇒ ※．2

問題が発生するのは DiXiM Digital TV Plus Ver.2.2.5.2 以前。
Ver.2.3.0.8 以降であれば問題は発生しない、今後旧バージョンに対するアップデータ提供の予定はない、との事です。
※最新バージョンは Intel HD Graphics 未搭載のPCでは作動しません。この場合、DiXiM製ツールはアンインストールする事になります。

1月9日追記分

AMD製CPU環境への配信が一時停止されました

Microsoftの告知ページ
Windows operating system security update block for some AMD based devices

一部のAMDデバイス環境では今回の更新プログラム適用後にOSが起動できなくなる、という報告が寄せられた。
これらのチップセットは、以前Microsoftに提供されたドキュメントに準拠していないことが判明した。(Spectre and Meltdownと呼ばれる脆弱性から保護するために、Windowsオペレーティングシステムの緩和策を開発するために必要)

例えばこちらのサイトによると、Athlon 64 X2 環境に更新プログラムを適用すると、問題が発生する事が報告されている。
マイクロソフトは、現時点で影響を受けるAMDプロセッサを搭載したデバイスには、以下のアップデートを一時的に配信停止としています。

配信が一時停止となる更新プログラム
KB4056894 (Windows 7)
KB4056897 (Windows 7 セキュリティのみ)
KB4056895 (Windows 8.1)
KB4056898 (Windows 8.1 セキュリティのみ)
Windows10
KB4056892 (バージョン1709)
KB4056891 (バージョン1703)
KB4056890 (バージョン1607)
KB4056888 (バージョン1511)
KB4056893 (バージョン1507)

「 2018年1月の Windows Update の不具合情報 (1/11更新) - ぼくんちのTV 別館」より

ASK社の公式サポート情報では、「DiXiM Digital TVシリーズ」を使用している場合、Ver.2.3.0.8へアップデートするか、環境によっては、使用できなくなるとアナウンスしています

Windows 7、8.1へWindowsアップデート（KB4056894）を導入後、Windowsが再起動を繰り返す　　※．2

Windows7、8.1の環境でDiXiM Digital TVシリーズをご利用の場合、2018年1月4日に開始されましたWindowsアップデート【KB4056894】を適用した直後にWindowsが再起動を繰り返す症状が確認されております。

本件につきましては、ご利用いただいているDiXiMのバージョンが古い場合に発生することが分かっており、Ver.2.3.0.8へアップデートを行っていただくことで症状が改善します。　⇒ ※．3

【問題が確認されているバージョン】

DiXiM Digital TV Plus Ver.2.2.5.2 以前
DiXiM Digital TV 2013 iVDR Edition Ver.3.1.5.1 以前（Windows10対応前のバージョン）
DiXiM Digital TV 2013 for I-O Data（Windows10未対応）
DiXiM Digital TV 2013 for Buffalo（Windows10未対応）

【再起動を繰り返す症状が発生している場合】

お手数ですが、セーブモードで起動していただきDiXiMシリーズのアンインストールを行ってください。

＜セーフモードでの起動＞

Windows 7の場合
通常：電源が入った直後にF8キーを連打します。
Windows8.1の場合
再起動の繰り返しになり、正常に起動できない状態になると複数回目に「オプションの選択」画面になります。
ここで、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」の順に選択し、開いた画面の「再起動」をクリックします。
再起動した画面で「セーフモードを有効にする」を選択します。（Functionキーをつかいます。F4など）
アンインストール後、Ver.2.3.0.8 の動作要件をご確認の上、対応可能であれば導入をお願いいたします。

Ver.2.3.0.8では、Windows10対応のために、動作要件が変わりましたので、一部のお客さまにおかれましては、ソフトをご利用いただけなくなる可能性がございます。
また、誠に申し訳ございませんが、本件については、すでにVer.2.3.0.8にて改善が行われおりますため、今後旧バージョンに対するアップデータ提供の予定はございません。
何卒ご理解、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

【ソフトウェアをご利用いただけなくなる環境】

グラフィックカードがIntel HD Graphicsでない環境
CPUの動作要件を満たさない環境

インテル® Core® i3/i5/i7 3000以降 2.0GHz以上
インテル® Pentium® 2***/G2*** 以上
インテル® Celeron® 10**/G16**以上
詳細はVer.2.3.0.8 の動作要件をご確認ください。

【Windows8.1をご利用の場合の代替案】

グラフィックカードがIntel HD Graphicsでない環境をご利用の場合、DiXiM Playへの買い替えで、引き続きDLNA視聴を行うことができる可能性があります。
以下、公式サイトをご案内いたしますので、動作要件をご確認のうえご検討くださいませ。

DiXiM Play 公式サイト

DiXiM Play（Windowsストアアプリ）は、弊社ではサポートをいたしておりません。
公式サイトのお問合せフォームをご利用くださいますようお願い申し上げます。

「 Windows 7、8.1へWindowsアップデート（KB4056894）を導入後、Windowsが再起動を繰り返す – ASK Customer Support Center 」より

DiXiM Digital TV plus Ver.2.3.0.8 – ASK Customer Support Center

はじめに動作要件をご確認ください。
※ Windows10対応版では、Intel HD Graphics（Windows10向けのドライバが出ているもの）のみの対応となります。
　Intel HD Graphicsをご利用の場合は、CPUの動作要件をご確認いただくとご利用いただける環境かどうか区別できます。
※ AMD、NVIDIAのGPUには未対応です。

動作要件

OS	Windows 7 日本語版 Home Premium / Professional / Ultimate （各32bit / 64bit）,Windows Aeroオンが必須 Windows 8 日本語版 / Windows 8 Pro 日本語版（各32bit / 64bit）, 「ハイコントラストテーマ」選択時は再生できません Windows 8.1 日本語版 / Windows 8.1 Pro 日本語版（各32bit / 64bit）, 「ハイコントラストテーマ」選択時は再生できません Windows 10 Home 日本語版 / Windows 10 Pro 日本語版（各32bit / 64bit）, 「ハイコントラストテーマ」選択時は再生できません ※.NET Framework3.5 SP1がインストールされている必要があります。 ※上記OS以外、および以下のような動作環境での使用については動作保証およびサポートの対象外となります。各種リモートデスクトップ環境での使用 Intel Macでの使用各種仮想環境ソフトウェアにより構成された Windows 環境での使用 ※本製品はデスクトップアプリケーションであり、Modern UI上での動作は致しません。
CPU	インテルR Core® i3/i5/i7 3* 2.0GHz以上、インテルR PentiumR 2/G2 以上、インテルR CeleronR 10/G16以上 ※[]部分は数字です。 ※上記以外のプロセッサはサポート対象外となります。 ※インテルR Atom® プロセッサーでは動作致しません。 ※ CPUの型番をご確認いただきますと、ご利用いただけるグラフィックカードかどうかについても分かります。Intel HD Graphicsの中でも世代の古いものはWindows10用のドライバが出ていない場合がありますのでご注意ください。
グラフィックス（GPU）	Intel HD Graphics 以上 ※Intel製GPUでのみ動作します。(NVIDIA製やAMD製などのGPU,グラフィックカードでは動作しません。) ※COPP対応の高性能グラフィックスボードおよび、COPP対応グラフィックスドライバーが必要です。 ※DVI-D または HDMI 接続の場合は、HDCP対応のグラフィックスボードが必要です。 ※アナログRGB接続には対応していません。 ※Intel HD GraphicsでもWindows10向けのドライバが出ていない世代の古いものがございますのでご注意ください。
メモリ	2GB以上推奨	ファイル機器	HDDまたはSSDが必須
ハードディスク	100MB以上 ※お使いのディスクのフォーマット形式や確保容量などにより必要容量は多少異なります。
サウンド	Microsoft MMEまたはWDMに準拠したWindows互換サウンドデバイス必須
ディスプレイ	1024×768ピクセル以上、High Color以上 ※DVI-DまたはHDMI接続の場合は、HDCP対応モニタが必要です。 ※アナログRGB接続には対応していません。マルチディスプレイについて 1台のパソコンに複数のディスプレイをお使いの場合は、プライマリのディスプレイ以外は再生できません。また、2つの画面に同じ内容を表示する「ミラーモード」ではプライマリディスプレイであっても再生できません。
インターネット接続環境	必須。初回起動時のDiXiM Digital TVアプリケーションのライセンス認証に使用します。

ダウンロード・ご利用方法

※ 本アップデータを適用後は、動作要件を満たす環境のみ動作保証対象となります。
※ アイ・オー・データ機器　Recboxに付属のバンドル版につきましては、アイ・オー・データ機器サポートライブラリよりダウンロードをお願いいたします。
DiXiM Digital TVシリーズのシリアル番号を確認してください。シリアル番号は「シリアル番号表示ツール」で確認できます。
DiXiM Digital TVシリーズをアンインストールしてください。アンインストール後に再起動を促すメッセージが出たら再起動してください。
アップデートモジュールをダウンロードしてください。

　　ダウンロード

「 DiXiM Digital TV plus Ver.2.3.0.8 – ASK Customer Support Center 」より

当サイトでは、現在は使用していないのですが、過去「DiXiM Digital TVシリーズ」を使用しており、その際インストールした古い「DiXiM Digital TVシリーズ」がそのまま残っていました

当サイトでは、「DiXiM Digital TVシリーズ」をアンインストールすると問題が解決しましたので、それで良しとしています

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CPUに内在する脆弱性問題「メルトダウン」「スペクター」への各社の対応まとめ　GIGAZINE　2018年1月11日 13:32

　2018年初頭から問題となっている、Intel製CPUに設計上の欠陥として存在する脆弱性「メルトダウン」とすべてのマイクロプロセッサーに影響を及ぼすと考えられる構造的脆弱性「スペクター」について、Microsoftをはじめとする各社が順次対策を行っています。
　How to protect your PC from the major Meltdown and Spectre CPU flaws | PCWorld
　https://www.pcworld.com/article/3245810/security/how-to-protect-your-pc-meltdown-spectre-cpu-flaws.html
　PCWorldでは、ユーザーができることとして「OS更新」「ファームウェア更新を確認」「ブラウザ更新」「アンチウイルスソフトを使う」の4点を挙げています。
　Google
　Google Online Security Blog: Today's CPU vulnerability: what you need to know
https://security.googleblog.com/2018/01/todays-cpu-vulnerability-what-you-need.html
　GoogleのOS・端末は基本的にユーザー操作不要でアップデートが行われます。
　Microsoft
　Microsoftは現地時間2018年1月3日付けで、緊急アップデート「KB4056892」を配信しています。自動更新で適用されますが、まだ適用されておらず、自力で更新したいという人はMicrosoft Updateカタログで該当するシステムに適合したファイルをダウンロードしてください。

2018年1月10日

CPU脆弱性Meltdown/Spectre対応、PC性能への影響は? - IntelとMSが続報　マイナビニュース　01月10日 11:29

　Intel、AMD、ARMなどのモダンCPUの投機的実行 (speculative execution)プロセスに悪用可能な脆弱性「Meltdown」「Spectre」が存在することが明らかになった問題で、セキュリティアップデートによるPCパフォーマンスへの影響について、IntelとMicrosoftがそれぞれ、これまでの調査に基づいた情報のアップデートを行った。
　Meltdownの「CVE-2017-5754」やSpectreの「CVE-2017-5753」への対応の影響は小規模にとどまりそうだが、Spectreの「CVE-2017-5715」にはCPUのマイクロコードのアップデートが必要であり、パフォーマンスに影響が及ぶ可能性がある。最大30％ほど低下する可能性も指摘されていた。
　Intelが1月3日 (米国時間)に公開した「Intel responds to security research findings」の中で、同社は影響の規模はワークロードで変わるものの「平均的なユーザーに対して大きくなるべきものではない」としていた。その見通しに変化はない。SYSmark 2014 SEによるベンチマークで、第8世代Coreプラットフォームのスコアの低下率はテストによっては2％、大きい場合は14％、全体では6％を下回った。これはメールを確認したり、ドキュメントの作成や画像にアクセスするといった一般的なホームユーザーやビジネスユーザーの使い方では減速を感じない程度だという。テスト機は、Core i7-8650U、4GB DDR4-2400×2本、Intel 600p m.2 NVME SSDという構成のノートPC、Core i7-8700K、8GB DDR4-2666×2本、Intel 600p M.2 NVMe SSDという構成のデスクトップPCだった。

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