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西之島 新島 画像で見る 現在の噴火のようす 最新情報 小笠原諸島


西之島 新島 画像で見る 現在の噴火のようす 最新情報 海上保安庁発表 2023年1月25日



海上保安庁が、航空機を用いて上空から観測した、2023年1月26日発表 2023年1月25日の小笠原諸島 西之島(新島)火山活動の最新情報を示します

西之島の時系列の噴火状況につきましては、「 西之島 新島 写真で辿る 誕生から現在までの成長記録 小笠原諸島 」 をご参照下さい (別タブ(ウィンドウ)が開きます)


「 海域火山DB 西之島(西ノ島) 2015年2月23日 海上保安庁 」 より
西之島は、東京から南に約1,000km、父島から西に約130kmの位置にある無人島です
左写真は、西之島で活発な噴火活動が続いている頃の様子です

「 海域火山DB 西之島 2015年2月23日 海上保安庁 」 より


西之島成長拡大の経年変化につきましては、「西之島 新島 写真で辿る 誕生から現在までの成長記録 小笠原諸島」を御参照下さい

左地図は、西之島の位置を示しています

下側の固まりの上端(北端)にあるのが、西之島、上側の固まりの上端(北端)のちょい上には、富士山があります

同一の火山列に属していることが、良く分かります

「 西之島の再噴火について 海上保安庁 平成29年4月20日 」 より





2023年1月25日、第三管区海上保安本部 羽田航空基地所属航空機により西之島の火山観測 を実施したところ、小規模な噴火活動を認めました


1.観測結果


(1)中央火口から間欠的で小規模な噴火を認めました
(2)黒灰色の噴煙が噴出し、高度 900m に達していました
(3)西之島のほぼ全周に濃厚な褐色、茶褐色の変色水を認めました


2.東京工業大学理学院火山流体研究センター 野上健治教授(航空機同乗)のコメント は以下のとおりです


(1)西之島中央火口で小規模な黒灰色の有色噴煙を繰り返し確認した。噴煙は火口全 体から出ており、活発な状態にある
(2)島全体に濃厚な褐色、茶褐色の変色域が分布しており、昨年 11 月の観測時より拡 大している
(3)中央火口丘東山腹-東麓に分布していた噴気帯も拡大し、放出量が増加している
以上のことから、西之島の火山活動は再び活発化に転じた可能性が高い


3.西之島は、平成 25 年 11 月に約 40 年ぶりに噴火し、現在までに度々噴火と休止を繰 り返しています


前回の噴火は、令和4年 10 月1日~12 日に気象衛星により検知さ れました


4.海上保安庁では西之島の噴火に関する航行警報を引き続き発出しており、付近を航 行する船舶に注意を呼びかけています





西之島 新島 の現在 最新画像 2023年1月25日現在



西之島 新島 写真画像で見る現在最新の様子です


西之島 新島 西之島の噴火 の様子 (2023年1月25日撮影) 西之島 新島 西之島の噴火 の様子
(2023年1月25日撮影)
西之島 新島 西之島東側の噴気 (2023年1月25日撮影) 西之島 新島 西之島東側の噴気
(2023年1月25日撮影)
西之島 新島 南東方から撮影 (2022年7月11日撮影) 西之島 新島 南東方から撮影
(2022年7月11日撮影)
西之島 新島 西方から撮影 (2021年11月1日撮影) 西之島 新島 西方から撮影
(2021年11月1日撮影)
西之島 新島 全景 (2020年8月19日 14:14 撮影) 西之島 新島 全景
(2020年8月19日 14:14 撮影)
西之島 新島 遠景 (2020年8月19日 13:26 撮影 赤外線画像) 西之島 新島 遠景
(2020年8月19日 13:26 撮影 赤外線画像)
西之島 新島 火口 (2020年8月19日 14:13 撮影 赤外線画像) 西之島 新島 火口
(2020年8月19日 14:13 撮影 赤外線画像)
西之島 新島 灰褐色から黒褐色の噴煙が連続的に噴き出しており、高度約2000mまで上がっている 西之島 新島 灰褐色から黒褐色の噴煙が連続的に噴き出しており、高度約2000mまで上がっている
(2020年6月15日撮影)
西之島 新島 西之島中央火口丘付近 西之島 新島 西之島中央火口丘付近
(2020年6月15日撮影)
西之島 新島 火砕丘周辺 (2020年7月20日撮影) 西之島 新島 火砕丘周辺
(2020年7月20日撮影)
西之島 新島 中央火口が南西方向に広がっている (2020年6月29日撮影) 西之島 新島 中央火口が南西方向に広がっている
(2020年6月29日撮影)
西之島 新島 溶岩が南西岸から海に流入 (熱赤外線画像) (2020年6月15日撮影) 西之島 新島 溶岩が南西岸から海に流入
(熱赤外線画像)
(2020年6月15日撮影)

西之島新島に飲み込まれ、わずかに残る旧西之島の高台部分(中央灰白色三日月形の部分)(2018年6月14日撮影) 西之島新島に飲み込まれ、わずかに残る旧西之島の高台部分
(中央灰白色三日月形の部分)
(2018年6月14日撮影)
西之島 旧島周辺 西之島 旧島周辺
(2019年1月31日撮影)
西之島(西ノ島)新島に飲み込まれ、わずかに残る旧西之島(西ノ島)の高台部分 (中央灰白色三日月形の部分) 緑豊かだった旧西之島(西ノ島)、西之島(西ノ島)新島の火山活動によって、一旦失われた緑が復活、三日月形の内側部分、溶岩寄りの辺りから黄緑色の草地が広がっている様子が、かすかに見られます (2016年5月20日撮影) 緑豊かだった旧西之島、西之島新島の火山活動によって、一旦失われた緑が復活、三日月形の内側部分、溶岩寄りの辺りから黄緑色の草地が広がっている様子が、かすかに見られます 
(2016年5月20日撮影)

個別に記載のないものは、海上保安庁 「 西之島の火山活動の状況 」 「 海域火山データベース 西之島 」 より





西之島 新島 1年5ヶ月ぶりの噴火 火口周辺警報 航行警報発令 2019年12月5日



気象庁の観測によると、西之島では噴火が発生している可能性があります
これにより、噴火による影響が海上に及ぶ恐れがあることから、海上保安庁は、本日(5日)午後8時10分、西之島の噴火に関する航行警報を発出しました
付近航行船舶は、十分に注意して航行してください


赤線の円内が、西之島(西ノ島)の中心から半径 1.5キロ(0.9海里)の範囲 赤線の円内は、西之島の中心から半径 1.5キロ(0.9海里)の範囲

「 西之島周辺海域における航行警報の変更について 海上保安庁 平成28年2月17日 」 より





西之島周辺海域における航行警報の変更について 海上保安庁 2020年12月18日



2020年12月18日、気象庁が西之島の火山周辺警報(入山危険)を発表し警 戒範囲の縮小を行ったことに伴い、海上保安庁では、西之島の噴火に関す る航行警報の警戒範囲の縮小等を行います

西之島の噴火に関する警戒範囲は縮小しますが、西之島周辺海域では海 底地形が変化している可能性があるため、引き続き航行には十分な注意が 必要です

また、島内では、これまでの噴火で流れ出た溶岩の表面が冷え固まって いても、地形的に崩れやすくなっている可能性が考えられますので、山頂 火口から概ね 1.5km を超える範囲でも注意が必要です。




西之島 新島 現在の大きさ 最新の観測値 2017年8月24日現在



西之島 新島 の現在の大きさを表す、面積、東西南北の長さ、標高(高さ)等の最新の観測値※(時系列変化)を下表に示します






西之島 新島 現在の大きさ 標高 体積 領海 EEZ拡大 最新の観測値 2015年12月9日現在







西之島 新島 面積の比較 ( 各事物に対する西之島の広さ ) 2016年9月15日現在







西之島 新島 新たに形成された陸地面積の推移 2016年8月18日現在



西之島(西ノ島)の面積変化グラフ

西之島の面積変化グラフ 赤線 : 西之島総面積 緑船 : 旧西之島面積
「 「西之島の火山活動の状況」 海上保安庁 」 より

急速に拡大させてきた西之島の面積ですが、2015年6月18日の観測以降頭打ちとなり、2015年9月16日、波の浸食によると思われる面積の縮小が初めて観測されました

その後、2016年3月5日現在まで、ほぼ横ばいの状態が続いていましたが、2016年5月20日の観測では、西之島面積がやや拡大したことが観測され、2016年8月18日の観測では、そのまま横ばいの状態が続いています




西之島 新島 現在最新の状況画像



西之島 新島 最新全体形状画像 2016年2月3日



地表を流れ下る溶岩流は、島の中腹で冷え固まり、主に島の縦方向(標高)の拡大に寄与し、地中の溶岩トンネルを流れ下り、海岸線付近で海水に触れ、冷やされて固まる溶岩流が、陸地面積を拡大させていきます

その為、上空からの可視光撮影で溶岩が流れを確認することは困難で、熱画像の解析結果を合わせて見る必要があるのですが、今回の熱画像の観測結果では、地中の溶岩もあまり流れているようには見えません


西之島(西ノ島)の形状

火口周辺域の熱画像の比較
西之島(西ノ島)火口周辺域地表の熱画像比較 (下段右:2016年1月19日撮影 下段中:2016年2月3日撮影)
(上) 西之島の形状
赤線:2015年12月22日 海岸線
緑線:2013年11月21日 西之島
黄線:2013年11月21日 新たな陸地
(2015年12月22日海上保安庁撮影)
西之島火口周辺域地表の熱画像比較
(上段右:2015年11月17日撮影
 上段中:2015年12月22日撮影
 下段右:2016年1月19日撮影
 下段中:2016年2月3日撮影)



西之島 新島 新たに形成された陸地部分の形状変化の様子 2015年12月22日



下図は、2015年11月17日現在の西之島「新たに形成された陸地部分の形状変化の様子」です
(今回(2015年12月22日)の観測では、海岸線に大きな変化が無かったせいか、形状変化図は公表されていません)

(旧)西之島の南方少し東よりにできた西之島 新島に、(旧)西之島が飲み込まれていった様子、(現)西之島の左側中央部に位置している様子が良く分かります

この図では、(旧)西之島は完全に飲み込まれてしまったようにも見えますが、実際は、まだ、(旧)西之島の高台部分がほんのわずか顔を出しています


西之島(西ノ島) 新島 「新たに形成された陸地部分の形状変化の様子 赤線は 11月17日現在の陸地の外縁」「地形変化図 海上保安庁」より


西之島 「新たに形成された陸地部分の形状変化の様子 赤線は 11月17日時点の陸地の外縁」

「 地形変化図 海上保安庁 」 より




西之島 新島 正射画像 海岸線の変遷 2015年12月9日



最高標高は、2015年12月9日観測時、約142メートル(参考値)で、2015年7月28日の最高標高の約150メートル(参考値)に比べ約8メートル低くなっています

最高標が低 下したのは、粘性が上っめ噴火より爆発的とな口径拡 大しためと考えられます(東京大学地震研究所 中田節也教授)


西之島(西ノ島)正射画像(2015年(平成27年)7月28日撮影) 海岸線の変遷(2013.12.4~2015.7.28) 現火口付近最高点での断面図比較(2013.12.4~2015.7.28)

(下図) 現火口付近最高点での断面図比較(2013.12.4~2015.7.28)
西之島(西ノ島)正射画像(2015年12月9日撮影) 海岸線の変遷(2013年12月4日~2015年12月9日)



(上図) 西之島正射画像
(2015年12月9日撮影)
海岸線の変遷
(2013年12月4日~2015年12月9日)
(左上図) 西之島正射画像
(2015年7月28日撮影)
海岸線の変遷
(2013.12.4~2015.7.28)


「 2015年8月31日 国土地理院発表 「西之島の計測結果を報告します」 」 「 2016年1月8日 国土地理院発表 「西之島の計測結果を報告します」 」 より




西之島 新島 火口周辺の地形比較 火口周辺の断面図 2015年12月9日



西之島火口周辺の三次元モデルを南から北方向を俯瞰

西之島火砕丘の火口が拡大し、2015年7月28日時点で 150mあった西之島の最高標高は、2015年12月9日時点では、最高標高 142mとなっています


西之島(西ノ島) 火口周辺の三次元モデルを南から北方向を俯瞰 2015年7月28日時点西之島(西ノ島) 火口周辺の三次元モデルを南から北方向を俯瞰 2015年12月9日時点
2015年7月28日時点 2015年12月9日時点


西之島(西ノ島) 火口周辺の断面図

「 2016年1月8日 国土地理院発表 「西之島の計測結果を報告します」 」 より


西之島火砕丘変化と火口の拡大、新火口の形成

西之島火砕丘の火口が拡大している。その北に隣接する火口から噴出した火砕物によって火砕丘が形成されている。北東山麓に存在していた火砕丘は火口から噴出した溶岩流により消滅した。また、南方中腹に新たな火口が形成され溶岩流が流出している。

「 2016年1月8日 国土地理院発表 「西之島の計測結果を報告します平成25年からの西之島噴火による地形の変化について(第九報) 」 より





西之島 新島 地形変化図 高さの変化 2015年12月9日



下図は、2015年3月1日から2015年12月9日にかけての西之島の高さの変化を表しています

2015年3月1日から2015年7月28日にかけて、島の多くの地点で高さを増し、最高地点で 150mの高さにまで達した西之島ですが、2015年7月28日から2015年12月9日にかけては、なお島の多くの地点で高さを増しているものの、最高地点であった火口丘で陥没が生じたため(爆発で吹き飛んだと考えられています)、標高は 8m程低下しました


西之島(西ノ島) 新島 2015年(平成27年)3月1日から2015年(平成27年)7月28日までの高さの変化


西之島 新島 2015年3月1日から2015年7月28日までの高さの変化

西之島(西ノ島) 新島 地形変化図 2015年12月9日
西之島(西ノ島) 新島 地形変化図 凡例 2015年12月9日

西之島地形変化図は、2015年12月9日時点のDEM(地表面の高さ)を使用し、地形を表現しています

また、2015年7月28日のDEMと比較して高い場所を赤に、低い場所を青に着色し、重ね合わせています
「 2015年8月31日 国土地理院発表 「西之島の計測結果を報告します」 」 より 「 2016年1月8日 国土地理院発表 「西之島の計測結果を報告します」 」 より




西之島 新島 過去のトピック



西之島 新島 をめぐる過去のトピックです (一番上が、より新しいものになります (別タブ(ウィンドウ)が開きます))


西之島 新島 環境省などの研究チーム 西之島 新島 上陸調査実施 2019年9月3日
西之島 新島 海図改版 日本の管轄海域 (領海+EEZ) さらに 約50km2 拡大 2019年5月22日
西之島 新島 11ヶ月ぶり 噴火 火口周辺 噴石飛散 溶岩流出 航行警報 2018年7月12日
西之島 新島 海図完成 日本の管轄海域 (領海+EEZ) 約50km2 拡大 2017年6月30日
西之島 新島 再噴火 1年5ヶ月ぶり 火口周辺警報 航行警報発令 2017年4月20日
西之島 新島 噴火が一時的に納まり 沈静化していた頃の様子 2016年10月20日
西之島 新島 今回の噴火後 初 上陸調査 地震計設置 生態系観察 2016年10月20日
西之島 新島 気象庁 噴火警戒レベル 引き下げ 海上保安庁 航行警報 解除 2016年8月17日
西之島 新島 噴火が続き 面積を拡大させていた頃の様子 2015年12月22日
西之島 新島 前回 (1973年) 噴火の概要 小笠原諸島 2014年10月18日




西之島に関する主な出来事



西之島 新島 をめぐる主な出来事(海上保安庁発表)です


日付 トピック
2013年(平成25年) 11月 西之島付近で約40年ぶりとなる噴火活動を確認
2015年(平成27年) 6-7月 噴火後初めて西之島周辺の海底調査を実施
2016年(平成28年) 10-11月 西之島噴火後、海図作製のため初の上陸調査を実施
2017年(平成29年) 4月 約1年半ぶりに噴火活動を確認
2017年(平成29年) 6月 西之島の新しい海図を発行
2017年(平成29年) 8月 8月を最後に噴火活動は確認されず
2018年(平成30年) 6月 警戒が必要な範囲が1,500mから500mに縮小
これに伴い、航行警報を削除
2018年(平成30年) 7月4日~7日 警戒範囲縮小後、初となる航空機による水深等の調査を実施
2018年(平成30年) 7月12日 西之島の噴火を確認
2018年(平成30年) 7月13日 警戒が必要な範囲が500mから1,500mに拡大
航行警報を発出
2018年(平成30年) 9月28日 7月12日以降の噴火による低潮線や水深への影響がないことを確認




西之島 新島 火山活動 動画

海上保安庁 「 海域火山データベース 西之島 」 より


撮影日 タイトル 容量
2015年11月17日 西之島 新島 第7火口の噴火動画 (爆発的噴火の瞬間を捕らえています) 約30秒 【約87.1MB】
2015年8月19日 西之島 新島 西之島の活動動画 約55秒 【約39.7MB】



※.噴火警戒レベル
レベル 5 避難 危険な居住地域からの避難等が必要
レベル 4 避難準備 警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要
レベル 3 入山規制 登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等
レベル 2 火口周辺規制 火口周辺への立入規制等
レベル 1 平常 状況に応じて火口内への立入規制等
注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なります




西之島 (にしのしま Nishinoshima) とは


西之島(西ノ島) 新島 地図上の位置
西之島(にしのしま Nishinoshima)は、東京の南約1,000キロメートル、父島の西約130キロメートルに位置する、東京都小笠原村小笠原諸島の無人島、もともと海底火山の活動により生じた火山島で、火山列島(硫黄列島)と同じ火山脈に属し、付近では海底火山活動が活発です

西之島は海底から計測すると、富士山よりも大きい、比高4,000メートル (周辺域からの比高2,500m) 、直径30キロメートルにもなる大火山で、山頂部の火口地形は、直径約1キロメートルにもなり、海面に出ている西之島はその火口地形の一部にすぎません

西之島は国が「国有財産」として管理しており、許可なく立ち入ることが規制されていた他、環境省が自然公園法に基づいて国立公園の「特別保護地区」に指定していた為、島内での活動も規制されていましたが、噴火によって新たにできた西之島の陸地部分については、測量や「国有財産」としての登録など、“国土”とするための手続きを行うまでは、“海域”の扱いとされるため法的な規制がかけられません

環境省や林野庁、東京都などは有識者で作る委員会とともに、2016年6月、西之島に上陸して調査などを行う際は、上陸するルートを限定、必要最小限の人数や頻度で計画、外来種の持ち込みを防ぐため、一度、荷物ごと海に入った後上陸する「ウェットランディング」を原則として行うことや、上陸の前に第三者による検疫を受けるなどのルールが作られています

西之島の位置、概要等の詳細につきましては、「 西之島 新島 概要 位置 」 をご参照下さい
(別タブ(ウィンドウ)が開きます)


西之島 (にしのしま Nishinoshima) 新島 とは


2013年11月20日10時20分頃、西之島 (にしのしま Nishinoshima) 近海で海上自衛隊が噴煙を確認、2013年11月20日16時頃、海上保安庁の観測により西之島(旧島)の南東500m付近の海上に長径約300m、短径約200mの新島が出現、噴火していることが確認され、2013年12月26日、海上保安庁の観測で、西之島新島の北側に延びた溶岩流が西之島(旧島)と接続、両島が一体となっているのが確認されています  (「気象庁 西之島」より)

2014年12月25日現在、西之島は活発な火山活動を続け、主に北方にその面積を拡大し、北西側では、もともとあった陸地(西之島 旧島)を包み込むように広がり、西之島 旧島は、高台部分がまだほんのわずか顔を出していますが、完全に飲み込まれるのも時間の問題の様に思われましたが、2016年3月9日、噴火の鎮静化が見られる現在でも、西之島 旧島の高台部分は、まだ、地表に露出しており、貴重な海鳥の営巣地となっています

西之島新島と西之島 旧島)の合体に伴い、西之島 旧島)を含む西之島新島全体を指して「西之島」と呼び、西之島 旧島)を指す場合は、「旧西之島」と呼称されるようになりました


西ノ島 (にしのしま Nishinoshima) とは


Windous パソコン等で、「にしのしま」を漢字変換すると、「西ノ島」が先に出てくるためか、「西之島」を指して「西ノ島」と記述されている文書を見かけることがありますが、小笠原諸島で噴火活動している島は、「西之島」で、「西ノ島」と書くと、海岸の断崖絶壁「摩天崖」で有名な、島根県隠岐諸島を構成する島の名前になります

「西之島」、「西ノ島」、もどちらも、読みは同じ、ひらがなで書くと、「にしのしま」です


ホルニト とは


高温の溶岩が開口部から地表面に噴出・堆積してできた円錐状の尖塔のことです




西之島 新島 動画 火山活動の様子

「 海上保安庁動画配信コーナー 」 のアドレス  http://www.kaiho.mlit.go.jp/stream/


著作権表示 動画配信コーナーに掲載されている映像等のコンテンツは、私的使用など著作権法上認められた場合を除き、海上保安庁に無断で転載、複製、放送等の利用をすることはできません

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注. 東京都 小笠原諸島にあるのは、西之島 (にしのしま)、島根県 隠岐島(おきのしま)にあるのは、西ノ島 (にしのしま) です
西の島という表記は、日本の最も西の島 (与那国島(よなぐにじま)) というような相対表記で、島の名前(固有名詞)ではありません


関連情報サイト


気象庁 (Japan Meteorological Agency)
気象庁 噴火警報、噴火予報の発表状況
気象庁 著作権・リンク・個人情報保護について (商用利用可)
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海上保安庁 海域火山データベース 西之島 https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
西ノ島 - Wikipedia

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