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鉄道アラカルト 沖縄県 普通鉄道建設構想


沖縄県 鉄道事情



渋滞解消の切り札として、沖縄県に古くからある普通鉄道の建設構想が、現実味を帯びてきたのか、最新の動向をご紹介します

沖縄県には、かつて普通鉄道が存在していたのですが、太平洋戦争によって廃止に追い込まれてしまいました
現在は、「ゆいレール」というモノレールが、唯一、都市内軌道として機能していますが、都市間連絡は、高速バスのみですので、定時性、輸送力に問題があり、自家用車に頼る面が大きく、交通渋滞の原因となっています




沖縄県 普通鉄道建設構想



沖縄県が、2013年3月に発表した普通鉄道の建設構想では、那覇(空港)~沖縄~名護間に、都営地下鉄大江戸線や大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線、福岡市地下鉄七隈線等で実績のある小型リニア鉄道を建設し、最高速度は100km/hを目標とし、路線長は約69km、内70%が地下・地上のトンネルで、那覇空港~名護間を58分で結ぶ計画となっています (那覇空港~(5分)~県庁前~(19分)~沖縄~(34分)~名護)

小型リニア方式は、通常モーターが、大きな円筒形を成すのに対し、リニアモーターでは薄く引き伸ばした形となることにより、車両断面を、即ち、トンネル断面を小さくでき、また、通常のモーターカー(電車)が、車輪とレールの摩擦力によって走行するのに対し、リニアモーターカーは、車両と軌道との間に発生する磁界力によって走行する為、急曲線、急勾配に強くなり、ルート選定の自由度が増します
どちらの要素も、建設の容易さ、建設費の圧縮に寄与します

運営は、インフラ部分を公で、運行は別の事業者が担う「公設型上下分離方式」が想定されており、建設コストは、沖縄県の計画では5600億円とされています


2014年現在、内閣府にて、ルート選定、コスト圧縮、その他施策について検討が行われています
沖縄県 普通鉄道 モデルルートの概念図

内閣府 鉄軌道等導入に関する課題等の検討基礎調査 平成25年度調査 コスト縮減方策の検討 その1 P13


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2014年11月9日 知事選で高まる気運 リニアモーターを使った沖縄の「普通鉄道」建設構想とは(乗りものニュース) - goo ニュース 2014年11月9日(日)20:22

沖縄県にはリニアモーターを使う「普通鉄道」の建設構想が存在。2014年11月16日に投開票される同県知事選挙でも各候補が何らかの形での鉄道建設を公約にするなど、同地で新鉄道誕生の気運が高まっています。沖縄県の「普通鉄道構想」とはどんなものなのでしょうか。


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