ホーム >  > 中部国際空港 (セントレア) 全長 3,500mの第 2滑走路増設 2027年までに
目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページEND

中部国際空港 (セントレア) 全長 3,500mの第 2滑走路増設 2027年までに


中部国際空港 (セントレア) とは 概要



中部国際空港(Chubu Centrair International Airport)は、愛知県常滑市沖の伊勢湾海上の人工島に建設され、空港法4条1項で法定された拠点国際空港で、愛称はセントレア、略称として中部空港と言われることもあり、時刻表や発着案内等では、名古屋(名古屋空港(小牧)と明確に区別する必要がある際は名古屋(中部))と表示されます


中部国際空港 (セントレア)

中部国際空港 (セントレア)

中部国際空港 - Wikipedia 」 より

所在地 愛知県常滑市
運営者 中部国際空港株式会社
運用時間 24時間
開港 2005年2月17日
敷地面積 471.3 ha
標高 5 m (15 ft)
座標 北緯34度51分30秒
東経136度48分19秒
拠点航空 ※ ANAウイングス
エアアジア・ジャパン(2016年10月より運航開始予定)
滑走路
18/36 3,500 x 60 m

※.当空港をハブ空港(拠点空港)としている航空会社


中部国際空港(セントレア)は、名古屋市街まで約40km、約40分の位置にあり、名鉄(名古屋鉄道株式会社)が、名古屋鉄道空港線として、中部国際空港駅に乗り入れています 中部国際空港(セントレア)は、名古屋市街まで約40km、約40分の位置にあり、名鉄(名古屋鉄道株式会社)が、名古屋鉄道空港線として、中部国際空港駅に乗り入れています

中部国際空港駅

中部国際空港 - Wikipedia 」 より



愛称の「セントレア (Centrair)」 は、英語で「中部地方」を意味する"central"と「空港」を意味する"airport"を組み合わせた造語で、一般公募の中から選ばれ、空港内の施設の名称や空港島の地名にもなっています

中部国際空港(セントレア)の設置 ・ 運営は政府指定の特殊会社である「中部国際空港株式会社」 (Central Japan International Airport Co., Ltd., CJIAC) が行う、日本で初めて民間の主導で開発された国際空港です


埋立地の面積は、5.80km2(南北4.3km、東西1.9km)で、うち空港部分4.73km2。残り1.07km2は愛知県企業庁が地域開発用地として、常滑対岸部の1.30km2とともに造成した「中部臨空都市(りんくう常滑駅を含む)」です




中部国際空港 (セントレア) 全長 3,500mの第 2滑走路増設 2027年までに供用開始



国土交通省と愛知県などは、急増する訪日観光客の受け皿として、品川-名古屋間を 40分で結ぶリニア中央新幹線が開業する 2027年までの供用開始を目指し、中部国際空港(セントレア)(愛知県常滑市)に2本目の滑走路を新設、旅客機の発着能力を現在より最大で 1.6倍、年 20万回前後に拡張するとする方向で調整に入りました

2005年の愛知万博開幕にあわせて開港した中部国際空港(セントレア)は、海を埋め立てた人工島に建設されており、第 2滑走路の用地は、空港西側を名古屋港の浚渫(しゅんせつ)土砂で埋め立て確保、総事業費は 3000億円規模が見込まれ、国交省は 2017年秋にも、新滑走路建設を前提にした埋め立ての環境影響評価(アセスメント)準備書を公表、2019年度にも工事に着手する予定です


中部国際空港(株)の構想では、埋め立てにより空港島の面積を約 200ha増加したうえで現在の滑走路から 300m沖合に 3,500mの並行滑走路を1本新設するとしており、事業費は、約 2,000億円を見込んでいるとされていました

2007年6月21日に発表された国土交通省交通政策審議会航空分科会の答申では、「完全24時間化を検討」という間接的な表現にて、二本目滑走路整備事業の必要性が示され、2016年6月16日行われた 中部国際空港拡充県議連盟(岩村進次会長)※の総会では、2027年のリニア中央新幹線開業に向け、空港の二本目滑走路を早期に整備するよう、本格的に国に働き掛けることが確認されました


中部国際空港会社の友添雅直社長は、発着枠の拡大やターミナルの拡張などに取り組む成田や関西国際空港の事例を紹介、「中部は朝などのピーク時間帯の滑走路処理能力は限界に近づいている」と説明、2本目滑走路の必要性を訴えています

愛知県側は、滑走路を 1本とする国の基本計画の変更を働き掛けることや、2015年度は約 1千万人だった利用者を、開港時並みの約 1千2百万人まで引き上げるとする利用促進の方針を示しました


名古屋港に堆積する土砂は、現在、浚渫の後、浚渫土砂処分場であるポートアイランド(名古屋港中央防波堤)に運んでいますが、既に処理量の限界を超えており、処分地が決まらない土砂は現地に山を築いて仮置きをする「緊急対応」がなされているが、その高さは 16mにも達しており、新規の処分場の確保が喫緊の課題となっています

2016年度は、この浚渫土砂を中部国際空港沖に運ぶための環境影響評価が始まる等、2本目滑走路の建設への機運が高まりつつあり、埋め立ててできた島は滑走路に活用される公算が大きいとみられています


国土交通省がまとめた 2013年度の国内主要空港の年間発着回数では、中部国際空港同様 滑走路 1本で、中部国際空港より年間発着回数の多い、福岡空港、那覇空港ともに、既に、2本目滑走路の増設工事に着手されていますので、次は、中部国際空港の滑走路増設とするのが順当と思われます

国内主要空港の年間発着回数 (単位:万回) (2013年度)

福岡空港滑走路増設に係る環境影響評価書(要約書) 」 より

国土交通省がまとめた 2013年度の国内主要空港の年間発着回数では、中部国際空港同様 滑走路 1本で、中部国際空港より年間発着回数の多い、福岡空港、那覇空港ともに、既に、2本目滑走路の増設工事に着手されていますので、次は、中部国際空港の滑走路増設とするのが順当と思われます

※.中部国際空港拡充県議連盟は、自民、民進、公明らの県議 93名によって構成されています





中部国際空港 (セントレア) 第 2ターミナル (LCC専用ターミナル) 2019年9月20日開業



中部国際空港 (セントレア)(愛知県常滑市)は、格安航空会社(LCC)の新規就航や増便を受け、現在、臨時駐車場として使われている空港島南側に、2019年9月20日、LCC専用の新ターミナル、第 2ターミナル(T2)が開業しました

現在のターミナルビルは「第1ターミナル(T1)」に名称が変更されます


中部国際空港 (セントレア)(愛知県常滑市)は、格安航空会社(LCC)の新規就航や増便を受け、現在、臨時駐車場として使われている空港島南側に、LCC専用の新ターミナルが建設されます

「 中部空港会社 」 より

中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は、LCC専用の第 2ターミナルを2019年9月20日開業させました

スポット(駐機場)は 10、年間旅客数は国際線300万人と国内線 150万人の 計 450万人を計画しています

南西から北東方面を見たセントレアの第 2ターミナル(右側白地の建物) 左側は既存のターミナル (イメージ)
南東から北西方面を見たセントレアの第 2ターミナル (イメージ)
南東から北西方面を見たセントレアの第 2ターミナル (イメージ図)
北東から南西方面を見たセントレアの第 2ターミナル (イメージ)
セントレアの第 2ターミナル平面図
セントレアの第 2ターミナル将来構想図
セントレアの第 2ターミナルアクセス図

写真画像 中部空港会社提供 上から

①. 南西から北東方面を見たセントレアの第 2ターミナル(右側白地の建物) 左側は既存のターミナル (イメージ)
②. 南東から北西方面を見たセントレアの第 2ターミナル (イメージ)
③. 南東から北西方面を見たセントレアの第 2ターミナル (イメージ)
④. 北東から南西方面を見たセントレアの第 2ターミナル (イメージ)
⑤. セントレアの第 2ターミナル平面図
⑥. セントレアの第 2ターミナル将来構想図
⑦. セントレアの第 2ターミナルアクセス図


中部空港会社の計画では、LCC専用の第 2ターミナルはチェックイン棟とコンコース棟の 2棟で構成、いずれも 2階建て、延床面積は 約 4万平方メートル、空港島南側の臨時駐車場エリアに建設されました

国際線と国内線を同じターミナル内で運用、乗り換えのしやすさや旅客動線をわかりやすくすることで、利便性の高いターミナルとし、現在のターミナルからの距離は 300メートルで、徒歩 4分を想定しています


立体駐車場に直結させ、第 2ターミナル前面にバス乗り場を整備し、交通アクセスの良さを重視することで、バスなら徒歩 1分、立体駐車場からは徒歩 2分、鉄道や高速船からは動く歩道を使うことで徒歩 7分で利用できます

第 2ターミナル内は 1階を到着、2階を出発に分け、チェックインから搭乗口までは同じ階を移動するようにし、わからいやすさを追求、チェックイン棟で手荷物を預けた利用者に、コンコース棟で買い物をしてもらえるようになります


スポットは航空機の自走出発が可能で、国際線と国内線の運用を切り替えやすくし、乗客が搭乗する際は、ボーディングブリッジ(搭乗橋)を設けない代わりにエプロンルーフが設けられ、乗客は徒歩で機体に向かいます

10あるスポットのうち、エアバスA320型機やボーイング737型機など小型機を駐機できるのが 9、エアバスA330型機など中大型機用が 1、このうち、4つがマルチスポットで、小型機なら 2機、中大型機なら 1機駐機できるようにします

ターミナルビルとエプロンの拡張用地も設け、マルチスポットを 3つ拡張可能となっています


中部国際空港 (セントレア)は、LCCを中心とする新規就航や増便に、駐機スポットの整備などで対応してきましたが、訪日外国人客の増加で今後もLCCなどの運航需要が拡大すると見込みで、新ターミナル建設で対応することになりました

新規就航を増やし、2本目の滑走路の増設につなげる狙いもあるとされ、米ボーイング社から寄贈された新型旅客機 B787の 1号試験機「ZA001」の展示場を備えた商業施設も、2017年度中に開業する予定です



エアアジア ・ ジャパン 日本の拠点空港に 中部国際空港 (セントレア) を選択



LCC専用ターミナルの建設は、2013年にも一度決定していましたが、当時乗り入れていたLCC、旧エアアジア ・ ジャパン(現バニラ・エア)が、経営不振により日本市場からの撤退した為、計画が凍結され、その後、2014年以降に 5社のLCCが就航しましたが、建設を見送ってきました

今回LCC専用ターミナルの建設を決めたのは、訪日外国人観光客の急増で中国や台湾のLCC就航が相次いでいるのに加え、楽天も出資するエアアジア ・ ジャパンが、中部国際空港 (セントレア)を日本の拠点空港とすることを決めた為で、今夏(2015年)に予定する新千歳、仙台、台北の 33路線を手始めに、2017年以降もソウルや中国 ・ 天津、マカオなどへの就航が計画されています




中部国際空港 (セントレア)  拡張 移転の歴史 (一番上が最新)



年月日 イベント
2007年(平成19年)8月10日 立体駐車場P1のA棟・B棟を新規供用開始。駐車スペースは1300台分拡張されて約5800台となり国内空港最大級の規模となる
2005年(平成17年)2月17日 2005年日本国際博覧会愛知万博に合わせる形で開港
2005年(平成17年)1月30日 セントレアライン開通
2005年(平成17年)1月29日 名古屋鉄道(名鉄)空港線が開業。空港特急「ミュースカイ」車両導入、知多半島埋立地側の「りんくう常滑駅」も設置される
2004年(平成16年)10月5日 ターミナルビル竣工(鉄骨造り・地上4階建て・総床面積219,224.77m2)
2002年(平成14年)1月6日 ターミナルビル着工
2001年(平成13年) 空港島埋立工事に着工
2000年(平成12年) 中部国際空港起工式
2000年(平成12年)8月1日 先に漁業補償が妥結したことを受け、空港島の本格着工が始まる
1998年(平成10年)5月1日 中部国際空港株式会社設立
1997年(平成9年) 政府予算に中部国際空港事業費が盛込まれる
1996年(平成8年)11月26日 第7次空港整備五箇年計画に大都市圏拠点空港としての整備が記載される
1996年(平成8年)8月22日 日本初となる夜間騒音・飛行テストが行われる(1回目は昼間で1995年12月)
1991年(平成3年) 第6次空港整備五箇年計画で調査事業となる
1989年(平成元年) 候補地を伊勢湾東部地域にすることが合意される
1985年(昭和60年) 中部空港の建設に向けた調査が開始される

目次 | 元のページ 前のページ | 次のページ サイトマップ | ページTOP
ホーム >  > 中部国際空港 (セントレア) 全長 3,500mの第 2滑走路増設 2027年までに
   

© 2014 abhp.net All Rights Reserved.

関連情報サイト


第2ターミナル 9月20日オープン! | セントレア
中部国際空港 - Wikipedia
名古屋鉄道 - Wikipedia
中部国際空港駅 - Wikipedia

コンテンツ一覧

ページTOP
ページTOP

関連記事

ページTOP


関連記事を下記に紹介します



2019年9月20日

中部空港LCCターミナル開業=訪日客取り込みに期待 時事ドットコム 2019年09月20日13時32分


 中部国際空港(愛知県常滑市)の格安航空会社(LCC)専用となる第2ターミナルが20日、開業した。LCC専用としては成田、関西に続く3カ所目。中部地域への訪日旅行客取り込みの一翼を担うことが期待される。
 第2ターミナルは2018年5月に着工、今年7月に完成した。2階建て2棟構成で、延べ床面積は4万5000平方メートル。年間450万人の旅客に対応できる。
 同日午前4時40分の開業前には、入り口に列をつくる航空ファンの姿も。午前3時から並び一番乗りとなった横浜市の会社員、安藤丈裕さん(44)は、台北への日帰り旅行を楽しむ予定。記念品を受け取って出発ロビーに入り、「真ん中に柱がないので、すっきりしていて広く感じる」と印象を話した。
 午前5時半には、マニラ発のジェットスター・ジャパン便が最初に到着。中部空港は2回目というフィリピン出身のジェイセル・ナタナワンさん(25)は「第1ターミナルよりシンプルで分かりやすくなって良かった」と安心した様子だった。
 中部空港の犬塚力社長は「増え続ける訪日客の需要を取り込むと同時に、中部地域の観光の魅力を一層広めたい」と話した。


2019年9月20日

中部空港 LCC向け第2ターミナル 運用開始 NHKニュース 2019/09/20 12:31


 愛知県にある中部空港に、新たに完成したLCC=格安航空会社向けの第2ターミナルの運用が、20日始まりました。


2019年9月20日

早朝から多くの利用客・・中部空港のLCC向け第2ターミナルが開業 CBCテレビ 2019/09/20 12:30


 中部空港のLCC=格安航空会社向けの新ターミナルが20日開業し、早朝から多くの利用客が訪れました。
 20日開業したのは、LCC=格安航空会社向けの「第2ターミナル」で、国際線、国内線あわせて年間450万人の利用者を見込んでいます。
 「新ターミナル初めての旅客機が到着しました」(江南記者)
 午前5時半ごろには、第2ターミナル初めての旅客機、ジェットスター・ジャパンの便が到着しました。
 また第2ターミナルには「自動手荷物預入機」が導入され、出発する人はカウンターに並ばずに荷物を預けることが可能になります。
 「今まで人が対応していると列が長くなっていたが、機械だとスムーズ」(利用客)
 9月現在、LCCは5社が利用していて、中部空港は路線の拡大を目指しています。


2019年9月20日

”簡素なつくり”が特徴・・中部空港にLCC専用のターミナルが開業 CBCテレビ 2019/09/20 10:29


 中部空港に、格安航空会社=LCC向けの新ターミナルが9月20日、開業しました。
 新たに開業した「第2ターミナル」はLCC専用で、国際線、国内線合わせて年間450万人の利用者を見込んでいます。
 初日の20日は午前5時半ごろ、ジェットスター・ジャパンのマニラからの便が滑走路に到着しました。
 第2ターミナルは動く歩道や展望デッキなどを設けない“簡素なつくり”が特徴で、建設費を減らすことで空港の施設使用料を抑えています。
 9月現在、LCCはエアアジア・ジャパンなど5社が利用していて、中部空港は路線の拡大を目指す考えです。


2019年9月20日

中部空港LCCターミナル開業=訪日客取り込みに期待 時事通信 2019/09/20 09:10


 中部国際空港(愛知県常滑市)の格安航空会社(LCC)専用となる第2ターミナルが20日、開業した。LCC専用としては成田、関西に続く3カ所目。中部地域への訪日旅行客取り込みの一翼を担うことが期待される。
 第2ターミナルは2018年5月に着工、今年7月に完成した。2階建て2棟構成で、延べ床面積は4万5000平方メートル。年間450万人の旅客に対応できる。
 同日午前4時40分の開業前には、入り口に列をつくる航空ファンの姿も。午前3時から並び一番乗りとなった横浜市の会社員、安藤丈裕さん(44)は、台北への日帰り旅行を楽しむ予定。記念品を受け取って出発ロビーに入り、「真ん中に柱がないので、すっきりしていて広く感じる」と印象を話した。
 午前5時半には、マニラ発のジェットスター・ジャパン便が最初に到着。中部空港は2回目というフィリピン出身のジェイセル・ナタナワンさん(25)は「第1ターミナルよりシンプルで分かりやすくなって良かった」と安心した様子だった。
 中部空港の犬塚力社長は「増え続ける訪日客の需要を取り込むと同時に、中部地域の観光の魅力を一層広めたい」と話した。


2019年9月19日

コスト削減随所に 中部空港LCCターミナル20日開業 朝日新聞 2019/09/19 11:11


 中部空港(愛知県常滑市)に20日、格安航空会社(LCC)専用の第2ターミナルが開業する。LCC専用ターミナルは、関西空港と成田空港に続いて国内3カ所目。空港間の競争が激しくなるなか、LCC路線の新規就航を促し、利用者増をねらう。
 新ターミナルの特徴は、建設費をおさえるための簡素なつくりだ。ボーディングブリッジ(搭乗橋)を設けず、地上を歩いて飛行機に乗る方法を採用。ラウンジや展望施設もつくらず、天井は配管をむき出しのままにし、飲食店などの商業施設も必要最小限にした。
 LCCは運営コストを下げることで、従来の航空会社より安い運賃でサービスを提供する。1機あたりの座席数を増やしたり預け入れ荷物を有料にしたりする手法が一般的だが、空港へ払う利用料も大きなコストの一つ。中部空港会社は利用料の詳細を明らかにしていないが、建設費用をおさえたことで従来より割安にできるという。
 LCC専用ターミナルとしては国内で初めて、無人で手荷物を預けられる機械も導入。利用者の使い勝手の向上とともに、航空会社の人件費削減に貢献し、新たなLCC路線の就航につなげたい考えだ。


2019年9月17日

LCC向けターミナル 20日の開業前に記念セレモニー 愛知・中部空港 CBCテレビ 2019/09/18 17:12


 中部空港に、20日、LCC=格安航空会社向けの新ターミナルが開業します。
 18日、記念のセレモニーが開かれました。
 記念式典は、完成した新ターミナル2階にある出発ロビーで開かれ、関係者およそ300人が開業を祝いました。
 「空旅を、もっと自由に自分らしく楽しんでいただく。夢と笑顔あふれる空港づくりに邁進してまいりたいと考えています」(中部空港 犬塚力社長)
 「エアアジア・ジャパン」など、LCC=格安航空会社向けのターミナルとして、年間450万人の利用が見込まれています。
 またLCCのターミナルでは、国内初となる「自動手荷物預入機」が導入され、チェックインに要する時間が短縮されるなど、「使いやすさ」で路線の拡大を目指しています。


2019年9月17日

20日開業のLCC向けターミナル…商業施設を初公開 愛知・中部空港 CBCテレビ 2019/09/17 12:05


 中部空港に20日開業予定の格安航空会社=LCC向け新ターミナルに入る商業施設が、17日初めて公開されました。
 中部空港に新たに開業するのは、エアアジアなど格安航空会社=LCC向けのターミナルで、国際線、国内線合わせて、年間450万人の利用者を見込んでいます。
 17日は、免税店やセントレア初出店のドラッグストア「マツモトキヨシ」など14店舗が初めて公開されたほか、LCCターミナルとして国内初になるチェックインカウンターの「自動手荷物預入機」が披露されました。
 「手荷物タグを自分で付け、スキャンすると、ベルトコンベアが自動で荷物を奥まで運んでくれます」(記者リポート)
 利便性を追求し、利用者にとって「使いやすい」ターミナルとともに、路線の拡大も目指すということです。


2019年9月17日

中部国際空港、新ターミナル公開 LCC向け、20日開業 共同通信 2019/09/17 11:44


 中部国際空港会社(愛知県常滑市)は17日、20日に開業予定の格安航空会社(LCC)向けの「第2ターミナル」ビルを報道陣に公開した。建設コストを抑えて利用客が負担する国際線の施設使用料を1280円と現ターミナルの半分とし、訪日客の増加を狙う。
 LCC向けターミナルとして国内で初めて手荷物預け入れを自動で行う機械を設置。一部搭乗ゲートは乗客数に応じ国際線と国内線両方で使えるようにしたほか、最新の保安検査設備も導入するなど利便性を追求した。
 この日は、空港関係者が実際の手荷物預け入れや保安検査の作業を実演した。
 2階建てで延べ床面積は約4万5千平方メートル。


2019年9月17日

LCC向けに9/20開業…中部国際空港『第2ターミナル』公開 現在のターミナルビルの300m南側 東海テレビ 2019/09/17 11:44


 3日後に開業する愛知県・中部国際空港のLCC=格安航空会社向けの新しいターミナルが、17日報道陣向けに公開されました。
 中部国際空港にオープンするLCC向けの第2ターミナルは、現在のターミナルビルの南側およそ300mの場所に建設され、9月20日に開業予定です。
 LCC向けターミナルとしては国内で初めて、手荷物の預け入れを自動で対応する機器が導入されるほか、保安検査場のレーンは最大4人が同時に利用できるようにするなど、手続きの時間を減らすための設備が導入されています。
 第2ターミナルには5つの航空会社が就航し、国内外11の都市と結ばれ、年間で最大450万人の利用を見込んでいます。


2019年9月9日

簡素でも飽きないLCCターミナル=愛知・中部空港 時事ドットコム 2019年09月09日09時53分


 中部国際空港(愛知県常滑市)で20日に供用開始となる第2ターミナルが3日、報道陣に公開された。格安航空会社(LCC)の専用ターミナルで、航空会社が払う空港施設使用料を既存の第1ターミナルに比べて低く抑えた。簡素な造りだが、長い距離を歩く利用客に飽きさせない工夫があちこちに施されている。
中部地方の【ホストタウン情報】
 成田空港のLCC向け第3ターミナルは床に陸上トラックの模様をあしらっているのに対し、中部空港では床の所々に滑走路を模した絵柄を装飾した。ゲートと出入国審査の間では、移動する人が楽しめるよう、歩行距離に応じた消費カロリー量をイラストで表示しているほか、プロジェクションマッピングで飛行機が滑走路を走る映像が床に映し出される。
 搭乗ゲートのロビーには第1ターミナルと同様にカーペットを敷いた。子どもが床で遊べるスペースも用意する。
 この日は、一連の空港業務をシミュレーションするハンドリング訓練を兼ねて空港、建設業の関係者やその家族ら約320人が旅客役として空港を訪れた。参加者からは「(到着後の移動は)長かったけど壁にイラストなどがあって飽きなかった。子どもは喜びそう」(30代女性)との感想が聞かれた。


2019年9月6日

中部空港リムジンバス増便 LCC専用第2ターミナル開業にあわせ 名鉄バス 乗りものニュース 2019/09/06 21:00


 車内で運賃のQRコード決済も可能です。
 名鉄バスは2019年9月4日(水)、名古屋駅など名古屋市街地と中部空港を結ぶリムジンバス「セントレアリムジン」のダイヤ改正を、9月20(金)に実施すると発表しました。同日に中部空港でLCC専用の第2ターミナルが開業するためです。
 現行15往復が16往復に増便のうえ、第2ターミナル内に新設されるバスターミナルへの乗り入れが始まります。空港行きは第2ターミナル、第1ターミナルの順に停車、名古屋市街行きは第2ターミナル始発、第1ターミナル経由で運転されます。運賃は大人片道1300円です。
 名鉄バスによると、名古屋駅から空港までは名鉄の列車が直通していますが、リムジンバスは外国人旅行者を中心に支持され、2018年にも増便しているといいます。車内では交通系ICカードのほか、中国のQRコード決済サービス「アリペイ」「ウィチャットペイ」による運賃決済にも対応しているそうです。


2017年4月5日

中部空港の新ターミナルビル、2017年度内着工 LCC向け、機能性追求(画像9枚) 乗りものニュース 2017.04.05


 中部空港のLCC向け新ターミナルビルが2017年度内に着工されます。2階建て、延床面積およそ4万平方メートルの建物です。
 年間旅客取扱数は450万人
 中部国際空港は2017年3月31日(金)、LCC向け新ターミナルビルの整備概要を発表しました。
 南ウイング(国際線)のさらに南側に、チェックイン棟とコンコース棟からなる2階建て、延床面積およそ4万平方メートルのターミナルビルが建てられます。スポット(駐機する位置)数は計10。年間旅客取扱数は、国際線300万人、国内線150万人です。
 新ターミナルビルのコンセプトは「利便性と機能性の追求、拡張性の確保、空港島南側に新たな賑わいを創出する施設配置」です。
 現在のターミナルや立体駐車場、整備予定の愛知県国際展示場および複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」などと直結。建物の前にはバス乗り場も設けられます。また、チェックインから搭乗ゲートまでは階層移動のない、わかりやすい動線で設計されます。ターミナルビルやエプロンの将来的な拡張にも対応します。
 着工は2017年度内。開業は2019年度上期中の予定です。


2017年4月4日

中部空港、LCCターミナル17年度内着工 年間450万人計画 Aviation Wire 2017年4月4日 13:01


 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は、LCCターミナルを今年度内に着工し、2019年度上期に開業させる。スポット(駐機場)は10、年間旅客数は国際線300万人と国内線150万人の計450万人を計画している。
 利便性の高さと拡張性
 中部空港会社が3月31日に発表した計画によると、LCCターミナルはチェックイン棟とコンコース棟の2棟で構成し、いずれも2階建てで延床面積は約4万平方メートル。空港島南側の臨時駐車場エリアに建設する。
 国際線と国内線を同じターミナル内で運用し、乗り換えのしやすさや旅客動線をわかりやすくすることで、利便性の高いターミナルにする。現在のターミナルからの距離は300メートルで、徒歩4分を想定。立体駐車場に直結させ、LCCターミナル前面にバス乗り場を整備する。交通アクセスの良さを重視することで、バスなら徒歩1分、立体駐車場からは徒歩2分、鉄道や高速船からは動く歩道を使うことで徒歩7分で利用できるという。
 LCCターミナル内は1階を到着、2階を出発に分け、チェックインから搭乗口までは同じ階を移動するようにし、わからいやすさを追求。チェックイン棟で手荷物を預けた利用者に、コンコース棟で買い物をしてもらえるようにする。


2017年3月6日

中部空港、滑走路2本に…発着年間20万回目標 読売新聞 2017年3月6日 06:11


 国土交通省と愛知県などは、中部国際空港(愛知県常滑市)に2本目の滑走路を新設する方向で調整に入った。
 急増する訪日観光客の受け皿として、旅客機の発着能力を年20万回前後と最大で1・6倍にする。品川―名古屋間を40分で結ぶリニア中央新幹線が開業する2027年までの供用開始を目指す。
 05年の愛知万博開幕にあわせて開港した中部国際空港は、海を埋め立てた人工島に建設された。用地は空港西側を名古屋港の 浚渫 しゅんせつ 土砂で埋め立て確保する。国交省は今秋にも、新滑走路建設を前提にした埋め立ての環境影響評価(アセスメント)準備書を公表する予定だ。19年度にも工事に着手する。総事業費は3000億円規模を見込む。


2016年6月17日

中部空港の2本目滑走路整備を 県議連、国への要望確認 中日新聞 06月17日 05:00


 中部国際空港拡充県議連盟(岩村進次会長)の総会が十六日、県議会議事堂であり、二〇二七年のリニア中央新幹線開業に向け、空港の二本目滑走路を早期に整備するよう、本格的に国に働き掛けることを確認した。
 中部国際空港会社の友添雅直社長は、発着枠の拡大やターミナルの拡張などに取り組む成田や関西国際空港の事例を紹介。「中部は朝などのピーク時間帯の滑走路処理能力は限界に近づいている」と説明し、二本目滑走路の必要性を訴えた。
 県側は、滑走路を一本とする国の基本計画の変更を働き掛けることや、昨年度は約一千万人だった利用者を、開港時並みの約千二百万人まで引き上げるとする利用促進の方針を示した。
 本年度は、名古屋港に堆積する土砂をしゅんせつし、空港沖に運ぶための環境影響評価が始まるなど、二本目滑走路の建設への機運が高まりつつある。埋め立ててできた島は滑走路に活用される公算が大きい。
 連盟には、自民、民進、公明らの県議九十三人が名を連ねる。


2016年4月2日

中部−マニラ便が就航 ジェットスター、週4便 中日新聞 2016年4月2日 05:00


 常滑市の中部国際空港に一日、格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)のフィリピン・マニラ便が就航し、空港で記念セレモニーがあった。
 夜に出発した第一便は百八十席の予約が満席だった。日本のLCCが中部空港とマニラを結ぶのは初めて。
 セレモニーでは、片岡優会長らジェットスターのスタッフが搭乗口で乗客一人一人に記念グッズを手渡した=写真。片岡会長は「中部地方はフィリピンの人が多いため、LCCが得意とする親戚間や友人間の移動が多い。こうした移動の底上げを図りたい」と述べた。
 中部−マニラ便は、週四便でスタートし、五月の大型連休や六月は週七便に増やす。中部空港を発着する同社の国際線は、台湾・台北便に続き二路線目となる。


2016年4月1日

中部空港にLCCターミナル 2019年9月開始目指す 朝日新聞 04月01日 05:15


 中部空港(愛知県常滑市)の運営会社は31日、格安航空会社(LCC)専用の新ターミナルを造ると発表した。2019年9月までの利用開始を目指す。新規就航を増やし、2本目の滑走路の建設につなげる狙いもある。
■「訪日客など年1500万人に」
 新しいターミナルは、現在は臨時の駐車場になっている既存ターミナルの南側に造る。工事費は未定。就航するLCCの意見を聞いたうえで、具体的な規模や仕様を決める。
 LCC専用ターミナルの建設は13年にも一度決めたが、当時乗り入れていたLCCが撤退し、延期していた。苦い経験を踏まえ、14年以降に5社のLCCが中部に就航しても、建設を見送ってきた。
 今回建設を決めたのは、楽天も出資するエアアジア・ジャパンが単に中部に就航するだけでなく、日本の拠点にすることを決めたからだ。今夏に予定する新千歳、仙台、台北の3路線を手始めに、17年以降もソウルや中国・天津、マカオなどへの就航を計画する。


2016年3月31日

<中部国際空港>LCC新ターミナル、19年夏に開業 毎日新聞 03月31日 20:43


 中部国際空港会社(愛知県常滑市)は31日、需要が高まっている格安航空会社(LCC)専用の新旅客ターミナルについて、2019年夏までの開業を目指し建設すると発表した。また、米ボーイング社から寄贈された新型旅客機787の1号試験機「ZA001」の展示場を備えた商業施設を、17年度中にも開業すると明らかにした。
 新ターミナルについて、友添雅直社長は31日の記者会見で「空港の成長を考えると、施設拡充は必要。コストや利便性を考え、使いやすいターミナルを設計したい」と述べた。建設予定地は空港南側の臨時駐車場で、17年度、設計に着手する。
 中部国際空港会社は13年に新ターミナルの建設を発表したが、旧エアアジア・ジャパン(現バニラ・エア)の経営不振による日本市場からの撤退で建設を凍結。しかし、訪日外国人観光客の急増で中国や台湾のLCC就航が相次いでいることなどからターミナル増設に踏み切った。


2016年3月31日

LCC専用の新ターミナル設置=19年度半ばまでに開業―中部空港 時事通信 03月31日 18:47


 中部国際空港(愛知県常滑市)は31日、格安航空会社(LCC)の新規就航や増便を受け、2019年度半ばまでにLCCに特化した新しいターミナルビルを設置すると発表した。新ターミナルは、臨時駐車場として使われている空港島南側に建設する予定で、事業費は設計計画に応じて決める。16年度中に設計に着手する。
 同空港はLCCを中心とする新規就航や増便に、駐機スポットの整備などで対応してきた。しかし、訪日外国人客の増加で今後もLCCなどの運航需要が拡大すると見込み、新ターミナル建設に踏み切ることにした。


ページTOP
ページTOP
ページTOP