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東京都 江東区 地下鉄 有楽町線 延伸 豊洲駅 と 半蔵門線 住吉駅 直結


東京都 江東区 地下鉄 有楽町線 延伸 豊洲駅 と 半蔵門線 住吉駅 直結



東京都江東区の東京メトロ(東京地下鉄株式会社)有楽町線の延伸、有楽町線の豊洲駅と東京メトロ半蔵門線の住吉駅とを結ぶ路線の整備計画について、東京都江東区では、開業から 30年以内に累積資金の収支を黒字に転換できることが確認できたとして、2025年度開業(事業着手から 10年後)を目指し、 2013年度中に国や東京都などと事業化に向けた協議を進める方針を確認しました


江東区が想定した有楽町線の延伸ルート 地図 (資料:江東区)
江東区が想定した有楽町線の延伸ルート 俯瞰写真 (資料:江東区)

江東区が想定している 有楽町線の延伸ルート

トップページ-生活情報-都市整備-地下鉄8・11号線の促進-地下鉄8・11号線延伸の促進 」 より

東京都は 2018年6月、江東区内の豊洲~住吉間 5.2km(建設キロは 4.8km)を結ぶ有楽町線の「支線」について、2018年度中にも事業計画を取りまとめる方針を固めました

東京都 江東区の地下鉄 有楽町線 延伸計画は、都市鉄道等利便増進法に基づく事業として、整備主体と営業主体を分けて整備する方法で検討されており、江東区などが出資する第三セクターが豊洲駅と住吉駅とを結ぶ路線を整備、東京メトロが使用料を支払って営業する上下分離方式を想定しています


都市鉄道等利便増進法に基づく事業として、国に認定されれば、整備費用の 3分の 1以内の補助を受けることができますが、認定には、累積資金の収支を 20~30年程度で黒字に転換できる計画が必要となります

また、 国から都市鉄道利便増進事業として補助が認められた場合、残る整備費用の半分は、東京都や江東区などの自治体が負担、半分は第三セクターの借り入れなどで賄われます


平成28年2月9日 東京8号線延伸(豊洲-住吉)整備計画案概要

平成28年2月9日 東京8号線延伸(豊洲-住吉)整備計画案概要 」 より



江東区では、2012年度に「地下鉄8号線(豊洲~住吉間)事業化検討委員会」(委員長:東京理科大学工学部土木工学科の内山久雄嘱託教授)を設置、需要の予測や整備効果の調査などとともに、受益者負担の原則に則って収支を予測しています

豊洲駅から東京地下鉄東西線の東陽町駅を経由、住吉駅に至る延長 約 5.2kmの路線を想定、豊洲駅と東陽町駅の間と東陽町駅と住吉駅の間には、それぞれ新駅が設置されます


平成25年度 東京8号線(豊洲~住吉間)延伸に関する調査(その1) 精査後の整備計画案

平成25年度 東京8号線(豊洲~住吉間)延伸に関する調査(その1) 」 より



半蔵門線の住吉駅は、上下線で別構造のトンネルになっていますので、住吉駅と直近の新駅までは 単線のシールドトンネル2本で、この新駅から豊洲駅の手前までは 複線のシールドトンネル1本で、豊洲駅付近と 2ヶ所の新駅は開削工法でそれぞれ構築します

試算では、既存の豊洲駅の改良費用などを含め、建設費は、概算 約 1260億円、新たな路線の利用者に、加算金として 最大で 70円の負担を求めることにより、開業から 29年で収支を黒字に転換できるとの結果が得られています


ただし、豊洲駅と住吉駅間の運賃は、現在、大手町駅を経由するルートで 190円となっていますが、試算では、新しい路線を利用すると走行距離が短くなるので、距離に応じた運賃は 160円、江東区によれば、利用者の負担は、この運賃に 70円加算、230円となり、現行の運賃との差が最大で 40円になります

最大 70円の加算金負担を利用者に求めた場合、豊洲駅と住吉駅との間の輸送人員は、2025年時点で 1日当たり 約 24万人になると予測されています


有楽町線豊洲駅を出ると新交通システム「ゆりかもめ」に接続できる
江東区が示す概略図では新駅の1つは枝川に設置するとみられる。写真は首都高速道路会社の9号深川線の枝川出口
写真の右下が東西線東陽町駅の出入り口。出入り口の左の道路は都道465号線
江東区千石付近の様子。東陽町駅と住吉駅は、いずれも都道465号線に面して出入り口を設けており、同道の直下に地下鉄を整備した場合、中間駅の1つは千石付近になるとみられる
東京スカイツリーが望める都道465号線の住吉2丁目交差点。住吉駅の出入り口は同交差点に面している
半蔵門線住吉駅のホーム。中央林間方面行きと押上方面行きは、それぞれ別の階に設けている。ホームの片側は柵で封鎖しており、柵の奥には列車が止まっていた
有楽町線豊洲駅を出ると新交通システム「ゆりかもめ」に接続できる









江東区が示す概略図では新駅の1つは枝川に設置するとみられる

写真は首都高速道路会社の9号深川線の枝川出口







写真の右下が東西線東陽町駅の出入り口

出入り口の左の道路は都道465号線








江東区千石付近の様子

東陽町駅と住吉駅は、いずれも都道465号線に面して出入り口を設けており、同道の直下に地下鉄を整備した場合、中間駅の1つは千石付近になるとみられる





東京スカイツリーが望める都道465号線の住吉2丁目交差点

住吉駅の出入り口は同交差点に面している






半蔵門線住吉駅のホーム

中央林間方面行きと押上方面行きは、それぞれ別の階に設けている

ホームの片側は柵で封鎖しており、柵の奥には列車が止まっていた
東京に地下鉄新線なるか 江東区が計画、30年で黒字 日経コンストラクション 2013/08/21 」 より

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2018年7月4日

動き出した地下鉄新線 東京メトロ有楽町線「支線」のメリットは? 乗りものニュース 2018.07.04


 東京メトロ有楽町線から分岐する「支線」の構想が本格的に動き出す見込みになりました。この支線が開業すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
 周辺路線の利用者にもメリットが
 東京で新しい地下鉄の構想が本格的に動き出します。東京都は2018年6月、江東区内の豊洲~住吉間5.2km(建設キロは4.8km)を結ぶ有楽町線の「支線」について、2018年度中にも事業計画を取りまとめる方針を固めました。
 東京メトロが運営する有楽町線は、埼玉県の和光市駅から東京都心の池袋、飯田橋、有楽町、豊洲などを経て江東区の新木場駅に至る、全長28.3kmの地下鉄です。一方、支線は豊洲駅で分岐して北上し、東西線の東陽町駅などを経て半蔵門線の住吉駅に接続。半蔵門線の押上方面に直通する列車も運転できるようになります。
 江東区は東京メトロ東西線や都営新宿線など、東京の都心と近郊を東西に結ぶ鉄道路線が複数あります。しかし、江東区内を南北に縦断する鉄道路線はありません。江東区の調査によると、南北移動のルートとなる豊洲~錦糸町間はバスで35分かかりますが、支線が建設されると16分になることが見込まれ、半分以下の所要時間で済みます。
 また、支線の建設によって客の移動ルートが分散し、周辺路線の混雑も緩和されるとみられます。東陽町駅で支線と交差する東西線の場合、朝ラッシュ時の混雑率は木場→門前仲町間がおおむね200%弱で推移していますが、江東区の調査では支線の整備で176%に低下するとしています。


2016年2月10日

トップページ-生活情報-都市整備-地下鉄8・11号線の促進-地下鉄8・11号線延伸の促進 土木部 交通対策課 交通係 2016年02月10日 08時34分


 「東京8号線延伸(豊洲-住吉)の早期実現に関する要望書」を石井国土交通大臣に手渡しました
 2月9日、江東区長、および江東区議会議長・副議長が、霞ヶ関の国土交通省を訪ね、「東京8号線延伸(豊洲-住吉)の早期実現に関する要望書」を、石井啓一国土交通大臣に手渡しました。
 江東区は、東京8号線延伸の沿線自治体とも連携しながら、約40年に渡り本路線の延伸に向けた関係機関への要請活動、また調査検討を行っています。
 東京8号線延伸(豊洲-住吉)は、運輸政策審議会答申第18号(平成12年)において、「目標年次(平成27年)までに整備着手されることが適当である路線(A2路線)」とされています。
 要望書では、東京の都市機能の向上、国際競争力強化に欠かせない東京8号線延伸(豊洲-住吉)の早期実現に向けた支援、ならびに交通政策審議会の次期答申における明確な位置づけを求めました。
【要望内容】
一 東京8号線延伸(豊洲-住吉)の早期実現に向けた支援策を講じていただきたい。
一 現在審議中の交通政策審議会答申において、東京8号線延伸(豊洲-住吉)を明確に位置づけていただきたい。
(備考)
関連ドキュメントに要望時に使用した資料「東京8号線延伸(豊洲-住吉)整備計画案概要」を掲載しています。


2013年8月21日

東京に地下鉄新線なるか 江東区が計画、30年で黒字 日経コンストラクション 2013/08/21


 東京都江東区は、東京地下鉄有楽町線を延伸して同線の豊洲駅と半蔵門線の住吉駅とを結ぶ路線の整備計画案を検討。開業から30年以内に累積資金の収支を黒字に転換できると確認したことから、事業化に向けて2013年度中に国や東京都などと協議を進める。15年度に事業に着手し、25年度の開業を目指す考えだ。
 都市鉄道等利便増進法に基づく事業として、整備主体と営業主体を分けて整備する方法で検討した。具体的には、江東区などが出資する第三セクターが豊洲駅と住吉駅とを結ぶ路線を整備し、東京地下鉄が使用料を支払って営業する。同事業として国に認定されれば整備費用の3分の1以内の補助を受けることができるが、認定には累積資金の収支を20~30年程度で黒字に転換できる計画が必要となる。
 検討に当たって江東区は、12年度に「地下鉄8号線(豊洲~住吉間)事業化検討委員会」(委員長:東京理科大学工学部土木工学科の内山久雄嘱託教授)を設置。需要の予測や整備効果の調査などとともに、受益者負担の原則に則って収支を予測した。


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