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宮崎 女性殺害 切断事件 男性(30) 求刑上回る 無期懲役


宮崎 女性殺害 切断事件 男性(30) 求刑上回る 無期懲役 判決



男性(30)(住所不定)(無職)が、2013年8月15日、宮崎市のアパートで、交際相手の沢木友美さん(当時27)を殺害、遺体を損壊したとして殺人、死体損壊罪などに問われていた裁判員裁判で、2016年2月29日、宮崎地裁 滝岡俊文裁判長は、「暴力が長期にわたり異常で、反省は皆無。求刑は市民感覚に照らし不当に軽い」と述べ、求刑懲役25年を上回る、無期懲役を言い渡しました


宮崎地裁 滝岡裁判長は、主文を後回しにして理由から説明、その中で、沢木友美さん(当時27)、男性(30)、共犯の金丸真菜実(25)(懲役 12年確定済)、阿部祐美(まさみ)(24)(懲役 5年確定済)両受刑者の4人による「特殊な同居生活」を認定

その上で、「理不尽な金策を要求し、約1ヶ月間、食事、睡眠などを制約して追い詰めた」とし、さらに、一方的に暴行を繰り返し、その結果外傷性ショック状態に陥らせ、うなり声を上げると、発覚を防ぐために、口と鼻をバスタオルで押さえ、共犯女性 2人に、「手と足を押さえろ」と指示、窒息死させたと認定

「残虐で、被害者の苦痛は想像を絶し、遺体の損壊・遺棄は非人間的だ」と指摘、男性(30)は、殺害の主導を否認していましたが、判決では、「主導は明らか。主張は荒唐無稽(むけい)だ」と退け、男性(30)は、2013年8月15日、女 2人と共謀して沢木友美さん(当時27)を窒息死させ、その後、包丁などで遺体を切断するなどした、「非人間的で常軌を逸した犯罪。荒唐無稽で不合理な弁解に終始し、更生可能性は極めて低い」と説明しました


沢木友美さん(当時27)側の弁護士によりますと、遺族 3人が判決を聴き、公判で、「友美を人間として扱わなかった被告を死刑にして欲しい」と訴えましたが、判決後、求刑を上回る判決が出たことに対し、「私たちの訴えたいことを酌んでいただき、ありがたい」とのコメントを出しました

男性(30)の弁護士は、判決後、控訴の方針を明らかにし、宮崎地検の河原将一次席検事は、「上級庁と協議し適切に対応したい」と述べました

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関連記事を下記に紹介します



2016年2月29日 裁判員裁判、求刑上回る無期懲役判決 女性殺害・切断 朝日新聞 2月29日 21:01

 宮崎市のマンションで2013年10月、沢木友美さん(当時27)の遺体が見つかった事件で、殺人や死体損壊・遺棄などの罪に問われた無職男性(30)の裁判員裁判の判決が29日、宮崎地裁であった。
 瀧岡俊文裁判長は「非人間的で常軌を逸した犯罪。荒唐無稽で不合理な弁解に終始し、更生可能性は極めて低い」と、懲役25年の求刑を上回る無期懲役を言い渡した。弁護側は控訴する方針。
 判決によると、東被告は13年8月15日昼ごろ、金丸真菜実(25)=懲役12年が確定=と阿部祐美(まさみ)(24)=同5年が確定=の両受刑者と共謀。沢木さんの鼻や口をタオルでふさいで窒息死させ、遺体を包丁などで切断した。
 弁護側は「被告が沢木さんの口と鼻を塞いで殺害した」と証言した金丸受刑者の記憶は「不正確」と主張したうえで、「各証拠では被告の殺人を認定することはできない」と述べた。死体損壊・遺棄についても解離性障害などで心神喪失状態だったと訴え、無罪を主張していた。


2016年2月29日 <宮崎女性殺人>求刑上回る無期懲役判決 交際の無職男に 毎日新聞 2016年2月29日 20:36

◇裁判長「反省は皆無。求刑は市民感覚に照らし不当に軽い」
 2013年に宮崎市で交際相手の沢木友美さん(当時27歳)を殺害し、遺体を損壊したとして殺人、死体損壊罪などに問われた住所不定、無職、男性(30)の裁判員裁判で、宮崎地裁は29日、求刑(懲役25年)を上回る無期懲役を言い渡した。滝岡俊文裁判長は「暴力が長期にわたり異常で、反省は皆無。求刑は市民感覚に照らし不当に軽い」と述べた。
 滝岡裁判長は主文を後回しにして理由から説明。沢木さん、東被告、共犯の金丸真菜実(25)=懲役12年が確定=、阿部祐美(24)=同5年が確定=両受刑者による「特殊な同居生活」を認定した。
 そのうえで「理不尽な金策を要求し、約1カ月間、食事、睡眠などを制約して追い詰めた」と指摘。さらに、一方的に暴行を繰り返し、その結果外傷性ショック状態に陥らせ、うなり声を上げると発覚を防ぐために、口と鼻をバスタオルで押さえ、共犯女性2人に「手と足を押さえろ」と指示し窒息死させたと認定。「残虐で被害者の苦痛は想像を絶し、遺体の損壊・遺棄は非人間的だ」と述べた。
 東被告は殺害の主導を否認したが、判決は「主導は明らか。主張は荒唐無稽(むけい)だ」と退けた。


2016年2月29日 男に求刑超えの無期懲役=女性切断遺体―宮崎地裁 時事通信 02月29日 19:07

 宮崎市のアパートで2013年、無職沢木友美さん=当時(27)=の切断遺体が見つかった事件で、殺人や死体損壊・遺棄などの罪に問われた無職男性(30)の裁判員裁判の判決が29日、宮崎地裁であった。滝岡俊文裁判長は「非人間的で常軌を逸した犯罪」と述べ、求刑(懲役25年)を上回る無期懲役を言い渡した。
 弁護側は殺人罪について無罪を主張し、死体損壊・遺棄罪も刑事責任能力を争ったが、滝岡裁判長はいずれの主張も退けた。
 その上で、求刑超えとした理由を、「被害者と同様、暴力や脅しで共犯の女2人の行動も制約するなど、圧倒的に優位な立場で犯行を主導した」と指摘。「不合理な弁解に終始し、自己保身ばかり考え、反省の態度が皆無である」と述べた。


2016年2月29日 東被告に求刑上回る無期懲役判決 宮崎市女性殺害 宮崎日日新聞 02月29日 13:58

 宮崎市のマンションで2013年、女性が殺害され遺体が切断された事件で、殺人や死体損壊・遺棄などの罪に問われた男女3人のうち、主犯格とされる男性(30)=住所不定、無職=の裁判員裁判判決公判は29日、宮崎地裁であった。瀧岡俊文裁判長は「一連の犯行が高度の悪質性を持ち、主導したことは明らか」と指摘。懲役25年とした検察側の求刑を「市民感覚に照らして不当に軽い」と批判し、無期懲役の判決を言い渡した。


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