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JAXA H2Aロケット 31号機 静止気象衛星 ひまわり 9号 打ち上げ


JAXA H2Aロケット 31号機 静止気象衛星 ひまわり 9号 打ち上げ



静止気象衛星 「ひまわり 9号」 (Himawari-9) を搭載した H-IIAロケット 31号機(H-IIA F31)は、種子島宇宙センター 大型ロケット発射場より、2016年(平成28年)11月2日(水)15時20分00秒(日本標準時)に、MHI (三菱重工業株式会社)、および、JAXA (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)によって打ち上げられました


H2Aロケット25号機 打ち上げ写真

写真は、H2Aロケット25号機
JAXAデジタルアーカイブス

打上げロケット H2Aロケット31号機 (H-IIA F31)
H2A202型 4m径フェアリング(4S型)
打上げ日 2016年(平成28年)11月2日(水)
打上げ時刻 15時20分00秒(日本標準時)
打上げ時間帯 15時20分00秒~18時18分00秒
(日本標準時)
打上げペイロード 静止気象衛星 「ひまわり 9号」
 (Himawari-9)
打上げ時の天候 晴れ
北東の風(6.1m/s) 気温21.3℃
打上げ予備期間 ※ 2016年(平成28年)11月3日(木)~
2016年(平成28年)12月31日(土)
打上げ場所 種子島宇宙センター
大型ロケット発射場
打上げ実施 三菱重工業株式会社
宇宙航空研究開発機構


打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、15時20分~18時40分の間で打上げ日毎に設定


H2Aロケット 31号機は、打上げから 約 27分51秒後の 11月2日15時47分51秒頃、ひまわり 9号 を正常に分離、ひまわり 9号は、予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました

ひまわり 9号は、その後、太陽電池パネルが正常に開き、11月2日19時現在、正常に通信しているとのことです


実況 終了しました

ひまわり 9号は予定された軌道に向けて、正常に分離されました
打ち上げ成功です

(最新情報を表示する際は 「F5」キー(ファンクションキー)を押す等で、画面を更新して下さい)



ひまわり 9号 静止軌道 投入予定



ひまわり 9号は、2016年11月11日頃、ひまわり 9号自身のエンジンを噴射し、高度 約 3万6千キロメートルの静止軌道に投入され、ひまわり 8号が故障した際のバックアップ衛星として軌道上で待機し、2022年(平成34年)からメイン衛星として7年間、気象観測を行う予定です



ひまわり 9号 当初 2016年11月1日(火) 打ち上げ予定



当初、H-IIAロケット 31号機(H-IIA F31)は、2016年(平成28年)11月1日(火)に打ち上げられる予定でしたが、打上げ当日(11月1日)の発射準備作業時に天候の悪化が予想されるためとして、打上げは、翌 11月2日(水) 15時20分~18時18分(日本標準時)に延期されていました




JAXA H2Aロケット31号機 主要諸元



JAXA H2Aロケット 31号機 形状 (H2A202型)

JAXA H2Aロケット 31号機 形状 (H2A202型)

JAXA 「平成28年度 ロケット打上げ計画書
静止気象衛星ひまわり9号(Himawari-9)/H-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)
」 より



名称 H-ⅡAロケット 31号機 (H2A202型)
全長 53 m
全備質量 286 t (人工衛星の質量は含まず)
誘導方式 慣性誘導方式
第1段 固体ロケット
ブースタ
第2段 衛星
フェアリング
(4S型)
全長 37 m 15 m 11 m 12 m
外径 4.0 m 2.5 m 4.0 m 4.0 m
質量 114 t 151 t  (2本分) 20 t 1.4 t
推進薬質量 101 t 130 t  (2本分) 17 t
推力 1,100 kN 5,003 kN 137 kN
燃焼時間 390 100 530
推進薬種類 液体水素
液体酸素
ポリブタジエン系
コンポジット
固体推進薬
液体水素
液体酸素
推進薬供給方式 ターボポンプ ターボポンプ
比推力 440 s 283.6 s 448 s
姿勢制御方式 ジンバル
補助エンジン
可動ノズル ジンバル
ガスジェット装置
主 要 搭 載
電 子 装 置
誘導制御系機器
テレメータ送信機
誘導制御系機器
レーダトランスポンダ
テレメータ送信機
指令破壊装置

推力、比推力は、真空中 固体ロケットブースタは最大推力で規定





JAXA H2Aロケット 31号機 飛行計画



JAXA H2Aロケット 31号機(H-ⅡA ・ F31) は、ひまわり 9号を搭載し種子島宇宙センター大型ロケット第1射点より打ち上げられ、打上げ後まもなく機体のピッチ面を方位角 96度へ向けた後、所定の飛行計画に従って太平洋上を飛行します


H2Aロケット 31号機は、固体ロケットブースタを打上げ 約 1分48秒後(以下、時間は打上げ後の経過時間を示す)に、衛星フェアリングを 約 4分5秒後に分離、約 6分36秒後には第1段主エンジンの燃焼を停止、約 6分44秒後に第1段を分離します

引き続き、H2Aロケット 31号機は、約 6分50秒後に 第 2段エンジンの 第 1回目の燃焼が開始され、約 12分12秒後に燃焼を停止、慣性飛行を続けた後、約 23分50秒後に 第 2段エンジンの 第 2回目の燃焼を開始、約 27分7秒後に燃焼を停止、約 27分57秒後に 近地点高度 約 250km、遠地点高度 約 35976km、軌道傾斜角 22.4度の静止トランスファー軌道上でひまわり 9号を分離すします




JAXA H2Aロケット 31号機 打ち上げシーケンス



項番 事 象 打上げ後
経過時間
高度 慣性速度
1 リフトオフ 0 分 0 秒 0 km 0.4 km/s
2 固体ロケットブースタ 燃焼終了 ※1 1 分 38 秒 45 km 1.5 km/s
3 固体ロケットブースタ 分離 ※2 1 分 48 秒 53 km 1.5 km/s
4 衛星フェアリング 分離 4 分 5 秒 142 km 2.6 km/s
5 第1段主エンジン 燃焼停止 (MECO) 6 分 36 秒 218 km 5.3 km/s
6 第1段 第2段 分離 6 分 44 秒 222 km 5.3 km/s
7 第2段エンジン 第1回始動 (SEIG1) 6 分 50 秒 225 km 5.3 km/s
8 第2段エンジン 第1回燃焼停止 (SECO1) 12 分 12 秒 271 km 7.7 km/s
9 第2段エンジン 第2回始動(SEIG2) 23 分 50 秒 264 km 7.7 km/s
10 第2段エンジン 第2回燃焼停止(SECO2) 27 分 7 秒 250 km 10.2 km/s
11 ひまわり 9号 分離 27 分 57 秒 263 km 10.2 km/s

※1.燃焼室圧最大値の2%時点
※2.スラスト・ストラット切断




JAXA H2Aロケット 31号機 飛行経路



JAXA H2Aロケット 31号機 飛行経路

JAXA 「平成28年度 ロケット打上げ計画書 静止気象衛星ひまわり9号(Himawari-9)/H-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)」 より





静止気象衛星 ひまわり 9号 (Himawari-9) の概要



静止気象衛星 ひまわり 9号は、2015年(平成27年)に運用を開始した ひまわり 8号と同一仕様の衛星として、世界最先端の観測能力を有する可視赤外放射計(AHI:Advanced Himawari Imager)を搭載した新しい静止気象衛星で、開発費は 約 170億円とされます


ひまわり9号 イメージ外観図 ひまわり9号 軌道上イメージ外観図

ひまわり9号 軌道上イメージ外観図

©気象庁 JAXA 「平成28年度 ロケット打上げ計画書
静止気象衛星ひまわり9号(Himawari-9)/H-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)
」 より




静止気象衛星 ひまわり 9号 (Himawari-9) 運用計画



ひまわり 9号の軌道上試験が完了すると、新世代の静止気象衛星 2機による 15年間の観測体制が確立されます

ひまわり 9号は、その運用期間中、前半は、ひまわり 8号のバックアップ(ひまわり 8号の故障時代替)衛星として運用され、後半は、ひまわり 9号がメインとなり、ひまわり 8号がそのバックアップとして運用されます


ひまわり8号・9号の運用計画

「 ひまわり8号・9号の運用計画 」

気象衛星センター ひまわり8号・9号 はじめに 」 より


参照 「 JAXA H2Aロケット 25号機 ひまわり 8号 打ち上げ 」




静止気象衛星 ひまわり 9号 (Himawari-9) 主要諸元



項目 諸元
名称 静止気象衛星 ひまわり 9号 (Himawari-9)
目的 静止軌道上で可視赤外放射計による地球観測と通信機器による気象データ中継を行うこと
予定軌道 種類 静止軌道(東経約140度)
高度 約35,800km
軌道傾斜角 0度
設計寿命 衛星バス 15年以上
ミッション 8年以上(運用7年+並行観測1年)
質量 約3500kg (打上げ時)
電力 約2600W (静止軌道初期)
ミッション機器 可視赤外放射計(AHI:Advanced Himawari Imager)
可視域3バンド、近赤外域3バンド、赤外域10バンド
地球観測通信系(観測ミッション送信、気象データ中継)
ミッションデータハンドリング(MDHS)
宇宙環境データ取得装置(SEDA)




JAXA H2Aロケット31号機 落下物 落下予想区域 時間



JAXA H2Aロケット31号機 落下物の落下予想区域

JAXA H2Aロケット31号機 落下物の落下予想区域

JAXA 「平成28年度 ロケット打上げ計画書
静止気象衛星ひまわり9号(Himawari-9)/H-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)
」 より

海面落下時間帯 (打上げ後)
固体ロケットブースタ 約 5~9分後
衛星フェアリング 約 10~26分後
第1段 約 14~31分後




JAXA H2Aロケット 打ち上げ基準



JAXAでは、全長 53メートル、重さ 286トンの H2Aロケットを安全、確実に打ち上げる為、打ち上げ基準が設定されています

従来の基準では、氷結層雲について、その厚さ 1.8km以内のみで判断していましたが、今回の打ち上げから、氷結層雲に関する基準が改められ、今後は、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能となります

これまで、H2Aロケットの打ち上げでは、氷結層雲による打ち上げ延期が 8機で発生していましたが、新基準で評価すると、その半分は打ち上げが可能なケースだったとのことで、今後は、打ち上げ延期の減少が期待され、コストダウンにも繋がります

2016年(平成28年)2月12日(金)に予定していた、H2Aロケット 30号機 の打ち上げでは、「射場近辺に規定以上の氷結層を含む雲(別紙参照)の発生が予想されること、および打上げ作業に支障のある強風が予想されることから、2016年(平成28年)2月17日(水)に、打上げ」が延期されました


打ち上げ基準
氷結層雲の厚さ 1.8km以内 ただし、厚さ1.8km以上でも、レーダーで雲の内部状態を測定、反射強度が規定以下であれば、打ち上げ可能 (H2Aロケット 30号機 打ち上げ時から適用)
風速 (最大瞬間風速) 20.9m/s



JAXA 打上げ天候制約 (氷結層を含む雲) について

JAXA H-IIAロケット27号機による情報収集衛星 レーダ予備機の打上げ中止について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 2015年1月29日 02:00」 より


氷結層とは、雲の中で温度が0度から-20度になっている部分のことで、雲の中に氷の粒の層があるような状態になっています

氷結層雲等、H2Aロケット打ち上げの制約についての詳細は、「JAXA H2Aロケット とは 特徴 性能 制約 高度化計画」をご参照下さい





H2Aロケット H2Bロケット 打ち上げ回数 成功率



H2Aロケット 31号機 静止気象衛星 ひまわり 9号 の打ち上げにより、H2Aとしての打ち上げ成功回数は、31機打ち上げ中、30機の成功で、成功率は 96.8 %、同じエンジン (LE-7A ※) を使用している「H2B」を合わせた成功回数は、36機打ち上げ中、35機の成功となり、成功率は 97.2 % となります

国際的な信頼性の基準は 95 % とされています



※ LE-7A
LE-7Aは、H-IIロケット第一段に使われていたLE-7エンジンの改良型で、宇宙開発事業団(現JAXA)が、三菱重工業、石川島播磨重工業と共に開発した液体燃料ロケットエンジンで、H-IIAロケットの第一段に1基、H-IIBロケットの第一段には2基使用されています

H2A と H2Bは、三菱重工業が製造、H2A 13号機からは打ち上げ業務も、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業(MHI )に移管されています



世界の主力大型ロケット 打ち上げ回数 成功率


日本は、大型ロケット打ち上げの成功率では、世界でもトップクラスですが、打ち上げ回数では、主要各国 地域より1桁少ないのが実情です


国 地域 ロケット名 打上回数 成功回数 成功率
日本 H2A 31 30 96.8 %
H2B 5 5 100 %
H2A + H2B 36 35 97.2 %
アメリカ アトラス 387 340 87.9 %
ファルコン 19 15 78.9 %
ヨーロッバ アリアン 221 210 95.0 %
ロシア プロトン 401 354 88.3 %
中国 長征 201 191 95.0 %

諸外国のデーターは、「 2015年1月21日現在 三菱重工業調べ 」





打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ




JAXA H2Aロケット 31号機 ライブ中継

放送内容 放送日/放送時間 視聴ページ
静止気象衛星「ひまわり9号」
H-IIAロケット31号機
打ち上げライブ中継
11月2日(水)14:40~16:00(※)
[打ち上げから衛星分離まで]
放送時間 : 約 80分
ニコニコ生放送 (おすすめ)※
YouTube (タイムラグ有)

JAXA|種子島ライブカメラ



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関連情報サイト


気象衛星センター ひまわり8号・9号 はじめに
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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2016年11月2日

「ひまわり9号」分離、H2A打ち上げ成功 読売新聞 2016年11月02日 19時54分


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)は2日午後3時20分、気象衛星「ひまわり9号」を搭載したH2Aロケット31号機を、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。
 ひまわり9号は約28分後、高度約260キロ・メートルで予定通りロケットから分離され、打ち上げは成功した。
 H2Aの打ち上げは今回が31機目で、成功は25回連続で30機目。成功率は96・8%になった。気象庁によると、ひまわり9号は太陽電池パネルが正常に開き、2日午後7時現在、正常に通信している。11日頃、高度約3万5800キロ・メートルの静止軌道に入る予定で、昨年運用を始めたひまわり8号との2基体制に入る。
 8号と9号は同型で、全長約8メートル、重さ約1・3トン。9号は当面、8号の故障などに備えた代替機として控え、8号が運用を終える2022年度から本格的に観測を始める計画だ。

「ひまわり9号」分離、H2A打ち上げ成功 読売新聞 2016年11月02日 19時54分 」 より


2016年11月2日

気象衛星「ひまわり9号」打ち上げ成功 NHK 11月2日 19時30分


 気象衛星「ひまわり9号」を載せたH2Aロケットの31号機が、2日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、予定どおりに衛星を切り離して打ち上げは成功しました。
 気象衛星「ひまわり9号」を載せたH2Aロケットの31号機は、2日午後3時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。
 H2Aロケットは、打ち上げのおよそ1分50秒後には2本の補助ロケットを切り離し、およそ6分40秒後には1段目を切り離しながら上昇を続けました。そして、打ち上げからおよそ28分後の午後3時48分ごろ、予定どおり、高度260キロ付近で、ひまわり9号を切り離し、地球を回る軌道に投入して、打ち上げは成功しました。
 H2Aロケットの打ち上げ成功は、これで25機連続となり、成功率は96.8%に上がり、引き続き、世界のロケットの信頼性の目安とされる95%を超えています。
 ひまわり9号は、このあと衛星に搭載されたエンジンでさらに上昇を続け、9日後の今月11日ごろ地球の上空、高度3万5800キロ付近を回る軌道に到達する見込みです。
 ひまわり9号は、去年7月から運用が始まっている、ひまわり8号と同じ機能を持ち、当面は、8号が故障した場合に備えるバックアップとして運用されたあと、6年後の平成34年度から本格的に運用されることになっています。

気象衛星「ひまわり9号」打ち上げ成功 NHK 11月2日 19時30分 」 より


2016年11月2日

ひまわり9号打ち上げ成功=8号と同型、22年度観測開始-H2A31号機・種子島 時事ドットコム 2016/11/02-17:10


 気象庁の気象衛星「ひまわり9号」を搭載したH2Aロケット31号機が2日午後3時20分、鹿児島県・種子島宇宙センターから打ち上げられた。9号は約30分後にロケットから分離され、目標の地球周回軌道に投入された。打ち上げは成功した。
 ひまわり9号は10日ごろに日本の南方、赤道上空約3万5800キロに静止する。昨年7月から運用中の8号と同型で、予備機の役割を果たしてから2022年度に引き継ぐ予定。
 H2Aは01年から打ち上げられ、失敗は03年の6号機のみ。製造や販売、打ち上げは宇宙航空研究開発機構(JAXA)から三菱重工業に移管されており、増強型H2Bの5機と合わせた成功率は97.2%となった。
 ひまわり6号と7号は、気象観測のほか国土交通省の航空管制の機能もあったが、8号と9号は気象観測に絞って観測頻度や識別能力が大幅に向上。昼間の地球観測画像はカラーになった。

ひまわり9号打ち上げ成功=8号と同型、22年度観測開始-H2A31号機・種子島 時事ドットコム 2016/11/02-17:10 」 より


2016年11月2日

JAXA H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げ結果について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年11月2日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成28年11月2日15時20分00秒(日本標準時)に、静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)を搭載したH-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)を打ち上げました。
 ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約27分51秒に「ひまわり9号」を正常に分離した事を確認しました。
 今回のH-IIAロケット31号機打上げ実施にご協力頂きました関係各方面に深甚の謝意を表します。
 なお、ロケット打上げ時の天候は晴れ、北東の風(6.1m/s)、気温21.3℃ でした。

JAXA H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げ結果について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年11月2日 」 より


2016年11月2日

ひまわり9号、打ち上げ成功 台風などの高い監視能力、平成34年から観測へ 産経新聞 11/2(水) 15:56


 気象衛星「ひまわり9号」を搭載したH2Aロケット31号機が2日午後3時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約28分後、衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
 ひまわり9号は昨年7月に観測を開始した8号の同型機。衛星のエンジンを噴射し、今月10日ごろに高度約3万6千キロの静止軌道に乗せる。当面は8号が故障した際に使う予備機とし、平成34年から後継機として7年間、観測を行う。
 9号の性能は静止気象衛星で世界初のカラー画像を実現した8号と同じ。先代の7号に比べ解像度を倍増させ、観測間隔は30分から10分に短縮。日本周辺に限ると2分半ごとに観測でき、台風や集中豪雨などの高い監視能力を持つ。開発費は約170億円。

ひまわり9号、打ち上げ成功 台風などの高い監視能力、平成34年から観測へ 産経新聞 11/2(水) 15:56 」 より


2016年11月2日

ひまわり9号、打ち上げ成功 台風などの高い監視能力、平成34年から観測へ 産経新聞 15:54


 気象衛星「ひまわり9号」を搭載したH2Aロケット31号機が2日午後3時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約28分後、衛星を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
 ひまわり9号は昨年7月に観測を開始した8号の同型機。衛星のエンジンを噴射し、今月10日ごろに高度約3万6千キロの静止軌道に乗せる。当面は8号が故障した際に使う予備機とし、平成34年から後継機として7年間、観測を行う。
 9号の性能は静止気象衛星で世界初のカラー画像を実現した8号と同じ。先代の7号に比べ解像度を倍増させ、観測間隔は30分から10分に短縮。日本周辺に限ると2分半ごとに観測でき、台風や集中豪雨などの高い監視能力を持つ。開発費は約170億円。
 H2Aは25回連続の成功となり、成功率を96.7%に高め信頼性を向上させた。

ひまわり9号、打ち上げ成功 台風などの高い監視能力、平成34年から観測へ 産経新聞 15:54 」 より


2016年11月2日

気象衛星「ひまわり9号」打ち上げ NHK 11月2日 15時31分


 気象衛星「ひまわり9号」を載せたH2Aロケットの31号機が、2日午後3時20分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。H2Aロケットは、補助ロケットや1段目などを切り離しながら上昇を続け、打ち上げからおよそ28分後の午後3時48分ごろ、高度260キロ付近で、ひまわり9号を切り離して、地球を回る軌道に投入することになっています。

気象衛星「ひまわり9号」打ち上げ NHK 11月2日 15時31分 」 より


2016年11月2日

気象衛星「ひまわり9号」 打ち上げに向け最終段階 NHK 11月2日 14時57分


 現在運用されている気象衛星「ひまわり8号」のバックアップとなる「ひまわり9号」が、午後3時20分に鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられます。打ち上げまで20分をきり、現地では最終的な確認作業が進められています。
 種子島宇宙センターでは、ひまわり9号を載せたH2Aロケット31号機が2日未明、発射地点に据え付けられました。午前6時半ごろから燃料の注入などが行われ、打ち上げに向けた最終的な確認作業が進められています。
 ひまわり9号は、観測の性能が大幅に向上した運用中のひまわり8号と同じ機能を持ち、8号のバックアップとして打ち上げられます。気象庁によりますと、本格的な運用を始める平成34年度まで軌道上で待機して、8号にトラブルが生じたときは代わりに観測にあたるということです。
打ち上げを行う三菱重工業によりますと、気象条件に問題はなく、ロケットは打ち上げの4分30秒前からコンピューターが自動的に機器の最終チェックを行い、問題がなければ午後3時20分ちょうどに発射台を離れます。

気象衛星「ひまわり9号」 打ち上げに向け最終段階 NHK 11月2日 14時57分 」 より


2016年11月2日

気象衛星ひまわり9号載せ H2Aロケット午後打ち上げへ 産経 2016.11.2 09:10


 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2日、気象庁の気象衛星ひまわり9号を載せたH2Aロケット31号機の打ち上げに向け、鹿児島県の種子島宇宙センターで準備を進めた。打ち上げは同日午後3時20分の予定。
 ロケットは2日未明に組立棟から発射場まで移動。その後、燃料の注入などの作業を実施した。当初は1日に打ち上げる予定だったが、悪天候が予想されたため延期していた。
 ひまわり9号は、現在運用されている8号にトラブルが発生した場合の予備の位置付け。8号と同型で、高性能のカメラを搭載し、カラー画像を撮影できる。約3カ月かけて機器の動作や性能を確認した後、2022年に8号と交代して本格運用する予定で、それまでは軌道上で待機する。

気象衛星ひまわり9号載せ H2Aロケット午後打ち上げへ 産経 2016.11.2 09:10 」 より


2016年11月2日

気象衛星「ひまわり9号」きょう打ち上げ NHK 11月2日 4時19分


 現在運用されている気象衛星「ひまわり8号」のバックアップとなる「ひまわり9号」が、2日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。機体は未明に発射場に移され、最終的な準備が進められています。
 種子島宇宙センターでは、2日午前1時半ごろ、「ひまわり9号」を載せたH2Aロケット31号機の機体が組み立てが行われた建物から専用の台車で外に出され、25分ほどかけておよそ500メートル離れた発射場に移されました。「ひまわり9号」は、去年7月から運用が始まっている「ひまわり8号」と同じ機能を持ち、8号のバックアップとして打ち上げられます。
 気象衛星「ひまわり」は、平成11年に5号の後継機にあたる衛星が打ち上げに失敗して一時的にアメリカから衛星を借り受けた経験があり、安定した観測を続けるうえで2機を同時に運用することが一層重要になっています。
 気象庁によりますと、今回の9号は、本格的な運用を始める平成34年度まで軌道上で待機して、8号にトラブルが生じたときは代わりに観測に当たるということです。
 打ち上げは、準備の段階で悪天候が予想されたため、当初予定されていた1日から丸1日、延期されましたが、その後天候が回復し、今のところ周辺の気象条件にも問題はない見込みです。
 ひまわり9号は燃料となる液体水素などをロケットに注入する作業を経て、2日午後3時20分に打ち上げられる予定です。

気象衛星「ひまわり9号」きょう打ち上げ NHK 11月2日 4時19分 」 より


2016年11月2日

ひまわり9号打ち上げ 朝日新聞 2016年11月2日 03時50分


 静止気象衛星「ひまわり9号」が11月2日に打ち上げられる。予定時間は午後3時20分。種子島宇宙センター(鹿児島県)から、H2Aロケット31号機に載せて打ち上げられる。
 朝日新聞デジタルでは、打ち上げの模様をライブ中継します。このページで中継動画をご覧になれます。

ひまわり9号打ち上げ 朝日新聞 2016年11月2日 03時50分 」 より


2016年11月2日

H2Aロケット、発射点へ移動 打ち上げに向け最終段階 朝日新聞 2016年11月2日02時44分


 静止気象衛星「ひまわり9号」を載せたH2Aロケット31号機は2日午前1時半、鹿児島県の種子島宇宙センターで組み立て棟から発射点へ移動し、打ち上げへ向けた最終段階に入った。午後3時20分に打ち上げられる予定だ。
 暗闇の中、組み立て棟から姿を現した全長約50メートルの機体は、約500メートル先の発射点まで約25分かけてゆっくり移動した。
 ロケットの第1段目上部には2枚の巨大なイラストが貼り付けられた。漫画「宇宙兄弟」の作者、小山宙哉(ちゅうや)さんが描き下ろしたモザイクアートだ。公益財団法人の日本宇宙少年団が企画し、一般から募った絵や写真を使って制作した。
 2日朝から燃料の注入が始まり、発射点から半径3キロ以内の立ち入りが禁じられる。

H2Aロケット、発射点へ移動 打ち上げに向け最終段階 朝日新聞 2016年11月2日02時44分 」 より


2016年11月1日

ひまわり9号打ち上げ 朝日新聞 2016年11月1日17時57分


 静止気象衛星「ひまわり9号」が11月2日に打ち上げられる。予定時間は午後3時20分。種子島宇宙センター(鹿児島県)から、H2Aロケット31号機に載せて打ち上げられる。

ひまわり9号打ち上げ 朝日新聞 2016年11月1日17時57分 」 より


2016年10月31日

H2Aロケット31号機、2日打ち上げ 朝デジで生中継 朝日新聞 2016年10月31日14時56分


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、静止気象衛星「ひまわり9号」を載せたH2Aロケット31号機の打ち上げ時刻を11月2日午後3時20分に決めたと発表した。鹿児島県の種子島宇宙センターから1日に打ち上げる予定だったが悪天候が予想されたため、2日に延期していた。JAXAによると、2日は好天が予想されるという。
 朝日新聞デジタルでは、11月2日のひまわり9号を載せたH2Aロケット31号機の打ち上げの模様を、種子島宇宙センターからライブ中継します。「タイムライン:ひまわり9号打ち上げ」

H2Aロケット31号機、2日打ち上げ 朝デジで生中継 朝日新聞 2016年10月31日14時56分 」 より


2016年10月31日

JAXA H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げ時刻及び打上げ時間帯について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年10月31日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)を搭載したH-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)の打上げについて、下記のとおり決定いたしましたので、お知らせいたします。

打上げ日 : 平成28年11月2日(水)
打上げ時刻 : 15時20分00秒(日本標準時)
打上げ時間帯 : 15時20分00秒~18時18分00秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 平成28年11月3日(木)~平成28年12月31日(土)

JAXA H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げ時刻及び打上げ時間帯について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年10月31日 」 より


2016年10月30日

H2Aロケット31号機打ち上げ2日に延期 悪天候予想 朝日新聞 2016年10月30日15時04分


 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は30日、静止気象衛星「ひまわり9号」を搭載したH2Aロケット31号機の打ち上げを、天候悪化が予想されるため1日延期すると発表した。新しい打ち上げ予定日時は11月2日午後3時20分から6時18分の間。鹿児島県の種子島宇宙センターから1日午後に打ち上げる予定だったが、屋外で機体の準備作業を行う31日夜から1日未明にかけて雷や強風が予想されるという。
 ひまわり9号は、2014年に打ち上げられた「ひまわり8号」を後方支援する同型機。

H2Aロケット31号機打ち上げ2日に延期 悪天候予想 朝日新聞 2016年10月30日15時04分 」 より


2016年10月30日

JAXA H-IIAロケット31号機による 静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の 打上げ延期について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年10月30日


 三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)を搭載したH-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)の打上げを平成28年11月1日に予定しておりましたが、打上げ当日の発射準備作業時に天候の悪化が予想されるため、打上げを11月2日、打上げ時間帯を15時20分~18時18分(日本標準時)に延期いたします。

JAXA H-IIAロケット31号機による 静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の 打上げ延期について 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年10月30日 」 より


2016年9月29日

鹿児島)ひまわり9号を公開 11月に打ち上げ 種子島 朝日新聞 2016年9月29日03時00分


 気象庁は20日、11月に打ち上げが予定されている気象衛星「ひまわり9号」を、南種子町の宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターで報道陣に公開した。
 同庁気象衛星課によると、機体の大きさは、アンテナや太陽電池パネルを展開した状態で全長約8メートル。重さは燃料を除いて約1・3トン。
 2014年に打ち上げられ、現在運用されている8号と同型で、8号に故障などのトラブルがあった場合にバックアップする。22年からは8号の後継機として観測にあたるという。

鹿児島)ひまわり9号を公開 11月に打ち上げ 種子島 朝日新聞 2016年9月29日03時00分 」 より


2016年9月2日

ひまわり9号、11月打ち上げ 22年に8号と交代予定 朝日新聞 2016年9月2日15時32分


 気象庁は2日、静止気象衛星「ひまわり9号」の打ち上げ予定日が11月1日に決まったと発表した。予定時間は午後3時20分~同6時18分の間。種子島宇宙センター(鹿児島県)から、H2Aロケット31号機に載せて打ち上げられる。打ち上げ後、1週間程度で静止軌道に入り、機能確認の試験を経てから、2022年にはひまわり8号と交代する予定だという。

ひまわり9号、11月打ち上げ 22年に8号と交代予定 朝日新聞 2016年9月2日15時32分 」 より


2016年9月2日

JAXA H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げについて 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年9月2日


 三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げについて、下記のとおり実施することを、お知らせいたします。

打上げ予定日:平成28年11月1日(火)
打上げ予定時間帯:15時20分~18時18分(日本標準時) (※)
打上げ予備期間:平成28年11月2日(水)~平成28年12月31日(土)
打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
平成28年度 ロケット打上げ計画書
静止気象衛星ひまわり9号(Himawari-9)/H-IIAロケット31号機(H-IIA・F31)

(※)打上げ予備期間の打上げ予定時間帯は、15時20分~18時40分の間で打上げ日毎に設定する。

JAXA H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」(Himawari-9)の打上げについて 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 平成28年9月2日 」 より


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