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JAXA H2Aロケット 25号機 ひまわり 8号 打ち上げ


JAXA H2Aロケット 25号機 ひまわり 8号 打ち上げ



ひまわり8号 (Himawari-8) を載せた JAXA のH2Aロケット25号機 (H-IIA F25) は、当初予定通り、本日、2014年10月7日(火)14時16分00秒に、鹿児島県の種子島宇宙センターより、無事打ち上げられました


H2Aロケット25号機 打ち上げ写真

H-IIAロケット25号機/静止気象衛星「ひまわり 8号」(Himawari-8)打ち上げ JAXAデジタルアーカイブス」より

ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約27分57秒に「ひまわり 8号」を正常に分離した事を確認しました

打ち上げ成功です

ロケット打上げ時の天候は晴れ、北東の風(8.5m/s)、気温24.6℃ でした





H2Aロケット25号機 打上げシーケンス



実測値(速報) ※1 予測値 ※2
リフトオフ 0分0秒 0分0秒
固体ロケットブースタ 燃焼終了 ※3 1分31秒 1分32秒
固体ロケット・ブースタ 分離 ※4 1分45秒 1分46秒
衛星フェアリング分離 4分7秒 4分5秒
第1段 主エンジン 燃焼停止(MECO) 6分37秒 6分35秒
第1段・第2段分離 6分45秒 6分43秒
第2段エンジン第1回推力立上がり(SELI1) 6分55秒 6分53秒
第2段エンジン第1回燃焼停止(SECO1) 12分11秒 12分15秒
第2段エンジン第2回推力立上がり(SELI2) 23分52秒 23分53秒
第2段エンジン第2回燃焼停止(SECO2) 27分7秒 27分8秒
ひまわり 8号分離 27分57秒 27分59秒


※1 詳細データ評価前の速報値
※2 25号機用のエンジン性能等の実測データを反映した予測値のため、イベントによっては計画値と異なるものもあります
※3 SRB-A燃焼終了の定義は燃焼圧力が最大燃焼圧力の10%となる時点
※4 SRB-A分離の定義は後方ブレス分離




ひまわり 8号 とは


ひまわり8号 は、赤道上空約3万6000キロの高度で静止し、気象衛星としては世界で初めてカラー画像を撮影でき、観測の回数も30分に1回だった7号から、10分に1回に増え、日本や台風の周辺など特定の地域に対象を絞った場合、2分半に1回の観測が可能になります


解像度は、これまで1km四方だったものが、0.5km四方(可視画像の場合)まで識別できるようになり、数値予報(コンピューターで未来の気象状況を予測する手法)の精度向上も図られると期待され、台風の進路予測や、ゲリラ豪雨の原因ともなる積乱雲の動きがより監視しやすくなるとのことで、防災対策への活用が期待され、精度の高い予測が可能になれば、ゲリラ豪雨をうまく回避できるようになるかもしれません


また、『7号』まではモノクロでの撮影しかできなかったため、これまで気象庁ホームページにあるカラーの『衛星画像』は、後から着色したものでしたが、カラー撮影が可能になった『8号』の登場によって、自然な色合いの画像に変わり、 黄砂の飛来も従来は火山灰や雲との識別が難しかったのですが、画像のカラー化で容易になります




アンテナサイト副局



かつて、「アンテナサイト」と呼ばれる「ひまわり」の画像を受信する施設が、埼玉県鳩山町の1カ所にしかなかったため、その周辺の天候が悪くなれば、受信作業でもろに影響を受けていましたが、2013年、北海道江別市にも「副局」として位置づけたアンテナサイト・データセンターが開設され、より安定的なデータ受信が可能となり、24時間切れ目なく天気予報を発信する一助となっています




ひまわり8号 2015年7月7日午前11時運用開始



ひまわり8号の運用、管制業務には、コスト削減を図るため民間の力を活用するPFI方式が新たに導入され、三菱UFJリースや三菱電機などが参画する「気象衛星ひまわり運用株式会社」が担当しています


そして、2015年7月7日午前11時、新旧交代、ひまわり8号の本格運用が開始されました




打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ



静止気象衛星「ひまわり 8号」打ち上げ中継(H-IIAロケット25号機) - YouTube
JAXA|種子島ライブカメラ

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関連記事を下記に紹介します



2015年7月7日 「ひまわり 8号」七夕から運用開始 私たちにどんな影響があるの? dot 2015年7月7日 07:00

日本、そしてアジアの空を見守り続ける人工衛星が、七夕に新旧交代する。昨年打ち上げられた気象衛星「ひまわり 8号」が、7月7日午前11時(日本時間)から本格運用を開始するのだ。
 このひまわり 8号、従来機の7号よりパワーアップしたとのことだが、具体的に何が変わり、そして私たちの暮らしにどんな影響を与えるのか。気象庁を直撃した。
 気象庁の吉崎徳人・衛星データ利用技術開発推進官は、ひまわり 8号の性能について次のように話す。
「解像度の向上などによって、数値予報(コンピューターで未来の気象状況を予測する手法)の精度向上も図られると期待しています。また、『7号』まではモノクロでの撮影しかできなかったため、これまで気象庁ホームページにあるカラーの『衛星画像』は着色したものでした。しかし、カラー撮影が可能になった『8号』の登場によって、自然な色合いの画像に変わります」


2015年1月11日 宇宙産業の未来に明るさ はやぶさ2、準天頂衛星で新時代拓く 産経新聞 2015年1月11日(日)14:27

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が平成26年、小惑星探査機「はやぶさ2」や気象庁の新型気象観測衛星「ひまわり8号」を搭載した国産の主力ロケット「H2A」の打ち上げに相次いで成功するなど、日本の宇宙ビジネスに明るい未来を示した。26号機を数えたH2Aの打ち上げ成功率は96.2%と世界のトップクラスを誇り、探査機や衛星には日本企業の最先端技術やものづくりの智恵も注ぎ込まれた。


2014年10月7日 JAXA H-IIAロケット25号機による静止気象衛星「ひまわり 8号」(Himawari-8)の打上げ結果について 三菱重工業株式会社 宇宙航空研究開発機構 平成26年10月7日

 三菱重工業株式会社および宇宙航空研究開発機構は、種子島宇宙センターから平成26年10月7日14時16分00秒(日本標準時)に、静止気象衛星「ひまわり 8号」(Himawari-8)を搭載したH-IIAロケット25号機 (H-IIA・F25) を予定通り打ち上げました。ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約27分57秒に「ひまわり 8号」を正常に分離した事を確認しました。


2014年10月7日 「ひまわり 8号」宇宙へ! - H-IIAロケット25号機の打ち上げに成功 マイナビニュース 2014年10月7日(火)15:14

10月7日、種子島宇宙センターにて次期静止気象衛星「ひまわり 8号」を搭載したH-IIAロケット25号機の打ち上げが実施された。10月5日から6日にかけて通過した大型台風18号の影響を危惧する声もあったが、無事打ち上げに成功した。
H-IIAロケット25号機は打ち上げ後、第1段および第2段を順次切り離し、およそ30分後に「ひまわり 8号」を分離した。


2014年10月7日 ひまわり8号 打ち上げ成功 NHK 2014年10月7日(火)14:57

観測や予報の精度の向上につながると期待されている次世代の気象衛星「ひまわり8号」を載せたH2Aロケット25号機が、7日午後2時16分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられました。衛星は予定どおり軌道に投入され、打ち上げは成功しました。


2014年10月7日 ひまわり8号、打ち上げ成功=来夏運用、大雨対策に―H2A25号機で・種子島 時事通信 2014年10月7日(火)14:49

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は7日午後2時16分、鹿児島県・種子島宇宙センターから、気象庁の気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH2Aロケット25号機を打ち上げた。8号は約30分後に分離、目標の地球周回軌道に投入され、打ち上げは成功した。
 ひまわり8号は16日ごろに日本の南方、東経140度の赤道上空約3万5800キロに静止。現在運用中の7号に代わり、来年夏ごろ観測を始める。
 ひまわり7号や、観測期間を終え待機中の6号は国土交通省の航空管制機能も担うが、8、9号は気象観測に絞った。欧米に先駆け、次世代の高性能な静止気象衛星のデビューとなる。


2014年10月7日 ひまわり8号打ち上げ成功 種子島 南日本新聞 2014 10/07 14:20

 気象庁の次期気象衛星「ひまわり8号」は7日午後2時16分、H2Aロケット25号機で種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げられた。衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。H2Aは7号機から19機連続の成功となった。
 8号には「可視赤外放射計」と呼ばれる世界最先端の観測能力を持つセンサーが搭載された。観測頻度が30分ごとの現行の7号に比べ、10分ごとに短縮され、白黒だった画像はカラー合成が可能になる。集中豪雨をもたらす積乱雲の発達などをきめ細かく観測できるようになり、予報の精度向上が期待される。2015年夏から観測を始める予定。


2014年10月7日 <H2A>打ち上げ成功 「ひまわり8号」軌道に投入 毎日新聞 2014年10月7日(火)14:18

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日午後2時16分、鹿児島県の種子島宇宙センターから、静止気象衛星「ひまわり8号」を搭載した国産ロケット「H2A」25号機を打ち上げた。約28分後にひまわり8号を予定の軌道に投入、打ち上げは成功した。
 ひまわり8号は、運用中の7号の後継機。世界で初めてカラーで気象画像を撮影でき、物体の識別能力も倍増する。画像の送信頻度を7号の30分ごとから10分ごとに短縮。加えて、日本付近や台風の発生場所などと領域を特定すれば、2.5分ごとに送信できる。急速に発達する積乱雲などを素早く見つけるなど、豪雨災害の予測精度の向上を目指す。製作費は2年後に打ち上げ予定の同9号(同じ性能)と一括で340億円。


2014年10月7日 ひまわり8号 まもなく打ち上げ NHK 2014年10月7日(火)12:08

 観測や予報の精度の向上につながると期待されている次世代の気象衛星「ひまわり8号」は7日午後2時16分に、H2Aロケット25号機で鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。現地では打ち上げに向けた最終的な準備が続けられています。


2014年10月7日 <H2A>「ひまわり」搭載 7日午後打ち上げ 種子島 毎日新聞 2014年10月7日(火)10:47

 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる国産ロケットH2A25号機は7日未明、組み立て棟から発射地点へ移動した。世界最高の観測機能を持つという「ひまわり8号」を搭載しており、運用されれば豪雨災害予測の精度向上が期待できるという。打ち上げ事業は三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が担う。
 ひまわり8号は、運用中の7号の後継機。7号と比べてデータ処理能力が50倍に向上し、バッテリーの改良などで重さも7号機の1・7トンから1・3トンに軽量化した。観測画像のカラー化、観測間隔の短縮化、特定領域の同時並行撮影などが可能になる。


2014年10月7日 ひまわり8号 きょう打ち上げ NHK 2014年10月7日(火)06:44

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は7日未明、鹿児島・種子島宇宙センターで、気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH2Aロケット25号機の打ち上げに向け、機体を発射点に移した。同日午後2時16分に打ち上げる予定。
 機体は、組み立て棟から発射点までの約500メートルを、約30分かけて移動された。再度、全系統の点検をした後、液体燃料の注入など打ち上げの最終準備を行う。
 観測や予報の精度の向上につながると期待されている気象衛星「ひまわり8号」は7日午後に、H2Aロケット25号機で鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。7日朝からロケットの機体に燃料を注入する作業が始まり、最終的な準備が行われています。


2014年10月7日 ひまわり8号、発射点へ=7日午後に打ち上げ―種子島 時事通信 2014年10月7日(火)06:13

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は7日未明、鹿児島・種子島宇宙センターで、気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH2Aロケット25号機の打ち上げに向け、機体を発射点に移した。同日午後2時16分に打ち上げる予定。
 機体は、組み立て棟から発射点までの約500メートルを、約30分かけて移動された。再度、全系統の点検をした後、液体燃料の注入など打ち上げの最終準備を行う。


2014年10月7日 H2A、射点へ ひまわり8号、きょう昼打ち上げ 南日本新聞  2014年10月7日(火)02:15

 三菱重工業は7日未明、種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げる気象庁の次期気象衛星「ひまわり8号」を搭載したH2Aロケット25号機を、射点に移動した。機体や衛星に異常はなく、午後2時16分の打ち上げに向けた準備作業が進んだ。
 25号機は午前1時半、組立棟から台車に載せられた状態で姿を現し、480メートル離れた射点までゆっくりと移動した。午前5時半から打ち上げに向けたカウントダウンが始まり、燃料の充てんなど最終準備に入る。


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