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JAXA H2Aロケット 24号機 だいち 2号 打ち上げ


JAXA H2Aロケット 24号機 だいち 2号 打ち上げ



陸域観測技術衛星「だいち 2号」を搭載したH2Aロケット 24号機は、2014年5月24日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、約16分後、予定していた高度約 630キロの軌道にだいち 2号を投入しました

H2Aは7号機から18機連続の成功となります




陸域観測技術衛星2号 「だいち2号」 (ALOS-2) とは



陸域観測技術衛星2号(ALOS-2) 「だいち 2号」は、地図作成・地域観測・災害状況把握・資源探査の幅広い分野で利用された、陸域観測技術衛星「だいち」の後継機で、Lバンド地表可視化レーダ「PALSAR-2」を搭載し、地形の変化を捉え、災害発生箇所の特定などにつなげるレーダー衛星です

「だいち 2号」に搭載されるのは、「だいち」に搭載されているレーダセンサ(PALSAR)を高性能化させた、Lバンド合成開口レーダ(SAR)で、光学センサと違い、昼夜・天候の影響を受けずに観測できることが特長です

「だいち 2号」では、「だいち」のPALSAR(フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ)と比べ、新たな観測モード(スポットライトモード)を追加し、1~3mの分解能を目指しており、約10mの分解能を持つ「だいち」PALSARでは選別できない形状の判別を可能とします

さらに「だいち 2号」では、「だいち」PALSARにはない左右観測機能をもたせることに加えて、観測可能領域を向上(870km→2,320km)
させることで、迅速に観測できる範囲を3倍程度にまで大幅に広げ、観測頻度を向上させます

JAXAが開発、ロケット本体、衛星開発費を含む打ち上げ費用は374億円です




陸域観測技術衛星2号 「だいち2号」 (ALOS-2) が捉えた 西之島 拡大の様子



2014年12月10日、陸域観測技術衛星2号 「だいち2号」 (ALOS-2)の Lバンド地表可視化レーダ(合成開口レーダ)が捉えた 西之島 の画像を元に、海上保安庁が作成した画像資料です

分解能が1~3mの為、航空写真並みとはいきませんが、陸地が拡大している様子が、良く分かります
(赤線は、2014年10月16日、黄線は、2014年12月10日の海岸線、左中央部の黄線で囲まれた領域は、わずかに顔を出している西之島旧島高台部分)


「だいち2号」が観測した拡大を続ける西之島
西之島
大きさ 東西方向 1,760m
南北方向 1,820m
面積 新たな陸地 2.24平方km
旧西之島 1.04平方km
合計 2.28平方km


ALOS2 Data 2014.12.10 昼パス U2-9 38.2°D左 Geotif
海上保安庁航空機による観測結果 赤色 2014.10.17
作成 海上保安庁 ©JAXA  原初データ ©JAXA
本成果は、火山噴火予知連絡会衛星解析グループの活動によるものです
「海域火山データベース 海上保安庁海洋情報部 画像コンテンツ」より
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm#chikei


参考データー 「だいち2号」が観測した拡大を続ける西之島
素材番号 P100009475 素材種別 観測データ
撮影日 2014/11/09
カテゴリ 人工衛星・探査機 > 地球観測衛星 >
陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)
内容 「だいち2号」PALSAR-2が観測した、拡大を続ける西ノ島の様子
クレジット JAXA
利用可能範囲 JAXAデジタルアーカイブス 報道・教育使用可能(商業目的使用不可)




JAXA 「だいち2号」による全球森林マップ公開 2016年1月28日



JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)は、2016年1月28日H2Aロケット 24号機によって、2014年5月24日に打上げらた、「だいち2号」(ALOS-2)を用いて、全球 25m分解能の全球森林マップを開発、無償で公開しました

  全球25m分解能PALSAR-2-PALSARモザイクおよび森林 ・ 非森林マップ

昨年(2015年)、パリで開催されたCOP21で掲げられた、温暖化抑制の目標※を達成するためには、CO2の重要な吸収源である森林を地球規模で把握、保全することが欠かせませんが、この課題に応えるために、JAXAでは、JICA(独立行政法人国際協力機構)と協力し、来年度(2016年度)から、「森林変化検出システム」を構築する予定で、全球森林マップのデータは、この基本情報としても使用されます


「だいち2号」(ALOS-2)による 全球 25m分解能の全球森林マップ

JAXA 「だいち2号」による全球森林マップの公開について~森林面積把握により、温暖化対策に貢献~ 」 より





打ち上げ ライブ中継 / JAXA 種子島ライブカメラ



JAXA|種子島ライブカメラ
JAXA 宇宙航空研究開発機構 - YouTube
大地にも、精密検査が必要だ。『だいち2号』打ち上げ中継(H-IIAロケット24号機)

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海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/index.html
海上保安庁 海域火山データベース https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/list-2.htm
海上保安庁 海域火山データベース 西之島 https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

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関連記事

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関連記事を下記に紹介します



2016年2月1日 「だいち2号」による全球森林マップを無償公開、温暖対策に活用,…JAXA レスポンス 2月1日(月)13時45分

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2014年5月24日に打上げた「だいち2号」(ALOS-2)を用いて全球25m分解能の全球森林マップを開発し無償で公開した。
 昨年、パリで開催されたCOP21で掲げられた温暖化抑制の目標を達成するためには、CO2の重要な吸収源である森林を地球規模で把握・保全することが求められている。この課題に応えるため、JAXAでは国際協力機構(JICA)と協力して2016年度から「森林変化検出システム」を構築する。
 全球森林マップのデータは、同システムの基本情報としても使用される予定。


2016年1月28日 JAXA 「だいち2号」による全球森林マップの公開について~森林面積把握により、温暖化対策に貢献~ 平成28年1月28日 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構

 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成26年5月24日に打上げた「だいち2号」(ALOS-2)を用いて全球25m分解能の全球森林マップを開発しましたので、本日から無償で公開します(以下のサイト参照)。
 昨年、パリで開催されたCOP21で掲げられた温暖化抑制の目標※を達成するためには、CO2の重要な吸収源である森林を地球規模で把握・保全することが欠かせません。この課題に応えるために、JAXAでは独立行政法人国際協力機構(JICA)と協力して来年度から「森林変化検出システム」を構築します。
 全球森林マップのデータは、この基本情報としても使用される予定です。


2014年5月24日 H2A打ち上げ成功 「だいち 2号」を軌道投入 南日本新聞 2014 05/24 12:34

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日午後0時5分、陸域観測技術衛星「だいち 2号」を搭載したH2Aロケット24号機を種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げた。約16分後、予定していた高度約630キロの軌道にだいち 2号を投入し、打ち上げは成功した。H2Aは7号機から18機連続の成功。


2014年5月24日 H2A射点に移動 24日昼打ち上げ 南日本新聞 2014 05/24 06:30

 三菱重工業は23日深夜、種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げる陸域観測技術衛星「だいち 2号」を搭載したH2Aロケット24号機を、射点に移動した。機体や衛星に異常はなく、24日午後0時5分の打ち上げに向けた作業は順調に進んだ。
 24号機は23日午後11時、組立棟から台車に載せられた状態で姿を現し、480メートル離れた射点まで約30分かけて移動した。24日未明から燃料の充てんなどを始め、打ち上げに備える。


2014年5月23日 H2A、種子島から24日打ち上げ 南日本新聞 2014 05/23 06:30

 三菱重工業は22日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の陸域観測技術衛星「だいち 2号」を搭載したH2Aロケット24号機を24日午後0時5分、種子島宇宙センター(南種子町)から打ち上げると発表した。打ち上げ可能時間は同19分まで。


2014年5月21日 陸域観測衛星「だいち 2号」24日、打ち上げ 南日本新聞 2014 05/21 00:45

 火山や地震による地殻変動など災害の監視能力を強化した陸域観測技術衛星「だいち 2号」は24日、種子島宇宙センター(南種子町)からH2Aロケット24号機で打ち上げられる。地形の変化を捉えるレーダーが初代に比べ高性能になり、3メートルの大きさの物体を見分けられる。災害対策のほか森林の植生監視に役立てるという。


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