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航空自衛隊 イージスアショア (陸上型イージス) 導入 ミサイル防衛強化


陸上イージス 2018年度 予算案計上へ THAADは見送り 2017年6月23日



防衛省は、北朝鮮の弾道ミサイルへの対処能力を高める為、陸上配備型の新たな迎撃ミサイルシステム 「イージス ・ アショア」 の導入に向けた関連経費を 2018年度当初予算案に計上するよう要求する方針を固めました

もう一つの選択肢として挙げられた 「サード」(THAAD 高高度迎撃ミサイルシステム)の導入は見送られる公算です


防衛省は、2017年度予算では、コンピューターのシミュレーションなど新装備の導入に向けた調査費を計上していますが、防衛省内で装備品のあり方などを検討する 「統合機動防衛力構築委員会」 (委員長 若宮健嗣防衛副大臣)を、2017年7月に開き、イージス ・ アショアが適当との意見をまとめる方向で、2018年度予算では イージス ・ アショア に限定した調査費として、概算要求を経て2018年度予算案に計上される見込みです

日本の弾道ミサイル防衛(BMD)は、イージス艦の迎撃ミサイル「SM3」が大気圏外で迎撃、撃ち漏らせば地対空誘導弾「PAC3」が大気圏内で迎え撃つ二段構えで、イージス ・ アショアの導入でイージス艦のみに頼っている部分を補完 ・ 強化することができます




日米企業連合 2陣営 イージスレーダー共同開発 ミサイル防衛強化 2017年5月23日



米レイセオンと三菱電機、米ロッキード ・ マーチンと富士通の 2陣営が、それぞれ、弾道ミサイル防衛の要であるイージスシステムのレーダーについて、日本の高性能半導体を使い、探知性能を向上させる能力向上共同開発の検討が進められており、日本が建造中のイージス艦、さらに導入を検討中のイージスアショア (陸上型イージス)も、いずれかもこの新開発のレーダーを積む可能性があります

レイセオン、ロッキードとも、三菱電機と富士通がそれぞれ手掛ける半導体に注目しており、青色発光ダイオードの材料として知られる窒化ガリウム(GaN)を素子に使った高性能の半導体で、消費電力の低さと高い出力が特徴、レーダーを小型化しつつ、探知距離や識別能力を大幅に引き上げることができます


防空戦闘を得意とし、弾道ミサイル防衛の中核装備であるイージス艦は、上空警戒と低空警戒の 2種類のレーダーを積んでおり、米海軍は 2018年から配備を始める上空用の新型レーダーに、レイセオンが自社製GaNを使って開発した「SPY6」を採用しています

低空用については、従来のものを使い続ける見込みで、米レイセオン社は、これをGaNの技術に定評のある三菱電機と新たに開発したい考えで、米軍の次期イージスレーダーの受注を逃したロッキードも、富士通のGaNを使って自社のレーダーの性能を高めようとしています


北朝鮮は、2017年5月14日、初めて高度 2000キロ超に達した中距離弾道ミサイルに続き、2017年5月21日には、固体燃料を使った別の中距離弾道ミサイルを移動式発射台から発射するなど、ミサイル開発を急ピッチで進めており、ミサイル防衛を強化中の日本は 7隻目のイージス艦を 2020年に、8隻目を 2021年に就役させる予定で、共同開発が間に合えば、この 2隻にはいずれかの陣営のレーダーを積む可能性があります

さらに導入を検討中で、遅くとも 2023年度までに配備を終えることを視野に入れているとされている、イージスアショア (陸上型イージス)についても、この新型レーダーを搭載する可能性があります


防衛装備品の共同開発は、日米とも政府が主導することになり、両国政府とも 2陣営の協議に関心を寄せているとされますが、現時点で関与はしていない模様です

日本の防衛省は、ロイターの取材に対し、「企業活動に関する事柄であり、コメントする立場にない」と回答しており、東京の米国大使館を通して米政府にもコメントを求めたが、現時点で得られていないとし、レイセオン、三菱電機、ロッキードは、コメントを控えると回答、富士通のコメントは得られていないとしています


日米は、現在、イージスシステムから発射する迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を共同開発中で、レーダーの共同開発が実現すれば、両国が弾道ミサイル防衛技術の強化に取り組む2つ目の案件となります




迎撃しにくい 「ロフテッド軌道」 政府が危機感 2017年5月16日



弾道ミサイルのロフテッド軌道と通常軌道の迎撃イメージ図

迎撃しにくい「ロフテッド軌道」、政府が危機感 北朝鮮 読売詳報_緊急特集グループ 読売新聞 2017年05月16日 」 より

政府は、北朝鮮が、2017年5月14日に発射した弾道ミサイルが通常より高い高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、高度 2000キロ超に達したことに危機感を強めています

ロフテッド軌道は落下速度が速いことなどから、現状のミサイル防衛態勢では迎撃が容易ではないとされ、政府は、ロフテッド軌道による発射にも対応可能な新型迎撃ミサイルなどの新装備導入に向け、検討を急いでいます


稲田防衛相は、2017年5月15日、「新たな迎撃ミサイル等の導入によって、ロフテッド軌道による攻撃への対処も含め、我が国の弾道ミサイル迎撃能力はよりいっそう向上する」と語っています

日米両政府が共同開発し、今年度中に開発完了を予定している迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の導入が念頭にあるとみられています




航空自衛隊 イージスアショア (陸上型イージス) 導入 ミサイル防衛強化 2017年5月13日



航空自衛隊 イージスアショア (陸上型イージス) 導入 ミサイル防衛強化 イメージ画像

ミサイル防衛強化「陸上型イージス」導入の方向 北朝鮮 読売詳報_緊急特集グループ 読売新聞 2017年05月13日 」 より

政府は北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、ミサイル防衛態勢強化策として、「イージスアショア」と呼ばれる陸上型イージスシステムを導入する方向で最終調整に入ったことが、2017年5月13日、複数の政府関係者によって明らかになりました

実際の導入は数年後とみられ、防空能力や費用対効果の面で、米最新鋭ミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」よりも適していると判断されました


現在のミサイル防衛態勢は、イージス艦に搭載された迎撃ミサイル「SM3」が最高高度 約 500キロの大気圏外で迎撃、撃ち漏らした場合は地対空誘導弾「PAV3」が地上十数キロで撃ち落とす二段構えとなっています



イージスアショア (陸上型イージス) と THAAD (サード : 最終段階高高度地域防衛) の比較



イージスアショア THAAD
特徴 地上配備型イージスシステム
(固定式)
大気圏外や大気圏突入後の迎撃
(移動式)
1基あたりの費用
(防衛省試算)
800億円 1250億円
日本全土の防衛に必要な基数 2基 6基
総額 1600億円 7500億円
実績 米軍が、ルーマニアに配備済み
2018年ポーランドに配備予定
米軍は、2015年5月時点で、
5個中隊を運用中
2017年3月、在韓米軍への配備開始


5月13日、弾道ミサイル防衛強化の一環として整備を検討している新型迎撃ミサイルシステムについて、日本政府が陸上配備型イージス(イージス・アショア)の導入に傾いていることがわかった。写真は、ルーマニアのデベセル空軍基地に配備された「イージス・アショア」のデッキハウス。2016年5月撮影5月23日、米レイセオンと三菱電機、米ロッキード・マーチンと富士通の2陣営がそれぞれ、弾道ミサイル防衛の要であるイージスシステムのレーダーの共同開発を検討していることがわかった。写真はルーマニア・デべセル空軍基地に配置されている陸上配備型イージス。提供写真(2017年 ロイター)

ルーマニアのデベセル空軍基地に配備された「イージス・アショア」のデッキハウス 2016年5月撮影
(左) 「 陸上型イージスが優勢、日本のミサイル防衛強化策=関係者 ロイター 05月13日 16:21
(右) 「 日米企業がイージスレーダーの共同開発を検討、ミサイル防衛強化=関係者 ロイター 05月23日 14:14 」 より


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関連記事を下記に紹介します



2017年6月24日

稲田防衛相、ハワイで「陸上型イージス」視察へ 読売新聞 2017年6月24日 10:00


 稲田防衛相が7月、米ハワイ州にある陸上配備型イージスシステム「イージスアショア」の実験施設を視察する方向で調整していることが分かった。
 政府関係者が明らかにした。
 日米両政府は7月14日にワシントンで外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開く予定で、稲田氏は、ワシントン訪問前にハワイに立ち寄る。


2017年6月23日

陸上イージス、予算案計上へ THAADは見送り 朝日新聞 2017年6月23日 03:05


 防衛省は、陸上配備型の新たな迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入に向けた関連経費を2018年度当初予算案に計上するよう要求する方針を固めた。北朝鮮の弾道ミサイルへの対処能力を高める狙い。候補に挙がっていた高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD=サード)の導入は見送られる。
 複数の政府関係者が22日までに明らかにした。防衛省は17年度予算でコンピューターのシミュレーションなど新装備の導入に向けた調査費を計上。来年度はイージス・アショアに限定した調査費を盛り込み、防衛力強化を示したい考えだ。7月に防衛省内で装備品のあり方などを検討する「統合機動防衛力構築委員会」(委員長=若宮健嗣防衛副大臣)を開き、イージス・アショアが適当との意見をまとめる方向で、概算要求を経て来年度予算案に計上される公算が大きい。
 日本の弾道ミサイル防衛(BMD)はイージス艦の迎撃ミサイル「SM3」が大気圏外で迎撃し、撃ち漏らせば地対空誘導弾「PAC3」が大気圏内で迎え撃つ二段構え。イージス・アショアの導入で補完する狙いがある。


2017年6月15日

ロシアが日米のミサイル防衛に懸念、在日大使館で説明会 ロイター 06月15日 17:59


 在日ロシア大使館は15日、日本のメディアや自衛隊関係者などを集めて説明会を開き、米国のミサイル防衛(MD)システムや、日本が検討している新型迎撃ミサイルの導入に懸念を示した。
 ビリチェーフスキー公使参事官は、米国がアラスカ州や東欧に配備したMDシステムに言及。ロシアの弾道ミサイルを米国が迎撃する模擬実験の映像を紹介しながら、「米国は北朝鮮とイランのミサイルの脅威を口実に、ロシアの弾道ミサイルを破壊するための戦略ミサイルを展開させ、抑止力のバランスを崩している」と訴えた。
 同公使参事官は、在韓米軍が配備した新型迎撃ミサイル「THAAD(サード)」も、ロシアと中国の懸念を招いていると指摘。さらに、日本が陸上配備型ミサイル「イージス・アショア」またはサードの導入に向けた検討を進めていることに触れ、「日本が米国のグローバル(地球規模)なミサイル防衛システムの一部になる前に、ロシアの立場、懸念を説明した」と、説明会を開いた理由を語った。


2017年5月23日

日米企業がイージスレーダーの共同開発を検討、ミサイル防衛強化=関係者 ロイター 05月23日 14:14


 米レイセオン<RTN.N>と三菱電機<6503.T>、米ロッキード・マーチン<LMT.N>と富士通<6702.T>の2陣営がそれぞれ、弾道ミサイル防衛の要であるイージスシステムのレーダーの共同開発を検討していることがわかった。両陣営とも日本の高性能半導体を使い、探知性能を向上させることが狙い。
 日米の複数の政府・業界関係者が明らかにした。日本が建造中のイージス艦、さらに導入を検討中の陸上配備型イージスも、いずれかのレーダーを積む可能性がある。
 レイセオン、ロッキードとも、三菱電機と富士通がそれぞれ手掛ける半導体に注目している。青色発光ダイオードの材料として知られる窒化ガリウム(GaN)を素子に使った高性能の半導体で、消費電力の低さと高い出力が特徴。レーダーを小型化しつつ、探知距離や識別能力を大幅に引き上げることができる。
 防空戦闘を得意とし、弾道ミサイル防衛の中核装備であるイージス艦は、上空警戒と低空警戒の2種類のレーダーを積む。米海軍は2018年から配備を始める上空用の新型レーダーに、レイセオンが自社製GaNを使って開発した「SPY6」を採用した。


2017年5月16日

迎撃しにくい「ロフテッド軌道」、政府が危機感 北朝鮮 読売詳報_緊急特集グループ 読売新聞 2017年05月16日


 政府は、北朝鮮が14日に発射した弾道ミサイルが通常より高い高度に打ち上げる「ロフテッド軌道」で発射され、高度2000キロ超に達したことに危機感を強めている。
 ロフテッド軌道は落下速度が速いことなどから、現状のミサイル防衛態勢では迎撃が容易ではないためだ。政府は、ロフテッド軌道による発射にも対応可能な新型迎撃ミサイルなどの新装備導入に向け、検討を急いでいる。
 稲田防衛相は15日の参院決算委員会で、「新たな迎撃ミサイル等の導入によって、ロフテッド軌道による攻撃への対処も含め、我が国の弾道ミサイル迎撃能力はよりいっそう向上する」と語った。日米両政府が共同開発し、今年度中に開発完了を予定している迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の導入が念頭にあるとみられる。


2017年5月13日

ミサイル防衛強化「陸上型イージス」導入の方向 北朝鮮 読売詳報_緊急特集グループ 読売新聞 2017年05月13日


 政府は北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、ミサイル防衛態勢強化策として、「イージスアショア」と呼ばれる陸上型イージスシステムを導入する方向で最終調整に入った。
 複数の政府関係者が明らかにした。防空能力や費用対効果の面で、米最新鋭ミサイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD)」よりも適していると判断した。
 自民党の検討チームが3月に弾道ミサイル防衛強化を求める提言をまとめたことを受け、防衛省は若宮健嗣副大臣をトップとする検討委員会で新装備導入に向けた議論を加速させており、夏までに結論を出す方針だ。実際の導入は数年後とみられる。
 現在のミサイル防衛態勢は、イージス艦に搭載された迎撃ミサイル「SM3」が最高高度約500キロの大気圏外で迎撃し、撃ち漏らした場合は地対空誘導弾「PAC3」が地上十数キロで撃ち落とす二段構えだ。


2017年5月13日

陸上型イージスが優勢、日本のミサイル防衛強化策=関係者 ロイター 05月13日 16:21


 弾道ミサイル防衛強化の一環として整備を検討している新型迎撃ミサイルシステムについて、日本政府が陸上配備型イージス(イージス・アショア)の導入に傾いていることがわかった。THAAD(サード)より迎撃範囲が広く、少ない配備数で済むほか、洋上で警戒任務を続けるイージス艦の負担を減らせるとみている。
 政府は米軍の試験施設があるハワイへ5月中にも視察団を派遣するなどし、今夏までに決定する。複数の政府・与党関係者が明らかにした。
 イージス・アショアは、イージス艦に搭載している迎撃ミサイルシステムを陸上に配備したもの。高度1000キロ以上に達する日米共同開発の迎撃ミサイルSM3ブロック2Aを発射可能で、2─3基で日本全土を防衛できるとされる。
 もう1つの選択肢であるサードは、宇宙空間で迎撃するSM3と、地上近くで迎撃するパトリオット(PAC3)の間の高度で弾道ミサイルを撃ち落とす。SM3とPAC3をすでに保有する日本にとっては、迎撃態勢が3層になるメリットがある。在韓米軍はさきごろサードを配備した。


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